山里の暮らしに関する一考察

本州内の町で、人口密度が下から2番目の小さな町・宮城県七ヶ宿に所在する社内で最小の事業所、七ヶ宿林業所のブログです。

後生枝

2014-04-13 21:00:47 | ブログ
林業会社に勤務しているものの
普段の業務では現場作業に従事しているわけではないので
チェンソーを手にするのは、担当している大黒柱ツアー関係ぐらいなのもので
ツアーの殆んどが週末に行われる関係上
いわゆる週末キコリのワタクシであります。

今週はツアーが無かったので
家の仕事で週末キコリを相務めました。

Dsc_0009

伐採したのは、家屋の障害となっている
カシワとコナラ&カシワのハーフ
我が家がこの地を造成する時点で38年生ぐらい
と言われていた雑木林由来の木なので56年生

コナラ&カシワのハーフは周りのカシワよりよく育っており
胸高断面積で約4倍の直径40㎝を超える大物で
家の近くに立っているのでチョット緊張しましたが
無事に伐採することが出来ました。
Dsc_0011

元々、林の中に立っていた樹だったので
6mぐらいまで枝が無く通直な幹をなしていたのですが
周りの樹を伐ったことから、数本の後生枝が発生していました。
スギの場合の後生枝↓
20130804220711908
光環境を激変させてしまうと、幹を隠すがごとく枝の無かったところから
枝が発生することを後生枝・不定芽と称します。

この枝は突然幹の外側から発生するわけではなく
幹の中心にある髄から由来するものなので
後生でも不定でもないんですね~
 
今回倒した木では、この節が後生枝で心材が未形成なので
突然生えた感じですが
Dsc_0013_2

割ってみると、連絡している小さな節が確認できます。

Dsc_0015_2

別な呼び名に変えればいいのに・・・忍び枝とか




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