介護はイヤだ

両親への積極的な介護をしていなかった(両親は平成24年度に相次いで死亡)、ダメな子供の戯言を書いています。

介護していません

2011-05-12 11:28:09 | 日記
こんなプログでも閲覧者が居るのは嬉しいです。
ですので、先ずは書くのが遅くなったことを謝り申し上げます。
さて、先週も土曜日に父のところへ行ってきました。

当日は明け方から小雨状態が続いていたので、当初は父のところへ行くつもりはなく、午前中は家の中を掃除したりして雑用を済ませていました。先週は色々と有り、食料の買出しをしておりませんでしたので、午後からは「バス(注1)に乗って駅前にあるスーパーで買い物を」と、玄関を出ると雨が上がって雲もマバラ状態。そこで急遽予定を変更して、いつもの様に母を自転車の荷台に座らせて、父のところへ行くと同時に、近所のスーパーで買い物をすることに致しました。
 
さて前置きが長くなりましたが、いつもの様に父の様子報告。
いつもは10時近くに施設へ行くので、施設に入ると「コーヒータイム兼お薬タイム」でにぎやかですが、今回は午後1時過ぎなのせいか施設の中はとても静かでした。
2階に上がって、いつもの様に『食堂?部屋?』の2択は「部屋」にして通路を歩いていくと、丁度、職員に車椅子を押してもらいながら部屋から出て来た父と遭遇。
職員が「よかったね~。これで泣かなくても大丈夫だよ」と言って車椅子から離れたので、通路での立ち話もなんなので、私が車椅子を押して部屋で話すことに致しました。
父が開口一番「連絡があって、やっと来たのか」と言うので、「雨が上がったから午後になってから来たんだよ」と簡単に理由を説明したのですが、「連絡があったんだろ」と話が噛み合いません。ですので「連絡って?何か問題があったの?」と問いかけた処・・・
 「俺のタオルが無くなった」
   「車椅子の肘掛にぶら下っているよ」
 「代わりのタオルが見当たらない」
 《引きだしをみる》
   「タオルだったらここにいっぱい有るじゃない」
 「そこにタオルがあるのか?このタオルが無いから探してもらった」
   「あぁ~、また行方不明になったんだ」(注2)
 「そこに落ちていたから、洗ってもらった」
と言う事で、父は『タオル持って来い』と言う連絡が行ったものだと思ったとの事でした。しかし、話しはここで終らずに
 「探していたら管が絡んで、俺、どうすればいいか判らない」
   「管が絡んだって?」
 《尿カテーテルの管を指して》
 「車輪に巻き込まれた。管が破けると小便が出来ない」
   「そういう時は、ボタンを押すか、通路に出て職員を呼ぶの」
 「呼ぼうとしたけれど動けないから、俺、泣いてしまった」
ここまで話を聞いて、職員が父の車椅子を押して部屋から出てきた経緯が判りました。
つまり、こういうことだったのです。
 『使っていたタオルが無い』⇒『予備のタオルが何処に有るのか判らない』⇒『行方不明のタオルを探そうとしたら、車輪がカテーテルの管を巻き込んだ』⇒『にっちもさっちも往かないので泣いてしまった』⇒『職員が気がついて、対処した』⇒『気分転換を兼ねて、職員は父を食堂へ連れて行こうとした』⇒『私たちが偶然訪ねてきた』
言いたい事が伝わったので気が済んだのか「もう帰れ」と言うので、今回は15分の面会となりました。

施設から表に出ると雨が降ってきたので、お買い物は日曜日に変更いたしました。

(注1)
我が家の移動手段は、「徒歩」「自転車」「バス」「親戚に頼んで車」の4つです。
自家用車は、父が乗らなくなったときに手放しました。

(注2)
これまで入所した介護施設は3箇所ですが、程度の差は在りますがどの施設に置いても何かが行方不明になります。
これまでに行方不明になったものには、次の様なモノがあります。
 ・置時計 1個
 ・下着や靴下 複数
 ・タオル 2枚
 ・半纏の類 1枚
 ・毛布や膝掛 5枚
 ・お寝小用の防水シート 2枚
マジックで名前を書いてあっても、ダメです[シールを貼ったり、大きな字で書いた布を縫い付けた事もあります]。何故ならば、急遽必要だから他の入所者に使わせている事があり、父も私たちが持ってきた覚えの無い服を着ている事が良くあります。