最も長い宰相という立場は名誉なのだろう。内閣はじめ側近からは首相を称える発言が相次ぐ、”安倍首相ほどの外交成果を上げた首相はいない”と、とある怪文書は言う。確かに、これだけフットワークが軽く、各国に乗り込んで外交を展開する首相はかつていなかったことは事実である。そこは評価してもいい、しかしながら、外交とは”お接待”とか”お付き合い”をすることなのか?ゴルフをすることか?一緒に温泉に入ることなのか?そこに確たる日本としての外交姿勢はあるのか?もう一度問うべき問題があるように見えて仕方がない。日本の安全保障のためには、今はロシアとの平和条約締結を急ぐべきである。もちろん、四島変換が世論であることは十分承知しているが、今はそれを置いてでも平和条約を結ぶべきであろう。首相は自らの信念で批判を受けて立つ覚悟を決めよ。もう十分ではないか...自らの名誉は十分だろう。これからは日本の未来のために働いて欲しい。
最も長い宰相という立場は名誉なのだろう。内閣はじめ側近からは首相を称える発言が相次ぐ、”安倍首相ほどの外交成果を上げた首相はいない”と、とある怪文書は言う。確かに、これだけフットワークが軽く、各国に乗り込んで外交を展開する首相はかつていなかったことは事実である。そこは評価してもいい、しかしながら、外交とは”お接待”とか”お付き合い”をすることなのか?ゴルフをすることか?一緒に温泉に入ることなのか?そこに確たる日本としての外交姿勢はあるのか?もう一度問うべき問題があるように見えて仕方がない。日本の安全保障のためには、今はロシアとの平和条約締結を急ぐべきである。もちろん、四島変換が世論であることは十分承知しているが、今はそれを置いてでも平和条約を結ぶべきであろう。首相は自らの信念で批判を受けて立つ覚悟を決めよ。もう十分ではないか...自らの名誉は十分だろう。これからは日本の未来のために働いて欲しい。
グローバリズムというのは、一言で言うとグローバル企業中心主義にほかならない。それも中小企業ではなく国籍を固定させずにタックスヘイブンによる恩恵を受ける国際企業が有利になる制度だ。技術を持つ企業の株式を買い取って企業買収をやりやすくするなどの、やりたい放題を許すための思想にほかならない。一国に税金を払わない企業は関税が低くなるほど有利になる。それだけでなく、移民の自由化を進めれば、安い労働者を雇ってコストを削ることができる。そのしわ寄せを受けるのは、国籍選択の自由がない通常の国民と中小企業だ。賃金も下がり治安も悪化する。イギリスでなぜブレグジットが選択されたのか?その理由は明らかだ。グローバリズムで貧困化した国民がグローバリズムに反旗を翻したからだ。トランプ現象も同じである。振り子は極端から極端に振れる。今はグローバル企業優先に振れすぎている振り子を戻すべき時だ。
お役所仕事とGDP、あまり関係がなさそうに見える。しかし関係は大アリだ。マネーストック(M)と呼ばれる市場のお金の総量は、銀行の貸し出しにより増え、返済により減る。また政府の公共投資により増え、税金を増やすことで減る。こういう仕組みだ。だがGDPにはもうひとつの重要な要素がある。それが貨幣の流通速度(V)だ。お役所が土地の開発許可を1ヶ月で下ろすのと、1年かけるのと、どちらがGDPに貢献するのか?それは許可が早く降りて工事が早く着工する方がGDPが増えるのだ。トランプ大統領が規制の緩和を積極的に行っているのは、この、「資金の回転速度」を早めるためなのだ。MV=PT、これが交換方程式と呼ばれる経済指標だ。小さな政府には、資金の回転速度をはやめる効果がある。経済再生にはここも重要なポイントとなろう。
政府の側だけでなく、国民にも経済に対する理解が必要だと感じる。国の財政を一家の家計に置き換えて考えている人は多いが、それはそもそも土俵が違うのだ。国の赤字というが、それはそもそも”政府の赤字”なのであり、政府の赤字は所得移転で国民の資産(黒字)そのものなのだ。経済学にはMV=PTなる交換方程式という有名な公式がある。Mはお金の量(マネーサプライ)、Vはお金の流通速度を現す。銀行ではほぼ全ての大型決済が行われるので、この数字はほぼ正確に把握できる。大まかにはこれがGDPなのだが、消費税を増税することでお金の総量(M)も、流通速度(V)も減少する。消費税は所得移転で政府の黒字、国民の赤字だからだ。経済が悪い時にはお金の流通量と回転速度を増やさねばならない。今政府がやろうとしていることは完全な逆なのだ。