石田さんと及川さん、やはりシンクロしていますね
重要な動画を二つ、ご紹介します
デダラリゼイション(脱ドル化)と言うのだそうですが、これは1970年代にも一度起きたことで
その時にはドルと金の等価交換(金本位制)の崩壊が引き金となったわけですが、その時は米国のキッシンジャー国務長官が
中東各国などを歴訪しまくり、石油のドル決済制度(石油本位制)の合意を取り付けて制度化させたことで、ドルの安定は保たれました
及川さんの動画の11分ごろから説明していることですが、アメリカは他国に「決済準備通貨」としてドルを持たせることで
ドルを大量発行しても価値が下がらないようにしていました。。。つまり、ドル需要があるのでインフレにならなかったわけです
1990年代頃、すでに大川隆法幸福の科学総裁は、アメリカがドルをたくさん発行できる背景は、「軍事力」だと語っていました
そのころの私は、世界経済のことに詳しくなかったので、意味が分からなかったのですが、今ならその意味がはっきり分かります
歴代のアメリカ大統領が、サウジアラビアを「中東の盟主」として、UAE(アラブ首長国連邦)などとともに軍事支援をして守ってきたのも
ペトロダラー(石油取引決済の裏付けのあるドル)としての地位を維持するためのものでした
それがここにきて、事情が変わってきました。。。ドルの決済通貨としての地位が低下し始めたわけです
背景には、「アメリカが必要とされなくなってきた」という事情があるわけです。。かつてアメリカは「横暴だが頼りになる」存在だった
でも今のアメリカは、「ただ横暴なだけ」になってきた。。。という事だと思います
私は、この「ドルの価値の転落」について、思う事があるわけです。。。「日本も他人事じゃない」。。。。って
「このままでは、日本円の価値も転落の一途をたどりますよ」と言いたいのです
これから、通貨の価値は色々と不安定になると思います
特に日本円は、国債の金利を上げられない事情があるため、日銀が公定歩合を引き上げる事ができず
通貨そのものに「魅力」が薄れてきてしまっています
これまでなら、日銀の号令一下で日本国債を購入してきた日本の銀行たちが、ここにきて日本国債の購入を渋るようになってきました
それは投資の対象として日本国債を買ってもまったくメリットがないからです。。。金利があまりにも低く、投資価値がないわけです
通貨の価値が上がらないのは、率直に言って、「その通貨の発行国に買うべきものがない」ということです
アメリカはね、基本的に「売り物」は「軍事力」でした
サウジアラビアやUAEなども、これまでは安全をアメリカから購入してきたわけです
ところが、ウクライナの例を見ても分かるように、アメリカに頼っていても、国の安全は保障されなくなってきた
アメリカには、基本、「買うべき商品」がないのです。。。
しかしながら、アメリカにはGAFAなどという代表的な大企業がありますが
たとえばアマゾンは、他人の褌(ふんどし)で相撲を取るだけの、「上前(うわまえ)をはねるだけのピンハネ商売」なわけです
別にアマゾンが何かを開発して作っているわけではなく、「プラットフォーム」と称する、「問屋(とんや)」商売なわけです
例えば、日本でも代表的な問屋として「トーハン」とか「日販」などという、本の問屋がありますが
アマゾンは、形が多少違うだけで、問屋としての機能は同じなわけです。。。つまり、自分たちのオリジナル商品じゃない
じゃあ、「アマゾンで本を売らせない」という発行元が増えてきたらどうなるか?。。。とたんにアマゾンに価値が無くなるわけです
これは一つの例ですが、GAFAというのは、基本的に実価値のあるものを作っているわけではなく、実体がない訳です
よくしたもので、その国に「資産となるべきもの」がある場合、その国にはあまり開発力がありませんでした
例えば、サウジアラビアは「石油」という資産があるために、「オイルマネー」に頼り切ってしまい、何かを開発するという事はありませんでした
ベネズエラがアメリカやイギリスの石油メジャーに石油利権を牛耳られているのも、基本的には「自分たちの資産」を他人任せにして
他国に開発を依存してしまったことが、石油利権をとられた原因となっています
逆に日本は、「資産が何もなかった」からこそ、創意工夫で技術力を積み上げてきたという歴史的背景があるわけで
これを失ってしまたら。。。日本には「売り物」が無くなるわけです
よく、「日本はもっと積極財政で経済を活性化すべき」という意見を聞きますが
これも気をつけませんと、「積極財政で何にお金を使ったらいいのか?」ということを間違えてしまうわけです
「お金を刷って国民にお金を渡せば、国民がお金を使って買い物をするから豊かになる」
これがケインズ派の主張する経済学の根本ですが、これなど、考え方の根本が間違っていると思いますよ
例えば、アメリカのバイデン大統領は、お金を大量に刷って国民にバラまきましたが、逆にインフレがすすんでしまいました
価値を生まないお金の使い方をすると、インフレがすすむわけです
今、日本も同じことをやり続けています
国が金刷って国民にいくら配ろうとも、国民が価値を生むだけの努力をしなければ、お金の価値が下がるだけなんだって。。。
いつになったら理解するのでしょう
今日はここまでとします。。。日本人は「円は価値がある」と無条件で思っているようですが
貨幣の価値を決めているものはなんであるのか?それは形而上(形じゃないもの)である場合が多いのです
私は、日本円を価値あるものとしているのは「二宮尊徳精神」、つまり、勤勉の精神に他ならないと確信しています
重要な動画を二つ、ご紹介します
デダラリゼイション(脱ドル化)と言うのだそうですが、これは1970年代にも一度起きたことで
その時にはドルと金の等価交換(金本位制)の崩壊が引き金となったわけですが、その時は米国のキッシンジャー国務長官が
中東各国などを歴訪しまくり、石油のドル決済制度(石油本位制)の合意を取り付けて制度化させたことで、ドルの安定は保たれました
及川さんの動画の11分ごろから説明していることですが、アメリカは他国に「決済準備通貨」としてドルを持たせることで
ドルを大量発行しても価値が下がらないようにしていました。。。つまり、ドル需要があるのでインフレにならなかったわけです
1990年代頃、すでに大川隆法幸福の科学総裁は、アメリカがドルをたくさん発行できる背景は、「軍事力」だと語っていました
そのころの私は、世界経済のことに詳しくなかったので、意味が分からなかったのですが、今ならその意味がはっきり分かります
歴代のアメリカ大統領が、サウジアラビアを「中東の盟主」として、UAE(アラブ首長国連邦)などとともに軍事支援をして守ってきたのも
ペトロダラー(石油取引決済の裏付けのあるドル)としての地位を維持するためのものでした
それがここにきて、事情が変わってきました。。。ドルの決済通貨としての地位が低下し始めたわけです
背景には、「アメリカが必要とされなくなってきた」という事情があるわけです。。かつてアメリカは「横暴だが頼りになる」存在だった
でも今のアメリカは、「ただ横暴なだけ」になってきた。。。という事だと思います
私は、この「ドルの価値の転落」について、思う事があるわけです。。。「日本も他人事じゃない」。。。。って
「このままでは、日本円の価値も転落の一途をたどりますよ」と言いたいのです
これから、通貨の価値は色々と不安定になると思います
特に日本円は、国債の金利を上げられない事情があるため、日銀が公定歩合を引き上げる事ができず
通貨そのものに「魅力」が薄れてきてしまっています
これまでなら、日銀の号令一下で日本国債を購入してきた日本の銀行たちが、ここにきて日本国債の購入を渋るようになってきました
それは投資の対象として日本国債を買ってもまったくメリットがないからです。。。金利があまりにも低く、投資価値がないわけです
通貨の価値が上がらないのは、率直に言って、「その通貨の発行国に買うべきものがない」ということです
アメリカはね、基本的に「売り物」は「軍事力」でした
サウジアラビアやUAEなども、これまでは安全をアメリカから購入してきたわけです
ところが、ウクライナの例を見ても分かるように、アメリカに頼っていても、国の安全は保障されなくなってきた
アメリカには、基本、「買うべき商品」がないのです。。。
しかしながら、アメリカにはGAFAなどという代表的な大企業がありますが
たとえばアマゾンは、他人の褌(ふんどし)で相撲を取るだけの、「上前(うわまえ)をはねるだけのピンハネ商売」なわけです
別にアマゾンが何かを開発して作っているわけではなく、「プラットフォーム」と称する、「問屋(とんや)」商売なわけです
例えば、日本でも代表的な問屋として「トーハン」とか「日販」などという、本の問屋がありますが
アマゾンは、形が多少違うだけで、問屋としての機能は同じなわけです。。。つまり、自分たちのオリジナル商品じゃない
じゃあ、「アマゾンで本を売らせない」という発行元が増えてきたらどうなるか?。。。とたんにアマゾンに価値が無くなるわけです
これは一つの例ですが、GAFAというのは、基本的に実価値のあるものを作っているわけではなく、実体がない訳です
よくしたもので、その国に「資産となるべきもの」がある場合、その国にはあまり開発力がありませんでした
例えば、サウジアラビアは「石油」という資産があるために、「オイルマネー」に頼り切ってしまい、何かを開発するという事はありませんでした
ベネズエラがアメリカやイギリスの石油メジャーに石油利権を牛耳られているのも、基本的には「自分たちの資産」を他人任せにして
他国に開発を依存してしまったことが、石油利権をとられた原因となっています
逆に日本は、「資産が何もなかった」からこそ、創意工夫で技術力を積み上げてきたという歴史的背景があるわけで
これを失ってしまたら。。。日本には「売り物」が無くなるわけです
よく、「日本はもっと積極財政で経済を活性化すべき」という意見を聞きますが
これも気をつけませんと、「積極財政で何にお金を使ったらいいのか?」ということを間違えてしまうわけです
「お金を刷って国民にお金を渡せば、国民がお金を使って買い物をするから豊かになる」
これがケインズ派の主張する経済学の根本ですが、これなど、考え方の根本が間違っていると思いますよ
例えば、アメリカのバイデン大統領は、お金を大量に刷って国民にバラまきましたが、逆にインフレがすすんでしまいました
価値を生まないお金の使い方をすると、インフレがすすむわけです
今、日本も同じことをやり続けています
国が金刷って国民にいくら配ろうとも、国民が価値を生むだけの努力をしなければ、お金の価値が下がるだけなんだって。。。
いつになったら理解するのでしょう
今日はここまでとします。。。日本人は「円は価値がある」と無条件で思っているようですが
貨幣の価値を決めているものはなんであるのか?それは形而上(形じゃないもの)である場合が多いのです
私は、日本円を価値あるものとしているのは「二宮尊徳精神」、つまり、勤勉の精神に他ならないと確信しています