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『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

❝続・下流老人・藤田孝典著❞増え続ける貧困高齢者

2017-04-09 08:57:55 | 日記

今回は❝続下流老人❞を読んでの感想です。下流老人の最大の特徴は3つのない。「収入が少ない」「貯蓄が少ない」「頼れる人がいない」団塊の世代が後期高齢者を迎える2025年問題を控えて下流老人が急増中だそうです。一説には1000万人を超えているとの調査結果もある。下流老人にならないためには出来るだけ長く働かなければならないが、一方「頼れる人がいない」というのは現役時代の生き方に問題があります。仕事一筋で、企業戦士として働き、家庭や地域、学生時代の友人と深いつながりを持たなかったためでしょう。出世といってもたかが知れているし、一旦レールから外れると目も当てられない。まさかの結婚していた娘や息子が「シングルマザー・シングルファーザー」として孫を連れて出戻りすれば、「頼られる人となり」状況は一変する。このような事態に対応できるのは、普段の生活は質素にする。孫に対しても高望みを辞める。健康に留意し出来るだけ仕事を続けることだ。ただ、「物神崇拝(フェティシズム)に陥れば、(人々がお金や商品のもつ力を崇拝し、その意識自体が行動を決める)何のために生きているのか分からなくなってしまう。」退職後にやっていれば良かったと、後悔する項目で一番上は、預金ではなく、退職後も所得向上に役立つ専門的スキルの取得だそうです。政府も高齢化社会対策として、65歳以上でも、社会の担い手として活躍できる社会を目指すとしています。もはや、生涯現役社会なのです。

コメント (5)
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