「人間とロボットの境界」からみえる未来。

2004年10月05日 00時59分11秒 | 真面目風
 ロボットが人間らしさを求めていくと、
人間らしさを求めていく。by瀬名秀明


 押井守の世界に似ている。
人間がロボットを求めているのは
たぶん、本質的に資本主義における労働者の待遇を開放させ、
人間の物欲(食欲、性欲など)と時間(睡眠欲など)を
取り戻そうとするところにある気がする。

 ただ、インターネットでも何でもそうなんだけど、
拘束からの自由を求めていて、新たなツールを手に入れたとしても
経済の波(独占志向の欲望)が現れ、
最終的に、欲望を充足した人間らしさのない(ヒューマニティーのない)人間と
非使用者身分として人間らしさのない(ロボット的)生活を送る人間に二分される。

 いやいや、我ながら社会主義的な思考だな…。
 結局、瀬名さんの言うことは
 「届かない未来への憧れが増していく。」ということなのかな。
そう考えると、ブルーになるだめな子なのでした。
(ちなみに、あたくしの政治方針は中道右派(たまに左派)なのであしからず。)

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