安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

安全で暮らしやすい日本をつくりたい
そんな想いを綴っていくブログにしたいと思います

MMTはケインズ経済学の復興であるばかりでなく最終的には社会主義への道

2020-06-30 11:40:50 | 政治
また挑戦的な題をつけて日記を書く事にしました
アメリカのルーズベルトの有名なニューディール政策について
これは基本的にアメリカを社会主義化する政策であったと思いますが
同じことを発信しておられる方がいます。。。それが馬淵睦夫、元ウクライナ駐在大使です
もしご興味があればご覧下さい。。。林原チャンネルの動画のリンクを貼っておきます↓

「ひとりがたり馬渕睦夫」#46 世界恐慌再来を望む勢力!世界三つ巴戦争の行方!
https://www.youtube.com/watch?v=MsnLqzI6Cfg

私は、MMTの思想が普及していくことの影響を考えると
ダーウィンとウォーレスの”進化論”や、哲学者カントらの歴史の例に学んでおくべきだと思っています
進化論を最初に発見したのは本当はウォーレスだったようですが、
実際に進化論を発表したのはウォーレスを出し抜いたダーウィンでした
進化論はダーウィンの発表後、ウォーレスの意図した方向とは違う方向に政治利用されました
ウォーレスは神の作られた進化の仕組みとしての進化論を考えていたようですが
ダーウィンが先に発表してしまったが故に、ウォーレスの最初の意図は消され
動物の進化は単なる偶然の産物である、という、唯物論の根拠として政治利用されてしまいました
カントは同時代の霊能者エマニエル・スウェーデンボルグ(スウェーデンボリ)に大変興味を持っており
著作にもそれを書き表すほどでした。しかし、カント自身は霊的な体験がなく
スウェーデンボルグについて意見を言えなかったがため
「分からないもの、理解できないものは扱わない」としました
この思想が後世に影響を与え「分からないものは学問として扱うべきではない」
として、学問の可能性を非常に狭めたことは明らかです

二つの事例とも、最初の意図とはかけ離れた方向に、後世の影響を与えています
私が見る限り、MMT現代貨幣理論もまた、後世、違う方向へと意図した使われ方をするように感じます
MMTを取り上げている政治家、アメリカではバーニーサンダースやオカシオ・コルテス議員
といった、明らかに急進左派と呼ばれる社会主義者によって理論武装に使われています
そして今また、山本太郎という人物によって、MMTが喧伝されています

このMMTを世に広めようと努力している人の一人、三橋貴明氏も
ニューディール政策によってアメリカは不況を脱した。。。
ということを宣伝し、ケインズ経済学的な考え方を世に広めようとしています
しかし、よくよく考えて欲しいと思います
ケインズ経済学の果実の一つはヒトラーです
MMT、ケインズ経済学、この二つはやはり果実的には社会主義、国家社会主義と極めて相性がいい
これを考える必要があります

どんなに優れた理論でも、やはり果実が悪いというのは、何らかの悪い因子を持っているということです
私は、このケインズ経済学の根本にあるのはやはり経世済民だと認めます
思想の最初の根底には愛がある。。。
民を救いたい。。。その気持ちがあるから、思想が世に広まるのでしょう
しかし、根本的なことを言えば、世を作るのは民の心がけでもある。。。ということですね
お金を配れば景気も良くなり民が救われる。。。これは”ねずみ小僧”的考え方であり
やはり社会を発展させる王道ではないということですよ

自分たちの考え方の正しさだけにとらわれると本質を見失う
私自身もMMTをよく勉強してきただけに、MMTの悪口を聞くのは忍びないが
果実が悪い原因を、きちんと突き止めることこそ、今必要であり、我々に求められていることだと信じます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

MMTを見て本質を議論する

2020-06-29 12:35:21 | 政治
私は、現代貨幣理論MMTに最初に触れた時に「これは凄い」と感じました
理論そのものは、これまで自分の”常識”としてきた考え方を、いったん完全破壊してしまうのに十分な威力を持っていて
ゼロから経済理論を学び直してみようと思ったものです
お陰様をもちまして、これまで疑問に思っていた経済問題
色々とスッキリ理解が進みました
このMMTを紹介してくださった中野剛志先生には、心より感謝申し上げます
さて、前置きはこのぐらいで。。。

実を言うと、私がMMTに疑問を持ち始めたのは、三橋貴明さんがニューヨーク市立大学教授
ステファニー・ケルトン女史を日本に招聘してインタビューした頃からです
その頃には既にケルトン教授の出している政策に、明らかな誤りがある、間違いがある、
ということに気がついていたんですが、うまく表現することはできませんでした
ですが、その時に
「もしかすると彼女(ケルトン女史)は、実体経済を知らないのでは?」という疑問が湧いたのです

MMTの考え方が出てくる前には、その前身となる考え方を唱えている方もいました
アパ(アバ)・ラーナーという経済学者です
この方の出している貨幣理論は基本、MMTの貨幣理論と一致しておりましたが
具体的政策というものには口をはさんでいなかったと思います
しかし、この方の理論にも引っかかる箇所がありました。
「税金というものは政府の財政の原資となるものではなく、単なるインフレ調整のための仕組みにすぎない」
というのです。これは今のMMTにも共通する考え方だと思います
私はどうも、この考え方に違和感があったんです
理論的には確かにそのようにも見えます。しかし、なにかがおかしい。。。
実は、ここに疑問を持たない人は、MMTの理論の矛盾が見えないのです

結論から言いますと
「税金を単なるインフレ調節装置だと見ると、その個人に関係するもの以外の経済インフラや社会福祉は、すべて政府(国)がお金を刷ってやればいいのだ」
。。。という結論になります
つまり。。。これは社会主義。。。いや、共産主義の考え方そのものなのです
究極の個人主義がそこにはあるのですよ
いいですかね?
共産主義では子どもの教育は全て国の費用で行うとされています
子供は社会全体の所有物だから、学校も教育費も、子供の養育費も、すべて国が面倒を見ればいい
究極はそこまで行き着くのですよ。。。で。。。。
山本太郎氏はそれらしいことを言ってませんか?
つまり、税金というものの概念、「社会にお世話になっている対価としてお支払いするお金」
という概念が、なくなってしまうのです
老人介護だってそうです
老人の面倒は国が金を刷ってやればいい。。。という結論になります
これ。。。本当に資本主義の国ですか?

資本主義、自由主義国の税金というものの根本的な考え方は、
キリスト教教会への10分の1税というものが根本になっています
神への感謝と、お世話になっているコミュニティーへの感謝を込めて
収入の10分の1を納める。。。これが税の考え方の基本です
逆に、社会主義、共産主義の考え方はこうです。。。
平等に分配をするのが政府であり、その目的を達成するために国民は従わなければならない
例えば。。。子供さんを国の費用で教育・養育している場合、ほかの子供と違う育て方が許されるか?
答えは。。。NOです
国の束縛からの自由が保証されている代わりに納めるのが税であり
国によって生活の面倒を見てもらうためには、個人の自由は制限を受ける。。。もちろん収入も制限される

ステファニー・ケルトン女史は、有名なジョブ・ギャランティー・プログラム(職業補償プログラム)というのを提唱しています
しかし、私にはこれは国民の総公務員化にほかならないと感じます
本質を見ると、国が失業者を全て雇うというのは、旧ソ連邦と同じことをしようとしている
ということなのですよ
公務員は仕事の出来・不出来、成果にかかわらず同じ賃金が支払われます
これが、旧ソ連を崩壊させた原因だと、なぜケルトン教授は気がつかないのでしょうか?
働く者も働かない者も、成果を上げた者も上げないで遊んでいた者も
同じ給料が支払われるということが一体どういうことであるのか?
小学生でもわかりますよ。。。
働く人が馬鹿を見る社会になるんです!!
ケルトン教授の理論は机上の空論。。。いや、空論にすらなりません

MMTの理論そのものは貨幣理論としてもっともなことを言っているのはわかります
しかし、本質を見ていくと、共産主義・社会主義の制度化にお墨付きを与え理論武装させている
いいでしょうか?私は何度も繰り返して述べておきたい
「為政者(政治家)は、他人の懐に安易にお金を配ってはならない」
これは、経済を破壊したくなければ。。。日本が共産主義化して衰退したくなければ
政治家が心得なければならない戒めなんです

MMTは貨幣の理解に非常に役に立ちます。。。しかし、同時に危険な因子も含んでいます
ここを理解する必要があると、私は今、そう思っているところです
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レジ袋有料化に思う

2020-06-29 11:23:51 | 政治
レジ袋有料化政策を見て、日本の政治家はどれほど物事の本質がわかっていないのか、理解に苦しみます

レジ袋有料化って、ほんとは誰も得をしないと思うのですよ
政府はこういうことを決めるたびに経済の足を引っ張っていると思います
小泉進次郎はただの神輿かもしれませんが、のうのうと地球温暖化問題のお飾りになっているあたり
やはり本質を見ていないというか
まあのちのちの出世の足がかりのための、ひな壇にでも登っているようなものなのでしょうね

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

れいわ共産党(新日本共産党)山本太郎氏の公約はかつての民主党鳩山由紀夫の主張にそっくり

2020-06-28 13:24:12 | 政治
かつて7~8割方完成を見ていた八ッ場ダムを突然ひっくり返した人がいました
鳩山由紀夫元総理のことです。
コンクリートから人へ、と、当時耳障りの良かったスローガンを掲げましたが
東北大震災の影響で電力不足が起き、ダムの水力発電があれば随分助かった。。。ダム工事費をドブに捨てた
そう批判を受けて、結局民主党は八ッ場ダムの工事を再開させましたけど(笑)
なんだか。。。箱物の工事が全て終わって準備万端になっているオリンピックをひっくり返して中止。。。
れいわ新選組の山本太郎氏の公約が、鳩山由紀夫のそれに似ていると感じるのは私だけでしょうか?(笑)

そういえばどことなく社会主義的、共産主義的な政策が民主党によく似ていますね?
どういう理想を掲げようと人は自由ですが、有権者はその候補者の本質を見ないといけません
共産主義、社会主義の政治家は、まず、他人様の懐にお金を配ることを公約に掲げるんですよ
そして、タチが悪いと思うのが、れいわ共産党山本太郎氏の”配給”の根拠が
MMTを”打出の小槌と見る彼独特の解釈”にある、ということなんですよね
なんか悲しいですね、MMTがこんなふうに使われちゃってね。。。

しかし考えてみれば、MMTは共産主義・社会主義と極めて相性が良いことは確かで
MMTの根本的な考え方の中に、やはり負の因子があるように感じます
理論を構築した人の意図とは違う流れが、後世起きることはよくあることです
MMTによって共産主義を間違って普及させるという、負の連鎖を起こさないためにも
山本太郎さんの考え方、政治姿勢の間違いを、きちんと指摘しておくことは重要だと思います
そういえば彼は増税についても、法人税増税を強く主張しております
資本家を強く憎み、企業からたくさん税金を取り、貧者にそのお金を配る
この考え方は共産主義者の考え方そのもので
「企業家が従業員を搾取しているから給料が上がらないのだ、みんな貧しいのだ」
という理論構築を行う特徴があります

MMTの理論的な柱となっている三橋貴明さんや藤井聡教授らも
今回、政府が一律十万円を給付したことで「それみろ、マネーストック(マネーサプライ)が増えたじゃないか」
と喜んで主張しています。。。まあそれ自体間違いではないですが
問題は、本当はそこじゃないと私は思っています

一時的にはいいんですよ、配ってもね、しかし、これを継続するのはやはり間違いだと言っておきます
お金を配るのは緊急事態の時で、国民にはどうしようもないときに限るべきなんです
地震災害の時に、被災者自身がどうしようもないときもあります
この時の炊き出しや物資供給は確かにいいと思いますが
経済が復旧し始めても延々と続けられる配給には、なんの正当性もないと知るべきですね
人は貰うことが当たり前になると努力を忘れてしまいます
働かなくても震災見舞金が延々と配られることでパチンコ屋とスナックばかりが忙しくなるのは
やはりこれはダメだと思いますよ。。。その見舞金は国民の税金ですから
でもね、MMTを間違って解釈すると、生活保護だって、国がお金を刷っていくらでも継続できる。。。
という話になるのです。。。この点、山本太郎さんは同意されますかね?

つまりね、MMTを打出の小槌として、国の特権でお金はいくらでも作れる
ということになったら、努力して働く人がバカを見る世の中になるのですよ
方や一生懸命働いてお金を稼ぐ人がいる
方や国からお金の支給を受けて遊びながら生活できる人がいる
こんな国が健全だと、山本太郎さんは思っているのでしょうか?
これがね。。。山本太郎さんの主張がおかしいと言っている、私の主張です
山本太郎氏の主張はおかしいです。。。絶対におかしい
努力する人が報われないで努力しない人がのうのうと暮らせる世の中。。。
こんな世の中は作っちゃいけない

山本太郎氏よ、綺麗事を並べても、あなたの主張は日本の共産主義化を目指しているのでしょう?
正々堂々と、そのことを有権者に言うべきですね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

祝 トヨタが中国から撤退。。。政府は法人減税で日本に工場を戻すべし

2020-06-27 21:05:28 | 政治
祝 祝 祝
いやあ、素晴らしいですね。。。まさかトヨタがまっさきに中国から撤退するとは思いませんでしたから
トヨタが撤退を決めたことは大きな意味があります
日本のリーディングカンパニーの動向は、ほかの企業に大きな影響を与えます
三峡ダムが危機的な状況でもある今、できるだけ早く日本人を日本に戻すべきですね
避難の意味でも

日本のマスコミのニュースばかり見ていてはわかりませんが
アメリカを筆頭に、もはや世界は反中国、中国包囲網で一致しつつあります
経団連がいかに中国を擁護しようとも、中国はもはや沈みつつある船
そこに自らくっついていくのは、泥船に自ら乗る行為で自殺行為です

政府は、もっと積極的にグローバル企業の日本回帰を後押しすべきです
沈みつつある日本経済を救えるのは、雇用の創出しかありません
それも、山本太郎が言うような、政府による失業対策などでは意味がないのです
日本企業が海外に逃げている理由は、単に人件費が高いという理由だけじゃありません
日本の法人税や社会保障費が高い。。。これが本当の理由です
今は税金よりも、企業が負担する社員の社会保障費。。。これも企業を海外逃亡させる大きな原因です

法人税はなるほど、ずいぶん昔に比べれば安くなっています
山本太郎氏はこれを取り上げて、企業の法人税を引き上げるべき。。。などと言っているようです
口は悪いが、本物の愚か者だと言っておきましょう
日本の大企業。。。グローバル化している日本企業が日本に税金を払っているかどうか見たらいい
企業は社員のためにも、お金を内部留保しておかなければならない
そのために節税をしているわけです。。。
日本の大企業が海外に資本移転するのは、無駄な税金を払わないようにするためです
日本でお金が残せるなら、わざわざ海外移転などする必要ないのですよ
今の日本にとって何よりも必要なのは、生産力の強化です。工業国の復活です
日本で工場を作り、日本人をたくさん雇用してもらうことです
企業が日本回帰したくなるような、そんな日本にすべきなんですよ
今のままでは、法人税を引き上げれば苦しむのは中小企業ばかりです
MMTでお金をばら撒いたところで、日本の工業力、サプライチェーンは強くならない
本当の意味で、日本企業を大切にしましょう。。。

山本太郎氏の言っていることは、本当は共産主義
日本を弱くすることにつながります
そんな馬鹿な言説に乗せられるような愚かな国民にだけはならないようにしたいものです
山本太郎氏には、北風と太陽の寓話でも、一度真剣に読んでみたらいいとアドバイスしてあげたいです
旅人のコートを脱がすのに北風がどれだけ風を吹かそうとも
旅人はコートを絶対に脱ぎません。コートを脱がすのは、太陽の暖かさです
企業を敵視するのは共産主義者の特徴ですが、それだと、本当の意味で貧乏になるのは国民だと
早く気がついて欲しいものですね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする