安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

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マネーストックを簡単に(手っ取り早く)増やす方法

2019-06-11 20:48:12 | 政治

経済学者が専門的な用語を多用することで、素人には経済学がとっつきにくくなっていますので
私めは、できる限り分かりやすく用語を解説しながら、今できる経済政策について提言してみたいと思っています

マネーストックとは、まあ簡単に言うと、我々一般庶民があつかっているお金の総量のことです
なぜ、このマネーストックという専門用語を使わなければならないかというと、実はマネタリーベースと区別するためです
マネタリーベースとは、まあこれも専門用語ですが、一般庶民には関係のない”天上人のあつかうお金”のことです、余計わかりにくいですかね?
もっと分かりすく言うと、日銀という、一般庶民には縁のない世界の中でのみ、動いているお金と、発行紙幣(硬貨も含む)の合計のことです
まあこのマネタリーベースのことは置いておきましょう。今はマネーストック...つまり現実世界に流れるお金の総量を増やす方法です

このマネーストックを増やす一番手っ取り早く、かつ簡単な方法は何かといいますと
答えは 国が減税すること です

この方法は、明日からでも、実施したその日から増やすことのできる、超簡単かつお手頃な方法なのです

例えば消費税

みなさん、あまり考えたことはないでしょうが
①みなさんがお店で買い物をした瞬間に、その買い物代金の8%は”天上人(政府)の所有”になるのです
②この消費税がもし無くなったとすると、価格が変わらなかったとしても、その8%分は、”庶民(お店)の所得”になります
③その8%分をお店が値下げしたとすると、その8%分は、”庶民(みなさん)の所得のまま”なのです

専門的に言うと、①では、8%はマネタリーベースに戻されて、国民とは関係のないお金になります
②や③の場合は、8%はそのままマネーストックとして、市場経済に残り、流通します

お分かりでしょうか?

消費税が8%である今が、経済対策の最大のチャンスなんです!!

今、政府は金融緩和政策を続けていますが、基本的に増やしているのは”マネタリーベース”なんです
政府は金融緩和で”マネタリーベース”を増やしながら、一方で、消費増税によって”マネーストック”を奪い取っているんです

まあ、これでは金融緩和が成果を出す事はありませんわね
一方でアクセル(しかも間接的な)、一方で強烈なブレーキを踏んでいる...絶讃錯乱中...というところでしょうか?
マネタリーベースを増やしても、マネーストックは直接的には増えないんです
マネタリーベースとは、基本的に銀行の預金(日銀当座預金)のことですから
銀行が貸し出しを増やさない限り、マネーストックは増えないのです...つまり間接的な金融緩和策ということですね
一方で消費増税とは直接的にマネーストックからお金を抜き取ります
どっちが効果が大きいでしょうかね?

まあ、これが分からないのが、今の経済学の限界なんです
頭でこねくり回したところで、すべて”机上の空論”です
現実的には、やはり減税政策を実施すべきでしょう
私はそう思いますね



コメント
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