山里の暮らしに関する一考察

本州内の町で、人口密度が下から2番目の小さな町・宮城県七ヶ宿に所在する社内で最小の事業所、七ヶ宿林業所のブログです。

傘寿の山業

2013-02-16 09:20:59 | 山里の
このブログで、何度かご紹介しております
我が社のOB達は1932~33年生まれの同級生で
今月でめでたく全員(3人)傘寿をお迎えになられました。

「膝が…」、「腰が…」と仰られておりますが
冬でも家にこもると具合が悪くなるらしく
各々山へと向かいます。

炭焼きをしている前所長のニーヤマさんと
元エース木伐りのタナカさんは
町内外から寄せられるの注文に応えるべく
積雪期にもかかわらず、炭原木の搬出に勤しんでいます。
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↑の現場は昨年春の強風により
集団的に倒伏した針葉樹林を
近在の木材業者が伐採搬出した奥にあります。

この急な道は、その際に大型重機(20tクラス)
で開設された搬出路で
その道を農業用の運搬車で登って行きます。
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業者が作った道は目的地手前で途切れているので
唐鍬とツルハシで延伸したそうです。
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ここから先は、更に狭い沢になっているので
雪を踏み固め、木馬(キンマ)で搬出です。
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伐採、玉切り後に斜面から手まくりで集め
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橇に積み込み
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(舵棒に絡めたロープはブレーキ)

ロープを緩めつつ、引っ張ります。
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動画の埋め込みが作動しないので
動いている様子(←click!)

運搬車の積み込み箇所にマクリ落とし
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凍み融けで滑りやすい斜面を
トビ使いでスイスイ降りて
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運搬車で林道⇒軽トラに積み込み
炭窯まで運びます。
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お達者な80歳です。