中小企業診断士 福田 徹 ブログ

経営コンサルタント・中小企業診断士・ビジネスファシリテーターによる経営者・起業家・管理者向けブログ

中小企業大学校のゼミとは?:診断士養成課程

2008年08月30日 | 福田徹の中小企業大学校診断士養成課程

 中小企業大学校の中小企業診断士養成課程には、演習や全5社の実習の他にゼミがあります。今回は養成課程に興味をお持ちの方のために、大学校のゼミの様子をお伝えします。
 以下に挙げるのは新養成課程4期「製造業の情報化(大島)ゼミ」ゼミ長の当時の公開日記(mixi)です。

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『ゼミ自主研究日の昼休み』

大学校にはゼミって言うのもあって

僕らのゼミは「製造業の情報化支援」がテーマ。
業務フローを書いたり、DFDや要件定義書の作成と提案までを
一つの企業を4ヶ月にわたり飛び飛びに訪問して行っていく。

診断士(になろうというわけ)だから部分最適にならないように
(全体最適をめざして)企業の全体像を把握することからはじめ
問題、課題、解決策とつめていく。
といっても
時間がないのでそのあたりは流してやっている。

さて
わたしはSEでもプログラマでも製造業出身でもない素人。
製造業出身で頭の切れる副ゼミ長や二人のSE出身者に助けられながら進めている。



現在は現状業務フローを完成し改善フローを作ろうと言うところ
製造業の工場対象だけど当然営業部門や協力会社との関係、顧客とのやり取りも部分も。
やってみて初めてわかることだけど
知らない会社の業務フローを書くことは非常に大変な作業。
細かいところにはまりだすとキリがないし
本質を見失う。

ヒアリングしても
相手の立場(例:営業と製造)や
レベル(知識、認識と権限)で言うことが違う。
場合によっては間に板挟みだな。

帳票は表に出るものは清書版で
実際は個人のメモや個人のエクセルデータなどで
管理されていたり。


先生によると
実際のシステム導入では
「業務フローやDFD段階でちゃんと作らないから、
あとでSEが苦労するんだよ」
とのこと。


そりゃそうだ
コーディングやテストが始まっている段階で
こんな複雑なことに巻き込まれたら
たまったものじゃないよな。

それにしても
SEって大変だね。
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 いかがでしょう。雰囲気は伝わるでしょうか。期によって違いますが、他に「マーケティング」「バランススコアカード」「IPO支援」などの中から選択します。上の日記の「わたし」は門外漢にもかかわらず、図々しくゼミ長をやり、自分の領域を広げさせてもらいました。
 ゼミがあることは、私が大学校の養成課程をお薦めする理由の一つです。約4ヶ月間にわたり、その道のプロについて企業を診ることができるのカリキュラムは、中小企業大学校にしかありません。  

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 さて、中小企業大学校の第8期中小企業診断士養成課程の受講生募集が始まります。募集要項はこちらから確認できます。第8期には、今年度の1次試験合格者も応募可能です。申込書類作成には、多少の時間が掛かります。1次試験合格発表待ちの方で興味が有る方も、早めに募集要項を確認しておくことをお薦めします。

第8期中小企業診断士養成課程募集日程 定員 40名










1 募集期間 平成20年9月1日(月曜)~9月12日(金曜)
2 開講日 平成20年12月4日(木曜)

 今回募集の第8期は、平成20年12月4日~翌21年6月30日までの7ヶ月間のコースです。昨年度または、今年度の診断士1次試験合格者(今年度は予定者)の方は、養成課程修了による資格取得の機会です。是非ご検討下さい。