価値観の問題だとその人は語りました。
ある商工会議所経営指導員とじっくりとお話しする機会がありました。その人は、地元の人と共に生きていきたい、そう決めているといいます。
彼は神主さんであり、消防団で活躍し、商工会議所で仕事することで、地元の中で生きています。商工会議所職員は地元の中心でありたいという信念と、彼が地元で生きていくことに見いだした価値に支えられて日々活動しています。経営指導員としてのご本人の理想は、「担当外のことでも(指名されて)よばれること」、「○○がいるから会員を続けている」といわれることだそうです。地元の人に貢献することに価値を見つけて生きる彼にとって、商工会議所の職員であることは、仕事ではなく生き方なのでしょう。神主さん、消防団員、経営指導員として地域を支え、そのことが自分の喜びであると自覚されているのです。
話をさせていただいた席でも、彼は席を盛り上げる役回りを楽しそうにこなします。しかし一方で、きわめて論理的な話し方をされるとても聡明な面をもつ人でもあります。人の考え方の基準=価値観をどこに置くかは本人にしか決められません。いろいろと生き方の選択肢があるなかで「これ」と一つを選ぶことはとても難しいことです。聡明な彼は、多くの選択肢の中からハッキリと「地元で生きる」と選択したのです。選ぶということは、他の選択肢を捨てるということです。だから、これからもずっと彼は地元と共にあり続けるのでしょう。
彼の話を聞きながら、その選択の潔さに心を打たれました。こういう人が、実際に地元を支え、そしてその地道な活動がこれからの日本を支えていくのです。
ある商工会議所経営指導員とじっくりとお話しする機会がありました。その人は、地元の人と共に生きていきたい、そう決めているといいます。
彼は神主さんであり、消防団で活躍し、商工会議所で仕事することで、地元の中で生きています。商工会議所職員は地元の中心でありたいという信念と、彼が地元で生きていくことに見いだした価値に支えられて日々活動しています。経営指導員としてのご本人の理想は、「担当外のことでも(指名されて)よばれること」、「○○がいるから会員を続けている」といわれることだそうです。地元の人に貢献することに価値を見つけて生きる彼にとって、商工会議所の職員であることは、仕事ではなく生き方なのでしょう。神主さん、消防団員、経営指導員として地域を支え、そのことが自分の喜びであると自覚されているのです。
話をさせていただいた席でも、彼は席を盛り上げる役回りを楽しそうにこなします。しかし一方で、きわめて論理的な話し方をされるとても聡明な面をもつ人でもあります。人の考え方の基準=価値観をどこに置くかは本人にしか決められません。いろいろと生き方の選択肢があるなかで「これ」と一つを選ぶことはとても難しいことです。聡明な彼は、多くの選択肢の中からハッキリと「地元で生きる」と選択したのです。選ぶということは、他の選択肢を捨てるということです。だから、これからもずっと彼は地元と共にあり続けるのでしょう。
彼の話を聞きながら、その選択の潔さに心を打たれました。こういう人が、実際に地元を支え、そしてその地道な活動がこれからの日本を支えていくのです。