拙宅のある東大阪市は
隣の八尾市柏原市とともに
中河内(なかがわち)地方と呼ばれています。
河内地方では
江戸時代の初めから
ワタが栽培されていました。
河内平野を南北に流れていた
大和川は暴れ川で
住民は毎年のように
洪水に苦しめられていました。
1704年
中 甚兵衛さんの努力で
大和川は真っ直ぐ大阪湾に
注ぐように付け替えられました。
大和川の付け替え←クリック
それまでの川床が
新田(鴻池新田など)として開発され
ワタ栽培が益々盛んになり
「河内木綿」は全国的に
有名になりました。
そんな歴史的背景もあって
我が東大阪市でも
ワタを植栽している
家が多いのです。
最近は洋ワタが
多く植えられているようです。
花がしぼむとピンク色になります。
花がらを外すと
もう小さな果実が見えています。
畑のおじさんに聞くと
花が咲き終わっておよそ1ヶ月で
コットンボールができるそうです。
洋ワタのコットンボールは
上向きにはじけます。
原産地は雨の少ない地方なのでしょう。
ちなみに在来種の和ワタは
花の中心が濃い紅色をしていて
コットンボールは下向きにはじけます。
日本の風土に合っていますよね!