いや~、トランプ関税ショックにマスコミも政財界も大騒ぎですね
わたしは基本的に、ピンチはチャンスの裏返しだと思うんですよ
だからいま、アメリカは根本的な社会構造の変革期に入っていて、いろんな意味でチャンスが訪れようとしているのです
一つヒントを述べるとすると、トランプ大統領の経済ブレーンの考え方は、基本的に「サプライサイド」なのです
サプライサイド、つまり供給側を中心に考える経済学です
ですから、インフレを退治するためには「供給を増やせ」という考え方になります
一方、日本政府は今、基本的にデマンドサイド、つまり需要重視の経済政策と言えます
銭を恵んでやれば国民はお金を使うだろう、ということで、ネズミ小僧のように一生懸命お金を配っているわけです
そしてもう一つ、「働き方改革」で、余暇を作ってやれば、国民はもっと「遊び」にお金を使うだろうと思っているわけです
私は今の日本政府の考え方に、根本的な間違いがあると思っています
「生産性」を上げることが、インフレ退治の王道であることを知らないわけです
例えば、電気料金を下げるには、生産性の低い太陽光などの再生エネルギーを減らして効率のいい熱源を使えばいいわけです
生産性というのは、ただ人間の労働力だけではなくて、あらゆるものに生産性が高いものと低いものがあるわけですからね
また、鉄を作る製鉄技術には「水素還元法」というのがありますが、これはCO2排出量を減らす効果があると言われるものの
コストが高く、競争力が落ちるわけです。。。コストが高いというのは、何かしら非効率なところがあるわけで
要するに、非効率な過程を持つ「水素還元製鉄」は、「生産性が低い」という結論になります
公害を出すような技術はどうかとは思いますが、CO2のように眉唾な話に、あまりコストをかけることもないでしょう
エネルギーの生産性を上げるという意味では、生産量を上げてコストを下げるという事もあります
トランプ大統領はアメリカの原油価格を下げるために、アメリカ国内の原油生産量を増やそうとしています
実際増えていると思います
アメリカの心ある人たちも指摘していますが、トランプ関税が失敗するかどうかは、結果を見ないと分からないところがあります
結局、輸入に頼っていた物品を、国内の生産性を上げて国内供給していけば、雇用と賃金の上昇を伴って
健全な弱インフレ状態に落ち着いてくる可能性はあるのではないでしょうか?
これから世界は「経済のブロック化」が始まっていきます
なぜなら、これからはアメリカ頼みの、輸出による経済発展モデルが崩壊するからです
アメリカはいずれこのような方向に舵を切らざるを得ないと、私は思っていました
なぜなら
例えば、リーマンショックの原因は、サブプライムローンの崩壊から始まったわけですが
サブプライムローンというのは、アメリカの低所得者、つまり信用の低い顧客への住宅ローンだったわけで
その住宅ローンの債権を細かく分割して、債権商品という金融投資商品という形にして
世界中の投資家に売りまくったところ、それが爆売れして、債権がどんどん値上がりしてしまったわけです
そのせいで、「サブプライムローンの金融商品をもっと売ってくれ」という投資会社や銀行が続出し
アメリカの銀行は、信用の低い顧客にもどんどん住宅ローンを貸し付けて、金融商品を量産していったわけです
おかげで、バブルがはじけるときはいっせいに弾け飛び、リーマンブラザーズの破綻を発端にして
世界中で金融危機を招いてしまったわけです
そしていまのアメリカは、中産階級が非常に貧しくなっており、クレジットカードによる個人の借金額は過去最高になっています
これまで、アメリカに商品をどんどん輸出して儲けてきた中国や東南アジアやEUや日本ですが
アメリカの個人消費も、ほぼ限度のところにまで来つつあるわけです
なぜなら、みんな貧しくなっていて、中産階級が低所得者層になってしまっているから。。。
つまり、アメリカ人はもう「借金するのは限界」なのです
だからこそ私は、トランプのように「アメリカ人を豊かにする必要がある」と考える人が出てくると思っていました
アメリカ人のための雇用を生み出し、アメリカ人を豊かにする必要がある
それがトランプの考え方なのでしょう
私はね、トランプさんの考え方に一も二もなく賛成です
アメリカ国民は、一部の人だけが豊かになるだけではだめで、国を挙げて物づくり国家にならないといけませんよ
みんなが懸命に働いて給料をどんどん稼ぐ。。。そうであってこそ、アメリカは本当に偉大になるのです
日本の評論家など、本当のところは何にも分かっちゃいないと思いますよ
トランプ関税ははっきり言って、アメリカの悲鳴なんです
これ以上、アメリカ人の雇用を奪わないでくれ。。。そう言っているんですよ
とにかく私は、トランプ革命を心から応援し、日本にもまた、精神革命が起きることを望むものです
それではまた
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