西武鉄道武蔵藤沢駅からバスで、三井アウトレットパーク入間に行きました。西武鉄道は、新CIでイメージが一新されようとしています。4月にオープンしたアウトレットは、規模が大きくて様々な業態を内部に取り込んでいました。
武蔵藤沢駅は、西武線の駅とは思えないほど明るく開放的なデザイン
西武鉄道とファミリーマートが提携した駅のコンビニ「Tomony」
三井アウトレットパーク入間
様々な業態が相互に集客に貢献していることが容易に想像できます
併設されたホールセールのCostcoを含めたモールは、コンビニや飲食店などの業態が取り込まれて、その顧客吸引力は巨大です。
アウトレットパーク入間に限らず、こうしたモールに車で来れば、日用品から買回品、一部専門品までそろいます。ブランドものを選び、ゴハンを食べて、ホールセールで一週間の買い物を済ませる、周囲のファミリーの消費生活の大きい部分を一つのモールが持っていくということが現実に起こっているようです。
これでは、個店もチェーン店でさえもさらに厳しい状況が続くのは目に見えています。ロードサイド店飲食店の不振は現実のものであり、外食産業の一部大手企業は出店の対象をフードコートへシフトしつつあります。
巨大な掃除機のように顧客を吸引するモールに個店が対抗する方法は、違いを明確に出すことしかありません。モールには何でもありますが、「ここにしかない」ものは一つもありません。また、モールでは「ここにしかない」売り方もできません。つまり、商品の差別化か売り方の差別化がポイントです。中小小売店の皆さん、相手の弱点は明確です。答えは弱点を責めることにあります。
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