木曽Now

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河内木綿

2016年08月27日 06時48分59秒 | 日記

拙宅のある東大阪市は
隣の八尾市柏原市とともに
中河内(なかがわち)地方と呼ばれています。

河内地方では
江戸時代の初めから
ワタが栽培されていました。

河内平野を南北に流れていた
大和川は暴れ川で
住民は毎年のように
洪水に苦しめられていました。

1704年
中 甚兵衛さんの努力で
大和川は真っ直ぐ大阪湾に
注ぐように付け替えられました。
大和川の付け替え←クリック

それまでの川床が
新田(鴻池新田など)として開発され
ワタ栽培が益々盛んになり
「河内木綿」は全国的に
有名になりました。

そんな歴史的背景もあって
我が東大阪市でも
ワタを植栽している
家が多いのです。
最近は洋ワタ
多く植えられているようです。






花がしぼむとピンク色になります。


花がらを外すと
もう小さな果実が見えています。














畑のおじさんに聞くと
花が咲き終わっておよそ1ヶ月で
コットンボールができるそうです。
洋ワタのコットンボールは
上向きにはじけます。
原産地は雨の少ない地方なのでしょう。

ちなみに在来種の和ワタは
花の中心が濃い紅色をしていて
コットンボールは下向きにはじけます。
日本の風土に合っていますよね!