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『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

景気が回復する中、人手不足が深刻

2017-04-27 07:13:40 | 日記

 宅配便最大手のヤマト運輸が9月をめどに、27年ぶりに人手不足による基本運賃を引き上げる方針を発表しましたが、介護サービス業界のように新規参入増加などの理由で、料金に転嫁出来ない業種もあります。筆者が所属する不動産業界でもここ二年増加傾向にあり、広告媒体の活用が下手な会社や慢性的な人手不足の小規模事業者は厳しい経営を強いられています。一方伸びている業種も数は少ないですがあり、経営者の判断がそこで働く従業員達の明暗を分けます。

以下コピー

企業倒産の減少傾向が続く中、成長産業とされてきた介護業界で倒産が急増している。東京商工リサーチによると、2016年の老人福祉・介護事業者の倒産は前年比4割増の108件と、00年の調査開始以来、最も多かった。競争激化や人手不足、介護サービスの公定価格に当たる介護報酬の引き下げが背景にあり、今後も厳しい経営が続きそうだ。

 負債総額は5割増の94億円。倒産件数の7割は従業員5人未満で、小規模事業者が目立つ。

 介護サービス分野では、00年の介護保険法施行を機に、ビジネスチャンス拡大を見込んだ異業種からの新規参入が相次いだ。厚生労働省によると、訪問介護・通所介護の施設・事業所数は15年に7万8229カ所と、00年(1万7870カ所)の4倍以上。生き残り競争は厳しく、16年の倒産の8割が訪問介護や通所介護などの事業者だった。

 また体力・精神的にきつく給与水準も低いイメージの介護業界では人手不足が恒常化。サービス提供が困難になり経営が行き詰まったケースもある。

 介護報酬改定も経営悪化に拍車を掛けた。介護報酬は介護サービスの対価として事業者が受け取るお金のことで、国が3年ごとに見直す。前回の15年度改定は総額マイナス2・27%。公費支出や利用者の自己負担が減る一方で、介護事業者の収入は減った。

コメント (2)
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