3月に入った頃、裏庭の中央の花壇に紫のつぼみをつけた花をたくさん見つけた。
その内に次々と開花。母に聞くとヒヤシンスだと言うけど、なんか違う。花の数も少ないし、背も低い。
で、調べてみたら「ローマン・ヒヤシンス」だと判明。フランスで改良されたヒヤシンスの園芸品種だそうだ。
青みがかった紫が、とてもきれいな花だ。他に白い色もあると言う。
最初はだいぶ背が低かったけど、3月の半ばを過ぎた頃にはそこそこの高さに成長し、けっこう見応えが出てきた。
風に吹かれてヒヤシンス。ヒヤシンスを漢字で書くと「風信子」だけど、長い間これを「かぜのぶこ」さんだと思っていた。どういう事やねん・・。
で、これも、こぼれ種で庭のあちこちに広がっている。繁殖力はとても強いようだ。
日陰でもすくすく育つ、丈夫なローマン・ヒヤシンス。未だ赤々と色付くマンリョウをバックに誇らしげだ。
●ローマン・ヒヤシンス ユリ科
学名:Hyacinthus orientalis cv. Provincialis
草丈が低く花が小さくまばらにつく。丈夫で繁殖力は旺盛だが、耐寒性はあまり強くない。花色は、青、白など。
ちなみに、Hyacinthus(ヒヤシンサス)の名は、ギリシャ神話の美少年「ヒュアキントス」に由来する。太陽神アポロンに愛されたヒュアキントス少年が円盤が頭に当たって死んだ時、血に染まった草の中から1本の花が咲いた。それがヒヤシンスだったという話だ。
(2006年3月10日~3月27日撮影)