採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ヴィヨンのバウムクーヘン ヴィヨネット

2017-02-09 | +食べるもの以外

先日、おいしいバウムクーヘンを頂いてしまいました。
(Rさん、ありがとうございました!)

そういえば私はバウムクーヘン研究中。
記録しておかないと! 

ヴィヨネット

可愛い箱入りです。
リボンの結び方は、ちゃんと両方のタレが表になるようになってます。
どうやっているのかなー、とゆっくりほどいたつもりですが、しくみはよく分かりませんでした。
私の方法とはちょっと違ったみたい。 

ヴィヨネット

中はなんと、壺型!
何故壺??

こちらは世田谷区にあるヴィヨンというお店のものです。
壺型タイプは何種類かあるようで、このほかにももっと首が長い壺も!

発明したパティシエさんは、陶器にインスパイアされて編み出したそうです。

ヴィヨネット

ヴィヨネットフランボワーズという名前のこれは、中にずっしり、ラズベリーゼリーがつまっています。
切ってみると、改めてびっくり! 

ヴィヨネット

原材料はこんな感じ。

食べてみると、フランボワーズ部分はとても濃厚なフランボワーズ風味。
そしてバウムクーヘン部分は、やはりなんだか本格的な(外国風の)味。

日本のバウムだと、しっとり、とか、とろけ感、と追求してあったりしますが、こちらのものは、わりとぽそっとした食感なのですが(小麦澱粉の効果かしら?浮き粉ってやつですよね)、噛みしめるとしみじみいい味なのです。
更に、ビターアーモンド?の香りが、外国風の味を感じさせているのだと思います。
ラズベリーとアーモンドの組み合わせも、外国風ですよね。

外側のフォンダンは、見事な極薄。薄いのにぱりっとしています。
生地部分とフォンダンを一緒に食べると、すごく美味しいです。

最初は、細長い櫛形に切ってみました。
そうすると、ゼリーとバウムとフォンダンを一緒に口に入れることに。
これだとなんだか勿体ない感じです。

なので切り方は、輪切りがおすすめ。
輪切り方向で、円の1/4くらいにカットし、まずゼリーとバウム生地をぱくり。
そしてフォンダンとバウム生地部分が同時に口に入るように、ゆっくり食べていくと、最高☆

Rさま、ご馳走様でした!

============

鳥取リフォームは、業者さんが作業して下さってるけれど、私はヒマ。
リフォーム本やサイトを見るくらいしか、出来ることはありません・・・。

で、いまI型のキッチンを、将来的にL型にしたらどうかな?とか、今年やる訳でもない計画に思考が暴走してます。
(もっと考えなきゃいけないことあるでしょー)
キッチンの収納って、どうなってると使いやすいんだろう?と、リフォーム前の画像があるサイトを見ていて思いました。
 
リフォーム後、スッキリ綺麗になるのは、リフォームしたからじゃないんだわ。と。
リフォームをきっかけに、戸棚のなかを整理して、不要なものを捨てて、新品のキッチンにあうように、一旦ものを片付けるからなのです(きっと)。

大抵のリフォームが、I型をII型にする訳でもなく、構造自体はもとのまま。
で、キャビネット類を新しいものに交換しているだけです。
収納の容量自体はさほどかわらないのだから、引き出しなどにして多少使いやすくなるにしても、戸棚の中がギッシリで、その上いろいろなものが外に出っぱなしのキッチンでは、例えキャビネットが新しくなっても、同じ状態になるだけです。
リフォームというのは、持ち物を見直すきっかけに過ぎないのだと思いました。

色々なものを見えるところに置いている人は、新しいキャビネットで見えないところにしまうことに、すぐに慣れるのかな?
やっぱり見えているところに置きたい、という人はいないのかしら。
扉をあけるたびにものがこぼれたりせず、出し入れが簡単ならば、見えないところでも大丈夫なのかな。

そもそも、(ひとのキッチンの)キャビネットの中には何があって、キャビネットの外には何があるんだろう?
と考えていたら、面白い写真をみつけました。
Erik Klein Wolterink という写真家のサイト (だと思います)

「Kitchen Portraits」
という写真集を出版されていて、その一部をこのサイトで見ることができます。

オランダをはじめ世界のあちこちの普通の家(比較的小さめかな?大家族ではなさそう。冷蔵庫もがらんとして野菜も入っていないし、単身者かも)のキッチンキャビネット正面図を、
扉を全部あけた状態のようにして撮影しているのです。
(引き出しの場合は上から撮ってる)

よその家のキッチンキャビネットの中を見られるなんて滅多にないこと。
ものすごく興味深いです。
(持ち物の種類、個数、キャビネットの広さ、などなど全部カウントして分析したら、卒論が書けそうじゃない?)

●いくつか気づいたこと
・トースターがみあたらない。
日本だと、炊飯器、電子レンジ、トースターがほぼ必ず、例え学生アパートでもキッチンに置いてある気がする。
外国人は、トースターを使わないのか、使うとしてもキッチンでない場所(食卓とか?)に置いてあるのか。
ひとりだけ、ニューヨーク住まいのイタリア人のキッチンにトースターが。

・密閉容器がほとんど見あたらない。
日本のキッチン片付け本だと、まず密閉容器を整理しましょう、ってなるくらい、 なぜか増殖するもの。
日本ではなぜこんなに多くなってしまうのか。
外国人は残り物とか、しまっておくのはどうしているのか(お皿+ラップ?) 
中にひとつ、あ、このひとはタッパーが多い☆と思ったキッチンがありましたが、よくみるとニューヨーク住まいの日本人でした。わーお。 

・日本では、流しの上に水滴が落ちる構造のステンレス吊り棚をつける(洗ったばかりの濡れたボウルをさっとここにしまったりなど)ことが多いと思うけど、外国のキッチンではこれは全然見あたらない。
そもそも、ボウルというものが、流しから簡単に手の届きそうなところにない。彼らはボウルを使わないのか(そんなはずないよね?)、使った後ちゃんと仕舞い込むのか?

・流しの下は、だいたいみんな洗剤。(日本でもそうかな?)

写真を実物大に印刷した展覧会も開催されたようです。面白そう・・・。
 
こういう写真が好きな方は、都築響一氏の写真集「TOKYO STYLE」「賃貸宇宙」もおすすめです。
(文庫では見えにくいので、大判サイズのものを図書館で借りるのがおすすめ)
でも、棚の中を見るというこちらの企画は、ほんとに面白い。

 

コメント (2)
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干し芋2016:今年は少なめ

2017-02-08 | +干し柿・干し芋・栗

かんころ餅の前にこっちだったかな。今年の干し芋についてです。
昨年とうってかわって、今年は今年はサツマイモが不作でした。
昨冬は、「使える時間の全てを使って、お芋を蒸かしたり、裏漉したり」していました。

その反動で、今年は干し芋はちょっとお休みしたい気分。
なので、少ないうちから更に、10キロほど実家においてきました。
(母が借りていた畑はもうないため)

蒸かしたのは、5,6回かな?
とても少なくて、作業にフォーカス出来ないうちに、終わってしまった気分。
 

干し芋

ある程度乾かしたあと、一度缶に入れて水分を平均化させます。
で、再度乾かしているところ。

かんころ餅材料

今年育てたハニーゴールドは、スジっぽさはないものの、細め。ごく小さいものは焼き芋にして干しました。それがこの写真の上の方。
スジっぽくないし、焼き芋を干してあるのでとても甘いのですが、見た目がいまひとつ。
これの一部も刻んでお餅に混ぜることにしました。
(上の写真にはこれも混ざっています) 

干し芋

もうひとかたまり。
細いものは、ハニーゴールドです。

干し芋

そしてこれが最後の回。
一番手前の黄色いのが、ひめあやか。
その上に3つ並んでいる緑色っぽいのがからゆたか。一番奥のオレンジ色っぽいのが安納芋です。

写真3枚分におさまってしまう少なさ。
楽だったかというと・・・。どうかな?
少しだけ物足りない感がある、ということは、少なかったってことかな。

今年はリフォームプロジェクトがあるし、1月にダンナサマの出張も少なめだったので、少なくて助かったような気もします。


それぞれのお芋の特徴をメモしておきます。

安納芋:
オレンジ色にもっちり干しあがって、綺麗なので定番。

ひめあやか:
収量はごく少ないが、綺麗な黄色に干しあがるし、味もよいので捨てがたい。
例年、中心まで黄色く蒸かしあがることが多いが、今年は内部が白くなるものがいくつかあった。

ハニーゴールド:
皮が白っぽくてぐねぐねと細長い形状。外見は変な虫みたいで非常にまずそうだが、蒸かして干してみると、黄色っぽい、普通の干し芋になる。スジがとても細く、芋の外側ぺろーっと剥くのはむずかしい(ぺろり、と剥がれるのは実は結構楽しい)。
(厚く剥かなくてもいいのかもしれない)
蒸かすと、肉内部が割れたような感じになるので、そこが不満。次は植えない予定。

からゆたか:
緑色がかった干し芋になるタイプ。蒸かしてから切ってみると、白くなっていることもある(食感は、別にもそもそする訳ではなく、白くない部分とさほど変わらない)。
次は植えない予定。

シルクスイート:
今年はこれは、実家に託しました。(実家で干し芋になった) 
サイズも立派で、美味しいお芋だと思ってはいますが、お正月のきんとんにすると、 
例年の母の畑の紅あづまとは違う味ということが分かりました。 

紅あずま:
母が沢山植えていたので、自分では植えていませんでした。昨年夏から母の畑はなくなってしまったので、今シーズンは植えてみようかな。
苗が地元産直で手軽に手に入るのもいいところ。 

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ニンニク2017:なんとか生存

2017-02-07 | +ニンニク

畑に植わっているニンニクの写真を撮ってきました。
大半が、生きているだけで精一杯、という感じ。
凍って枯れたのか、12月頃よりも葉っぱの数が減っている気がしますが、大丈夫なんでしょうか。
 

ふくち

ふくち。
それぞれ、2枚は葉っぱが枯れている様子です。
貧相だわ・・・。
真冬はこんなものかもしれないけど・・・。

ふくち新タネ

福地は、昨年の収穫を播くほか、JA白樺にて新しいタネ500gを追加で購入しました。育ち具合は、似たようなものかな? 

みやこ(岐阜)

こちらはお友達のmiyakoさんから頂いた岐阜のニンニク。2世代目になります。
昨年穫れたものを見ると、ふくちと同系統のようですが、鱗片を包む皮の厚みが気持ち、薄いかもしれません。

山形

山形の最上赤にんにく。
暖地に不向きのようで毎年苦戦してます。今年は、植え付け直前1ヶ月くらい、冷蔵保存してみました。
大きく育て☆と、マルチ穴に1列おきに植えたせいかどうか、発芽や育ち具合がばらついて見えます。 

アブルッツォ

イタリアのアブルッツォのニンニク。
ソフトネックタイプで、鱗片数はぐるりと2周する感じで多く、小さな粒もできるタイプです。
ふくちや山形に比べると、葉っぱが細いですね。 

スペイン白

スーパーで売っていたスペイン産の白いニンニクを植えてみました。鱗片形状はまるっこくてアブルッツォのに似ていますが、鱗片配置は一周でした。
とても貧相な育ち具合です。 

スペイン

スペインのアホ・モラード。何世代目かです。
昨冬は暖冬で玉が全然太らなかったので、今回は植え付け前に種を一ヶ月ほど冷蔵してみました。(でも、結果的に、今年の冬は十分寒かったですね)
この品種は、冬の間もまっすぐ立って葉っぱも青々している気がします。

アーティチョーク畑

アーティチョークを買いに行った際、おまけで頂いたニンニク。茎が長めで、スペインタイプに似た品種ではないかと想像しています。
葉っぱの先が寒さで(?)赤紫になって、綺麗です。 

シチリア冷蔵

シチリアのニンニク。おそらく、アメリカでクレオールタイプと呼ばれているグループではないかと思います。
春、分けつというのかな、茎がフサフサに分かれてしまうものが多発するので、これも半量、冷蔵方式を試してみました。
こちらは冷蔵組ですが、現段階で育ちが断然いいです。 

シチリア常温

こちらがシチリアの、タネ常温保存組。
全然違いますよね。

ただ、今の状態が、ニンニクの玉の太り具合や分けつの程度にどうつながるかは不明です。
今後の展開が楽しみです。 
(でも、このか細さでは、絶対大玉にはならないな・・・) 

完全抽台白

ここからは、畑友のY氏に頂いた種。
完全抽台白。
わりと綺麗に育ってるかも。

静岡薄紫


静岡薄紫、と名前をつけたもの。

紫(2)

紫(2)。
外皮、および鱗片を包む皮が綺麗な紫色で、三つ編みにしても可愛いニンニクです。
静岡薄紫の個体差かどうか、注目しているところ。
葉っぱの色は似ていますね。 

Y氏白

昨秋、新たに頂いた種。一番最後に植えました。
玉は白くて、鱗片はほぼ2周。
茎が柔らかくなって倒れるタイプも育てているそうなので、もしかしたらそれかもしれません。
葉っぱの育ちはとてもよいです。
(これを植えたエリアは、混み合って見える) 


冬は、寒くて成長が遅いですが、病気の心配もいらないです。
本当の試練は、春。
あたたかくなってきてからです。
なんとかのりこえて、立派なニンニクに育ってほしいです。

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かんころ餅2017

2017-02-06 | +お菓子(各国)

2014年から、干し芋の副産物でかんころ餅を作っています。

今年は、サツマイモがとっても不作で少量。
なので干し芋は、「作業やるぜ!」というフォーカスが定まらず、ぼんやりしている間に作り終わってしまいました。(蒸かしたのは5,6回くらいかな?)
かんころ餅も、 例年より少な目です。

かんころ餅材料

干し芋の副産物というのは、ぶあつく剥いた表面部分。
裏ごししてこんな風に干しておきます。

かんころ餅材料

今年育てたハニーゴールドは、スジっぽさはないものの、細め。ごく小さいものは焼き芋にして干しました。それが上の方。
スジっぽくないし、焼き芋を干してあるのでとても甘いのですが、見た目がいまひとつ。
これの一部も刻んでお餅に混ぜることにしました。

かんころ餅

お米4合で、この竹にちょうどのナマコ餅ができます。

かぼちゃ餅

さて、今年楽しみだったのがこちら。
10月に、やや水っぽいかぼちゃをペースト状にして干しておいたのです。
もちろん皮と果肉を別々に。

皮の方は、こんな緑色のシートになりました。サツマイモがお餅になるのだから、カボチャだってなるよね?
わくわく☆ 

かぼちゃ餅

分量の都合上、サツマイモも少々混ぜます(左のやつ)。

かぼちゃの皮は、通常の煮物でもなんでも、ミより好きなくらいですが、お餅にした場合は吉と出るか凶とでるか・・・。 

かぼちゃ餅

もち米と一緒に蒸かします。
黒緑色が、おぞましい・・・。きゃー!どうなってしまうのかしら。

カボチャの皮の味を確かめるため、ココナツはなし、黒砂糖は控えめ、そしてアクセントにクルミを入れてみます。 

かぼちゃ餅

できあがりはこちら。

あら?
意外と普通?

緑色のお餅ってさぞかし妙なものになるだろう、とちょっぴり期待していましたが、よもぎ餅や青のり餅も緑系でしたね。
これも違和感ないかも。

かぼちゃ餅

端っこを味見してみます。トースターで焼きました(よく焼くとこんな風にトロリと柔らかくなりますが、お好みで、電子レンジにごく短時間かけて、固めに仕上げても)。
中央がかぼちゃ皮餅。
上下はいつものかんころ餅。
(ほんとは片方にはシナモンを入れたのだけど、味見では区別がつきませんでした)

かぼちゃの皮餅は、かんころ餅よりもホクホク感を感じます。砂糖を少な目にしたので、甘さ控えめで、ごくわずかほろ苦いような大人の味。
この苦さはクルミから来るのか、かぼちゃの皮なのか、よくわかりません。
かぼちゃの皮かどうかは、言われないと分からないかも・・・。

かぼちゃ餅

私的にはOKの味だと思ったので、かんころ餅と抱き合わせで、お友達に味見してもらうことにしました。
(実験台となった方、すみません~。今後のため、味の感想やアドバイスなど頂けると幸いです)

かぼちゃの、オレンジ色の方のお餅は、作ろうと思っているうちにかぼちゃシートをカビさせてしまったので、なし・・・。
その代わり、サツマイモ少々とヤツガシラ入りのお餅にしてみました。



さて、初めて、読者プレゼント企画ってものをしてみたいと思います(ひっそりと)。
ココナツかんころ餅(サツマイモ、及びサツマイモと八頭入りの2種入り)と、巻き柿(又は柿ログ)1本、スライス干し柿の詰め合わせを、ご希望の方にプレゼントします。ていうか、貰って下さい。
送料はヤマトの着払いにさせて下さい。(暖かい地方の場合はクール便にした方がいいかもしれません。当選後に相談させて下さい)
4名分くらいの予定です。
〆切は、本日中くらいにしようかな。コメント欄にハンドルネームと希望の旨記入して下さい。
この記事にて発表しますので、連絡先をコメント欄にてお知らせ下さい。
(すぐに見えなくします)
(gooブログには隠しコメント機能がないようなので、すみません。ほかにいい方法があったら教えて下さい) 
~~~~~
コメント下さった下記の方、皆様当選にしたいと思います。 

やまたらさま:一番乗りコメントありがとうございました。ご連絡お待ちしております。
たぐさま:長いこと読んで下さいましてありがとうございます。過去のコメントは、何についてだったかしら?(gooブログは、コメント欄の検索が出来なくて不便です)。ご連絡お待ちしております。
なおみさま:イギリス在住とはびっくり。お餅は難しいですが、巻き柿なら大丈夫そうですよね。メールアドレスを教えて頂ければと思います。
はるさま:応募も少ないですし、時間は適当で(笑)。メールアドレスを教えて頂ければと思います。
ひとさま:応募も少ないですし、5人目でもOKってことで(笑)。メールアドレスを教えて頂ければと思います。



==========

■かんころ餅過去記事
2017年(この記事)
かぼちゃの皮バージョンも作成してみました。

2016年
出来上がった干し芋と同時に配るべく、干し芋を作りつつ、同時にかんころ餅を作るようにしてみました。

2015年
干し芋作りが終わってからかんころ餅作成。

2014年 
数年来、干しイモの副産物のサツマイモペーストの消費に苦労していましたが、この年、初めて干すことを思いつき、かんころ餅を作ってみました。
記事では、日本各地のサツマイモを使ったお餅について調べてみました。
ゆで干し芋を使う場合もありますし、生のサツマイモをスライスして干したもの(こっぱ)を使う地域も。蒸かしたてのサツマイモとお餅をつきまぜて、やわらかいおやつにするところもあります。
 

コメント (9)
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手作りアラブ菓子:鳥の巣

2017-02-02 | +自家製バクラバ

 

鳥の巣

アラブ菓子を作ろうと、だいぶ前に冷凍カダイフを買ってありました。
(写真は借り物です) 

鳥の巣

カダイフというのはこういうもの。
極細の素麺状の小麦粉製品です。
英語だとshredded phyllo pastry と呼ばれることもありますが、厳密にはニュアンスが違います。
平らな生地が千切りにされた訳ではなく、穴の開いた容器にゆるい小麦粉生地を入れ、それを巨大な丸い鉄板に垂らし焼きにして作られます(リンクを貼っておきますので、是非動画を見てみて下さい)。生っぽく見えますが、色づかない程度に加熱してあります。

鳥の巣

これは依然頂いたカダイフ。

これまで2回、カダイフのお菓子にチャレンジしたことがありますが、「よし、次もこれで行こう!」と思えるようなものは作れませんでした。

(過去にチャレンジしたのは、カダイフのユフカ巻、そしてバロリエもどき
ほとんど忘れかけていましたが、今、ブログを書くために見返してみると、どちらもかなり残念・・・。特に後者は大失敗。)

お友達のおうちに集まる予定があり、こんな機会でもないとがんばれないかも、と、まずは解凍しておきました。
これを買う際は、「鳥の巣をつくってみよう!」、と思っていた記憶がおぼろげにあります。
(ユフカ巻やバロリエが失敗だったからと思われます。忘れてたけど)

でも、鳥の巣をうまく丸めるの自身がないなあ・・・。
作るのやめようかな・・。
ああ、でも、すっかり解凍してしまったし、はやく作ってしまわないとカビが来てしまう・・・。

憂鬱な気分で、ちょっと別のものを探すために製菓資材コーナーをあさっていたら、なんかよさそうなものをみつけました。 

鳥の巣

小さなアルミのタルト型。ミニタルトでもいいし、小さなケーキもいいな、と思って買うだけ買ったのでした(大昔)。
底面の直径は3.5cmです。

これを使おう! 

鳥の巣

大き目のお盆の上でカダイフをほぐし、左手の親指を使ってなし崩し的に丸めてカップに詰め込みます。そしてくぼみにナッツ。

カダイフ500gで、天板2枚分になりました。カップを使わなければ、1枚半くらいかな。 

鳥の巣

もしゃもしゃと乱れていますが、カップもあるしなんとかなるでしょう・・。

それぞれのカップに溶かしバターを少しずつ注ぎいれます。 

鳥の巣

そしてオーブンへ。
焼きむらが結構できてしまいましたが、バターの量や塗り方によるものと思われます。

あとナッツが焦げ気味。 
どうやらナッツはあらかじめ水につけておくといいみたい。

鳥の巣

焼けたらアツアツのうちに、作って冷ましておいたシロップをそれぞれのカップに少しずつ注いでいきます。
(3つの口があるマヨネーズ用容器が便利でした) 

鳥の巣

出来上がったものは、右のように、割と本場の鳥の巣らしく、ストレートヘアがくるりと丸まっているものもありますが、左のようにくりくり天然パーマなのもあります。

冷凍生地だし、袋から出した時点で最初から縮れている部分(端っことか)があるので、仕方ないかなあ・・・。
冷凍していない新鮮なカダイフで、今度作ってみたいです。 

鳥の巣

くりくり天然パーマでも、いちおうしっかり形は保っています。

今回は、時間もせっぱつまっていたため予習せずいきなり作り始めてしまいました。
後から動画で復習してみると、いろいろ間違っていたみたい。
でも、カダイフを使ったお菓子としては、これまでで一番それらしいものが出来ました。
よし、カダイフはやっぱり、鳥の巣だ。
また練習して、もっとうまく作れるようにしようと思います。

次はこうやって作ろう。

■■鳥の巣
■材料
シロップ (グラニュー糖と水、カサで1:1。煮たてて冷ましておく。)
バラ水もしくはレモンの皮(シロップの香りづけ用) 
カダイフ1袋 500g
溶かしバター 150g~200g
ナッツ 水に浸しておく

(1)ばんじゅうの中でカダイフをほぐし、霧を吹く。(乾燥防止と焼きむらをなくすため、少量の油をまんべんなくまぶすようにしてもいいかも)
切ったりせずに細長い束にほぐして、使わない分には濡れ布巾をかけておく。
(2)ばんじゅうの一角を作業用にあけ、左手親指をお盆につきたてるようにし、その周りにカダイフを巻いていく。右手で巻きつける際、溶かしバターを指先に塗って、カダイフをなでつける。
(3)天板もしくはアルミカップに並べる。
(4)カダイフを全部巻き終わったら、くぼみにナッツを入れる。
(5)軽く霧を吹き、上にラップをかけ、軽い重石をしてしばらくおく。(形がおちつくように)
(6)溶かしバターを刷毛で塗る、もしくは、手袋をした手を油に浸し、なでるようにする・・?。
(7)ほどよい色がつくまで焼く
(8)焼きあがったら、熱いうちにシロップをかける。


■メモ
・アルミカップを使うなら、もう少し小さ目で、リムがないものがあればいいけど。


■参考情報
(1)
カダイフの取り扱い(Youtube動画) 
すぐ使わない分は濡れ布巾に挟んでおくのね・・。 


(2)カダイフの製造(Youtube動画)
カダイフ(クナーフェ)の製造風景 
カダイフ(クナーフェ)の製造風景 
道ばたのカダイフ屋台 道ばたに何軒もクナーファ屋台が! 新型機械のところもあるし、ジョウロの先端みたいな道具を使う老職人も。作るのは簡単だし、店先に山積みになっていますが、どこかに卸すのだろうか?
製菓材料ストリートってことなのかな?

(3)鳥の巣の作り方(Youtube動画)
鳥の巣の作り方(一般家庭。やや大き目)
(クナーファを揃えながら平面に押し付けて整形→天板に並べる→済ましバターをかける→焼く→くぼみに刻みナッツ→シロップかけ)

鳥の巣の作り方(一般家庭。小さ目) 
(クナーファを揃えながら親指を芯にして平面に押し付けて整形→天板に並べる→水につけておいたピスタチオナッツを穴に詰める→上にラップをし、同じ大きさのお盆を乗せて、重石をしてしばらくおく(形をおちつかせる)→済ましバターをかける→焼く→余分なバターを天板を傾けて取り除く→シロップかけ) 

鳥の巣の作り方(ベーカリー。小さ目) 
(クナーファを細長くつながった状態で、親指を芯にして平面に押し付けて整形→適当なところでちぎって、端部を下にする→天板に並べる→ピスタチオナッツを穴に詰める→済ましバターをかける→焼く→シロップかけ→天板を傾け余分のシロップとバターをあふれ出させる)  

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ほうれん草と牡蠣のドリア

2017-02-01 | +ふたりの日

私だけ2日ほど家をあける前、冷蔵庫の生ものや野菜類を空にするにはどうしたらいいか、頭をひねりました。
ホウレンソウ(だけ)がたっぷりあるのよね・・・。
おひたしだと、なんだか寒々しいし・・・。

そうだ、ドリア!
グラタン系のものは嫌いじゃない割にはめったに作りませんが、寒い日には、暖かくてミルク味のものっていいですよね。
ホウレンソウと牡蠣が合いそう、とスーパーに寄って牡蠣を1パック買ってきました。

ドリアは、ごはんがベースなので、冷凍ごはんがあるときはとても早いです。
2玉解凍し、あと冷蔵庫から使ってしまうべきだった茹でたハトムギも発見されて、それも追加。
ベシャメルソースは手近な本を見て作りました。

上等な燻製肉(雉☆ Dさん、ありがとうございました!)もちょっと入れたので、出来上がりは大成功。 

ほうれんそうドリア

(写真はそれほどではありませんが)すごく美味しくできました。
ホウレンソウとクリーム味って、合いますね。

全体的にはぼんやり優しい味で(←私的には褒め言葉)、時々牡蠣や燻製肉のうま味が広がります。
好みの味にできました。

 

残った分は、お皿に分けて盛り付けておきました。
私のいない間のダンナサマにはのごはん。チンして食べてもらいました。
消化がよくて手早くて、便利だったんじゃないかな?




■■ほうれんそうと牡蠣のドリア
■材料 
(具) 
玉ねぎ
ニンニク
冷凍はとむぎごはん、ゆでハトムギ
茹でて刻んだほうれんそう 大き目1袋
牡蠣1パック 
ベーコンなどがあれば(今回は頂きものの雉スモーク少々)
ベシャメルソース(具がフライパン1杯分だと、牛乳500cc分くらいあるとよい)

■作り方
(1)玉ねぎを炒め牡蠣も軽く炒め、ゆでたホウレンソウ、ごはんも混ぜて、チャーハンみたいな感じにする。
(2)容器に移し、ベシャメルソースをかけ、箸をあちこちに差し込んでソースを行き渡らせる。
(3)パン粉とチーズ少々をふり、オーブンで30分くらい、ぐつぐつするまで焼く。 


■■ベシャメルソース(salahiさんのレシピ)
■材料
バター  40g
小麦粉 大さじ4
牛乳   533cc
ペコリーノ又はパルミジャーノチーズすりおろし  1/4カップ(今回はパルミジャーノ少々)
ナツメグ
卵   1個

■作り方メモ(詳しくはもとのレシピを参照下さい)
(1)バターで小麦粉をよく炒める(焦がさない)。
(2)牛乳を入れて、煮立たせる。
(3)火からおろし、チーズ、ナツメグを混ぜる。(チーズはない場合は省略しても)
(4)ある程度冷めたら卵を混ぜる。 

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