『名も無く豊かに元気で面白く』

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円安防止の切り札「リパトリ減税」6月の骨太方針明記の可能性?

2024-05-12 04:34:39 | 日記
日本は世界最大の対外債権国であり、昨年末で約1500兆円に上る海外金融資産を保有している。円安の進行と並行して膨れ上がっている。その海外資産の一部は、外貨準備高で183兆円だが財務省は1割程度しか為替介入が出来ない。既に3~4回介入しいるという噂もありそろそろ玉切れの可能性がある。
そこで、円安対策として、海外資産を本国に送金する日本企業の法人税を減税する「リパトリ減税」が導入される可能性が出てきた。外貨を国内に還流させて円への交換を促す狙いがあり、6月にまとめる経済財政運営の指針「骨太の方針」に内容が盛り込まれるか注目されている。28日投開票の衆院3補欠選挙に自民党が全敗したこともあり、岸田文雄首相(党総裁)も支持率回復に向け、国民受けの良い円安是正策として、減税策を打ち出す可能性がある。
民間資産の一部でも還流させるようにすれば、大規模な円買い、ドル売りが起きる。還流策の代表例が「リパトリ減税」で、海外資産を本国に送金する企業の法人税を減税する。米国では2005年の1年間に限り、当時のブッシュ政権が「本国投資法」に基づき実施し、ドル相場を15円程度上昇させた。
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