ふじこーの「アレが気になる」

身の回りのちょっと気になる事や物など気ままに書き綴っていこうと思います。

烏龍茶とYMO

2005-03-18 | 音楽


TVをぼけっと見ていたら、茶畑の中で中国の女性が2人
弦楽器を弾いている映像が流れてきた。
「サントリー烏龍茶 音韻調」のCMだ。
このシリーズは何だか和むな~などと思っていたら、
聞き覚えのある音楽が。

こ・・これは、YMOの「ライディーン」!!
しかも、ナレーションは細野晴臣じゃないか!
なんて懐かしい・・・。

YMO(Yellow Magic Orchestra)は、
細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏の3人で結成され
1978年から1983年にかけて活動したバンド。
今は当たり前となったが、当時まだ珍しかった
コンピュータを使った打ち込みを駆使し、
日本のテクノ・ポップの先駆けとなった存在だ。

変わった物が好きだった僕は、この聞き慣れない
不思議な音楽の虜になり、すぐに魅了された。
コンピュータを使った電子音なのに、曲から受ける
イメージは何だか東洋的な感じがして、面白かった。
音楽性だけではなく、ジャケットのデザインや彼らの
人民服などのファッションなど、ビジュアル面でも
独特の雰囲気をかもし出していたように思う。
歌謡曲かフォークしか聞いた事が無かった僕には
文字通りカルチャーショックで、音楽に興味を持つ
原体験ともなった。
以来、友人が買ったアルバムをテープにダビングして
もらったり、FMの特集ををエアチェックして、
繰り返し繰り返し聞いていたっけ。
(オーディオは高価で、当時家には無かった。)

YMOだけでは飽き足らず、関連するミュージシャンの
矢野 顕子、シーナ&ロケッツ、一風堂などや、
桑原茂一、小林克也、伊武雅刀の3人からなるユニット
スネークマンショーなどを次々に聞いていった。
(スネークマンショーのギャグと言うかコントは
「X∞ マルティプライズ」にも収録されている。
当時の世相やニュースを皮肉った毒のある笑いが
特徴で、中でも「はい、菊地です」は秀逸。)

「イエロー・マジック・オーケストラ」を皮切りに、
「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」、
「パブリック・プレッシャー(公的抑圧)」、
「X∞ マルティプライズ」と次々と傑作がリリース
されていったYMOだが、「BGM」、「TECHNODELIC」の
頃から段々と暗く陰鬱な曲が増えていき、聞くのが
つらくなりつつあった。
そして、1983年に散開(解散をこう呼んだ)。
僕の中でのYMOの歴史は終わりを告げた。

さて、ファーストアルバムにも納められている
「ライディーン」は特に名曲で、作曲者である
高橋幸宏のセンスが光る。
そのメロディは今でも色褪せる事無く光輝いている。

久しぶりにまた聞いてみようか?
古き良き時代を懐かしんで・・・。


(2005年3月19日追記)
”「ライディーン」がファーストアルバムに
納められている”と書きましたが、
「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」の間違い
でした。完全に勘違いしていました。
申し訳ありませんでした。深くお詫びいたします。


●リンク
サントリーウーロン茶 CMアルバム(サントリー烏龍茶のCMを見ることが出来ます)
YMOファンサイト Mnemonic ymo(YMOの事が詳しく紹介されています)