安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

安全で暮らしやすい日本をつくりたい
そんな想いを綴っていくブログにしたいと思います

アメリカの民主主義と日本の民主主義

2023-07-30 02:45:55 | 政治
伊藤貫さんという保守思想家の方の影響で、トクヴィルの思想を読むようになって、私は今の日本の問題点を再認識するようになりました

結局、今の日本の問題点は、その多くが、アメリカから輸入されてくる「アメリカの民主主義(デモクラシー)」から来ている
そう感じるようになりました
アメリカ型の民主主義は、言い換えれば「多数派の民主主義」とも言うべきもので
「多数の意見こそ絶対的な正しさの根拠である」という信仰に基づく民主主義だということです
要するに、宗教的な教義からくる「神の教えに基づく正しさ」ではなく、「多数を形成する意見」こそが正しさの根拠なのです
だから、LGBT法のように、マスコミによる世論誘導によってつくられた多数派(のように見える)の意見であっても
それが多数と見なされる以上、「正しさの根拠」とされるわけです

またトクヴィルは、「多数派を正しさの根拠とする民主主義は、必ず政治(家)の質を下げる」と指摘しています
今の日本がまさにその状態で、国民を餌付けし、飼いならすことで、国民を深く考えさせないようにしているように見えます
政治家が、国民に愚かでいてくれるように願っているようにも見えます
例えば、マイナンバーの問題がそうです
マイナポイントを餌にして。。。国民に餌をちらつかせて、マイナンバーカードを強引に普及させようとしていますが
そのマイナンバーカードの本当の狙いを国民に知らせないように隠しています
マイナポイントで使われたお金は元々国のお金であり、政治家個人の金のはずはないのですが、彼らはそれを我がもの顔で使っています
最近では、「国はもっと国民にお金を配るべき」などと主張する国民さえ増えてきています
しかしながら国によって餌付けされた国民は、動物園で飼われる動物のように、自立して生きることを忘れてしまうんじゃないでしょうか?

国の豊かさや国力というものは、基本的に国民の不断の努力によって築かれていくものです
つまり、国がどれだけお金を発行しようとも、努力する国民がいなくなれば、その国の通貨は紙くずになります
この基本的なことを「考えさせないようにしている」のが、今の日本政府です
餌付けされた動物が自分で餌をとらなくなるように、餌付けされた国民もまた、国富を生み出さなくなります

また私は、今の「積み立てNISA」などのように、国が国民に「楽して儲けること」を推奨するのはどうなのかな?と思います
国民の自己責任として、老後の資金を貯蓄することを推奨するのであれば、それは結構なことであり、私も大いに賛成します
しかしながら、「株や投資信託をすれば、楽に老後の資金が稼げる」、などと国民に株などを推奨することには、大いに疑問があります
それはね。。。やはりアメリカ型の「誰かのお金を奪って豊かになる」型の資本主義の形だからです
ユーチューブの投資関連の広告では、「米国の優良株を買いましょう」などと、盛んに勧めてきます。。。それは凄い宣伝量です
しかしそれは本当に実態があるものなのでしょうか?
誰かがあなたに株を買わせるために、資金誘導しているのではないのでしょうか?

例えば、「年に8回の配当が得られる」などという広告をよく見ますが、それほど株主に配当を行って、会社の資産背景や損益背景は大丈夫ですか?
会社の経営者が株主への配当を最優先する経営を行ったらどうなるか?
それは、企業努力よりも経費節減や一時的な利益を求める経営になります
日本人はいま、多くの人が投資を始めていますが、「口車に乗せられている」可能性について、考えたことはあるでしょうか?
ごく一部しかいない大資本家、大投資家などは、世論をうまく誘導し、上手にそのお金をかすめ取るすべを熟知しています
そうした、「儲かる今のタイミングを逃すな」的な投資話に引っかかってしまうと、これから大変なことになりそうです
ウクライナ戦争で大赤字を作ったバイデン大統領が、「どこかに貯金箱はないか?」と、目を皿のようにして探していますよ
日本政府が国民に株投資を勧めてくる背景には、おそらくは、国民の預貯金を「国が推奨するところへ預けさせる」狙いがあると思います
投資信託などでも、ある日突然大幅な株価の下落があった場合、国民が損したお金は、いったい誰の懐に入るんでしょうかね?
実体のない株価の高騰ほど、怖いものはないのではないかと、私はそう思います
それなら、株ではなくて金でも買っておきなさいと、私はお勧めしておきます

ここで本日の結論を書くことにしますが
こんなご時世であり時代であるからこそ、私は「自分で努力し、新しいものを作り出し、貯蓄し、将来に備える」
そうした自立型の生き方を大事にし、コツコツと積み上げる自助努力型の生き方を大事にしなければならないと思います
短絡的な「楽して儲ける生き方」を選ぶ人ほど、これから先、生きることに困るような気がします

もっと、自分の足腰を鍛え、コツコツを積み上げる努力型の生き方。。。サバイバルはもう始まっています
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最近のこと、そして最近のニュースについて思うこと

2023-07-29 02:41:17 | 政治
最近、ABEMA TV(アベマTV)というのを見ることがあります
見逃したドラマや、邦画、洋画を無料で配信していたりするので、ありがたく拝聴しています
先日、洋画の無料配信で「バイオハザード」という映画のシリーズを、1話からファイナルまで配信していました
昔、プレイステーションというゲーム機器で、バイオハザードをいくつかプレイしたことがあるので、映画を見てみようという気になりまして
1話から順番に見ていきまして、結局ハマってしまって最後まで見てしまいました

それにしても、バイオハザードはなぜハリウッドでシリーズ化されたのでしょうか?
その理由として、なんとなく、「アメリカ人らしい死生観」が、「バイオハザードの世界観」に近かったのではないか?と感じます
日本発のシューティングゲームには、バイオハザード・シリーズのように「死者がゾンビとしてよみがえる」というのが非常に多いわけです
その「死者がゾンビとしてよみがえる」という感覚が、アメリカ人の感性に近く、共感を呼んだのではないでしょうか?

結論から言いますと、「死者がゾンビになって生者を食い殺す」という死生観は、はっきり言って、「宗教観の未熟さ」に原因があるように思います
肉体がウイルスに感染して、死んだ後に勝手に動き出す。。。ということは、魂の存在を理解しているものにとっては「ナンセンス」でありまして
映画の娯楽としては面白いのでしょうが、実際には、まったく理論が伴なっていないわけです
物質が魂の存在なしで勝手に動き出すなんてこと、本来は絶対にありえないのです
それは、「心は脳みそにあって、ウイルスに感染したら、脳の機能が失われ、ただ本能だけが残る」という考え方が根本にあるのであって
そもそも、脳に心があるという考え方は「唯物論」なのであって、つまり、アメリカ人の宗教観は唯物論と混じり合っているという事だと思います
漠然として、魂と言われてもよく分からない、心は魂ではなくて脳にあるような気がする。。。そんな感じなのでしょう

最近私は、トクヴィルの「アメリカのデモクラシー(民主主義)」という本を読んでおりまして
その中に書かれていることは、ダラダラと色んなことを長々と書いているので、論点を簡潔に書くのは非常に難しいのですが
要はトクヴィルは、アメリカの民主主義というものは、「アメリカ人(移民)の信仰をもとに発展した唯物論信仰に端を発している」
と言いたいのではないか?と、私はそう感じ、そのように理解しています
中世ヨーロッパに見られたような、宗教的死生観から来る「人としての理想の生き方」を無くしてしまった
本来は宗教的意味合いのあった「平等」という言葉が、「誰でも物質的な豊かさを追求する権利がある」という意味に変わり
「物質的豊かさを求める権利を保障する制度こそ民主主義なのだ」と、アメリカ人はそのように考えている。。。
というわけです
私はトクヴィルの本を読むにつけ、アメリカの民主主義の本質をよく理解できたような気になってきました(笑
要は、「欲望を追求することを肯定する」のが、アメリカ人の民主主義なわけです
そこに「善悪を分ける宗教的価値観」というものがありません。。。
つまり、「物質的豊かさを求める権利」が、「善悪を分ける宗教的価値観」より大事なわけです
そのように考えると、アメリカの学問は、まさにそのような思想をベースに成り立っていることがよく分かります

よく日本の保守派が批判する「新自由主義経済学」は
まさにそのような、アメリカ的民主主義の価値観を持っている人々に支持を受けているわけです
私は、ハイエク教授などは、全然別の価値観を持たれた方であり、一口に「新自由主義」と切って捨てるべきではなく
むしろハイエク教授を良く学ぶべきだと思っておりますが
ハイエク教授の思想を支持する人々の中に、アメリカ的民主主義の価値観を持っている人が沢山いて、都合よく利用していることもまた確かです

話は変わりますが、最近はニュースで大手中古車販売業者「BIG MOTOR」の話題が沢山流れています
ビッグモーターが問題になっていることは、要は保険金詐欺問題なわけですが
このビッグモーター事件を見ていて、事の本質は、トクヴィルの「アメリカの民主主義」の抱える問題そのものなのではないか?
と思うわけです
要は、「人間として正直であること」というのが、人間の生き方として、非常に価値が低くなっているのではないでしょうか?
分かりにくい言い方になりましたね(笑
言い直すと、「正直に生きることとお金儲けをすること、あなたにとってどちらが価値がありますか?」ということなんです

ビッグモーターの社員たちは、もう感覚的に、「それは詐欺である」という罪悪感を失っていたのではないかと思います
会社の方針に沿って、「保険を使って、より簡単に儲ける方法」を、みんなが選んでしまった。。。という事だと思います
要は「バレなきゃいい」わけで、この価値観が、非常に「アメリカの民主主義」的なんですよね
努力して売り上げを伸ばすように努めるのではなく、手っ取り早く「保険会社を騙して豊かになろう」、というわけです
ここに、「人間として正直に生きる」という事の価値が失われているのを感じるわけです

結論を申しあげますと
私は、「人間は死ねばすべて終わり、来世も生まれ変わりもない」。。。そのような世界なら、アメリカの民主主義は肯定されるとおもいます
しかし、本来の世界はそのようなものではありません
私自身のつたない経験からも、「人間は死ねばすべて終わる」ようなものではないと、そのように私は理解しています
善悪を分ける宗教的価値観は、それほど価値の低いものでもありません
人間は、ただ金儲けをして成功することにこそ価値がある。。。わけではなく、その成功のプロセスの中に「魂の成長」がなければならないのです

人間は魂として何度も何度も生まかわってきていますが、その理由は
「何度も生まれ変わって心を磨くことが、一時的な物質的豊かさよりも価値がある」からです
実際、心の世界の価値観と、この世的、三次元的な価値観とでは、大きく異なるものがあります
それは、心の世界においては、「善悪の価値観」がはっきり分けられるということです
この世では詐欺を行って豊かになっても、努力して豊かになっても、その結果は変わりませんが
あの世では、両者の違いは明確になるわけです
過去、ユダヤ教もキリスト教も仏教もイスラム教も、世界宗教と呼ばれる根本宗教には、善悪の教えが必ず含まれています
汝、殺すなかれ、盗むなかれ、むさぼるなかれ、姦淫するなかれ
こうした教えは、ただのお題目ではないわけです
宗教的価値観。。。これが失われている事こそ、ビッグモーター事件の本質。。。今の日本の根本的な問題
人間として正直であること
この価値を見直すべき時にきていると思います
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世界最強にして最恐の非合法組織。。。CIA

2023-07-12 00:19:58 | 政治
ここ最近、CIAの影を感じる事件が頻発しております

一般的な日本人の持つCIAのイメージは、アメリカの諜報機関であったり、アメリカの隠れた警察組織のように感じていると思われます
私も随分と、そのように理解していた時代が長かったわけですが、どうやらその認識は、根底から改める必要があったようです


及川幸久さんが、BRICS新通貨について、分かりやすい説明をしてくださっています
ペトロダラーに代わる基軸通貨の構想は、以前から何度もあったわけですが、いずれもアメリカというスーパーパワーの前に挫折し
闇に葬られてきました
ただ、今回こうしてリビア(カダフィー大佐)やイラク(フセイン大統領)、そしてベネズエラの脱ドル失敗を振り返っていくと
その歴史の裏に、一つの大きな組織の存在が見え隠れるすることに気がつく人も多い事でしょう
そう、私は思うのですが、ニクソンショック以降、アメリカのキッシンジャー国務長官が中東で展開した「ペトロダラー合意」
その歴史の裏には、いつもCIAの影がちらついています

1970年代の石油危機時代、4つの中東戦争を経て石油価格が高騰したとき、
その中東戦争の裏では、キッシンジャーとOPECの裏合意があったと言われており
戦争による危機の影で、アメリカはOPECによる石油価格値上げを容認していたと言われています
要するに、OPECの要求に応えて、中東戦争を引き金として石油価格が高騰したように「見せかけた」というものです
そしてキッシンジャーは、サウジへの経済援助や安全保障上の裏合意と引き換えに、
OPEC諸国と石油のドル専属取り引き(ペトロダラー)の合意を結んだともいわれています
この事実を見ると、世界の石油取引をすべてドル決済とするペトロダラー合意の目的は、「アメリカの利益」ではないという事が分かるでしょう
アメリカの利益が目的なら、そもそも石油価格の国際的な高騰は、アメリカという国の利益には反しているわけで
国の利益よりも、「基軸通貨」というドルの価値を守った、というのが、キッシンジャーの立場でしょうね

これまで、東欧のカラー革命を主導し、紛争の火種を作ってNATOを東方拡大させてきた裏には、常にCIAの力が働いています
東方のカラー革命の裏には、ほぼすべてCIAが絡んでいます
ウクライナ戦争においても、ネオナチを政権入りさせ、ウクライナ国内のロシア民族とウクライナ民族との民族紛争の火種を作ってきた裏には
CIAが暗躍していると言われています
そして最近でも、ロシアとドイツ間のノルドストリームの完成を阻止する方向で動いており
去年、そのノルドストリームを爆破・破壊したのはCIAである可能性が極めて高いとされています
こうした一連の動きを見ても、CIAというのは、ほぼすべての歴史的事件の裏で、非合法活動に従事しているという事が分かります
プーチンとのパイプがあり、ロシアとの天然ガスパイプライン(サハリン)事業の利権をにぎっていた安倍元首相を暗殺したのも
恐らくはCIAでしょう。。。

私は思うのですが
今回のBRICS新通貨構想。。。まだまだ一波乱はあると思います
恐らくは、これからCIAの非合法活動が増えていくことになるでしょうね
例えば、プーチン大統領や習近平はともかくとして、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子(MBS)が暗殺されるかもしれませんし
例えば、見せしめにOPEC首脳の誰かが暗殺される。。。BRICSの誰か主要メンバーが殺される。。。政治的クーデターが起きる
など、CIAが色々画策して下さっているでしょう
日本の岸田や河野太郎などは、安倍さんが暗殺されて震えあがっているでしょうから、アメリカに逆らうなどできるはずもありませんし
フランスでは、マクロンがBRICSに近づこうとした瞬間に、パリで組織的な暴動が頻発したようで
これもまた、CIAからマクロンに対する「脅迫」だろうと思います。。。
パリの暴動。。。不自然すぎますよね。。。絶対CIAが裏で動いていると私は思います。。。どれほど腐った不法行為集団なのでしょうか(笑
これから数年の間、世界は混沌が続くことになるやもしれません
今のまま行けば、世界経済フォーラムが提唱するデジタル統一通貨が現実化してくる恐れもありますし
逆にBRICSが力をつけてきた場合には、世界が二極化して、違う方向に行く可能性だってあります

ある意味、面白い時代が来ましたね
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