猫を捨てる奴は捨てられろ

猫とプログレとオーディオとベスパのブログです。

DPF-7002改造依頼 その9 - 余談(RHINOのリマスターについて)

2011年05月25日 23時50分00秒 | オーディオ
DPF-7002とは直接関係ない余談です。


DPF-7002のレベルからはずいぶんと落ちますが、
オーディオ機器の優劣を測るハードル低めの目安として、
RHINOがリマスタリングしたCDがダメと分かるか否かが挙げられます。

これまでもこのブログの端々でRHINOを貶める発言をしてきましたが、
なぜRHINOがダメかというと、音楽をパーツパーツにばらした揚げ句、
ただの音の羅列にしてしまっているからです。

一見解像度はものすごく上がったように感じますが、きちんとした機器で聴くと、
奥行きが無く、音が横一列平面に貼り付いています。
音楽をやっている方には、音をパーツごとに分解してサンプラーで再生した感じと言えば
分かってもらえるでしょうか。
PhotoShop等で画像処理をやっている方には、シャープを掛け過ぎた感じと言えば
よいでしょうか。
文学をやっている方には、行間が無い感じと言えばよいでしょうか。

粒は立つけど音が周りの音と交わらず、且つ、次の音との関係が希薄です。
演奏の表現の微妙なニュアンスが出ません。



でも、こんなに音楽ソフトとしては失格と言ってよいのに、
以外と良い評判が多いのが残念です。
オーディオって寂しいなと思います。

音楽が好きでオーディオをやろうという方は、最低限、この違いが分かる機器を手にして
欲しいと願います。
そういう方にオーディオってこの程度のものという認識を持たれることが、
音楽が好きでオーディオをやっている身としては一番残念なことです。





さて、ここまでRHINOと一括りにしてきましたが、
私が持っているのは以下の8枚だけです。

イエス「こわれもの」「こわれもの(DVD-AUDIO)」「危機」「リレイヤー」「ドラマ」
シカゴ「ファースト」「セカンド(DVD-AUDIO)」
レッド・ツェッペリン「マザーシップ」

でも全て上述に当てはまるハズレでしたので、一括りにしてもバチは当たらないだろうと思います。

もしかして既にRHINOが心を入れ替えている可能性もあるかもしれませんが、
ハズレ率100%で怖くて他のCDは買う気にならないので、これからもRHINOのものは、
ずっとこの8枚だけだと思います。

RHINOがつぶれて持っているタイトル全てが開放されるといいなと思います。


コメント (6)
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通勤ねこ

2011年05月20日 23時50分00秒 | 
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DPF-7002改造依頼 その9 - 音質比較つづきのつづき

2011年05月19日 23時35分00秒 | オーディオ
ようやく今回の改造機、我が家のメイン機、オリジナル機の音質比較です。

1.セクシーオトナジャン「オンナ、哀しい、オトナ」

 オリジナル機は、3人がべったり横一列です。
 それぞれの細かい表現までは描けていません。
 まあこんなものでしょう。
 でも定価5万8千円の価格から考えたら立派な音です。

 今回の改造機は、解像度がオリジナル機とは歴然と違い、
 開けた口の形が分かります。

 我が家のメイン機は、開けた口の形どころかミキティの喉の奥まで見通せます。
 これは(自分も含め)キモオタ大喜びです。あと人妻好きも。
 そして3人それぞれのマイクとの距離の微妙な違いと、
 繋ぎもしくは後処理(音程)の有無が分ります。

 でもなぜか今回の改造機の方が表現力は上です。
 みやびちゃんの可愛さったらないです。
 我が家のメイン機は音の整理はできていますが、
 情報の絶対量は今回の改造機が上なのかなとその理由を考えました。
 今回の改造機のエージングが終わったときの音は想像もつきません。


2.ラルクアンシエル「Honey」

 2番のサビの繋ぎ目の違和感は、我が家のメイン機が一番大きいです。
 目の前にHydeがいるようで、咽の奥まで見えます。

 今回の改造機は、そこにベールが一枚掛かっています。
 ただ、これもおそらくはエージングが解決するでしょう。
 
 オリジナル機は、違和感があまりなく聞き流してしまいます。


3.イエス「ムード・フォー・ア・デイ」

 我が家のメイン機および今回の改造機は、楽しく聴けます。

 オリジナル機は、ダメです。
 表現が拾えていません。


4.イエス「燃える朝焼け」

 見通しは我が家のメイン機が一番上です。
 ドラムの各パーツの微妙な位置関係、ヘッドの張り等、セッティングが分ります。
 タッチが明確に分るので聞いていて楽しいです。

 今回の改造機は、まだ見通しという点では我が家のメイン機に劣りますが、
 ところどころのニュアンス、特にシンバルの表現は我が家のメイン機を超えています。

 オリジナル機はやはり残念です。
 べったりしています。


5.デュ・プレ エルガー「チェロ協奏曲」

 今回の改造機の表現力は凄いです。
 聴き惚れてしまいました。
 チェロの真ん前で聴いているようです。
 また、これまでバックのオケはあまり頑張っていないと思っていましたが、
 ところどころでは頑張ろうとしているんだということが分かりました。

 我が家のメイン機は、これまで表現力は十分と思っていましたが、
 今回の改造機には負けます。
 ただ、音の見通しはこちらが上で、さしずめ、
 チェロの真ん前で見ているようです。

 オリジナル機は、演奏の凄さは分りますが物凄さは分りません。
 我が家のメイン機と今回の改造機を聴かなければ、
 不満はないかもしれませんが。



我が家のメイン機と今回の改造機の大きな違いは、
メイン基板上のジャンパー線を交換しているか否かですが、
こんなにその影響があるとは驚きでした。
我が家のメイン機も頑張って改造しなければなりません。

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DPF-7002改造依頼 その9 - 音質比較つづき

2011年05月17日 23時58分00秒 | オーディオ


セクシーオトナジャン(まんなかの3人)は2005年のハロプロシャッフルユニット3組のうちの1組です。
訳あってハロプロ最凶ユニットと言われていますが気にしません。
このCDのこの曲のあとには残り2組の曲も収録されていますが、後の曲ほど歌がオフマイクになっていくのが特徴です。
この曲は1曲目ですので素晴らしくオンマイクです。
声をどこまで目の前に感じてどこまで見通せるか、そしてみやびちゃんがどこまで可愛いかで再生機器の優劣が分ります。




ラルクアンシエルの「Honey」も声です。
ボーカルを録り直して繋いでいるのですが、そこにどこまで違和感を感じるかで再生能力が分ります。
具体的には2番のサビで、それまで少しはっちゃけた感じで歌っていたのが、醒めたように大人しくなります。
演奏の表現を明確に描き出せる機器ほど、ここの部分の違和感は大きいです。




イエスの「こわれもの」は、2009年リマスターではなく、1998年リマスターの方です。
非常に良いマスタリングが施されています。
おそらくマスターのジェネレーションもRHINOがリマスターした2009年版よりも若いと思いますが、
そんなことは関係ない音の良さです。
「ムード・フォー・ア・デイ」はハウお得意のアコギ一本の曲でそれはそれはそれは退屈なのですが、
表現を明確に描き出せる機器であれば、なんと楽しく聴くことができます。びっくり。
「燃える朝焼け」は、長いイントロの頭の辺りのブラッフォードのドラムの表現がどこまでリアルか、それぞれのドラムの微妙な位置関係がどこまで見えるかで機器の優劣が分ります。




デュ・プレのエルガーは凄い演奏です。
バレンボイムが指揮したフィラデルフィア管弦楽団との1970年のライブ録音です。
この過剰と言ってよい鬼気迫る演奏がどこまで胸に刺さるかで、機器の優劣が分ります。
これが伝わらない機器は、少なくともクラシックを再生すべきではないと思います。


今日こそ音質比較を書くぞと思っていたのですが、
またおねむがきました。
ここまでです。


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DPF-7002改造依頼 その9 - 音質比較

2011年05月16日 23時55分00秒 | オーディオ
2月から3ヶ月間お預かりしていたDPF-7002ですが、本日ようやく依頼主様にお届けすることができました。
仕事の遅さに申し訳ない気持ちでいっぱいです。


遅ればせながら、簡単な音質比較をしましたので報告いたします。

比較したのは、今回の改造機、我が家のメイン機、オリジナル機の3台です。

我が家のメインシステムに組み入れての比較です。
一応メインシステムの機器についても紹介しておきます。

 プリアンプ:スレッショルドSL-10
 プリとパワーの間のライントランス:パートリッジTK-3952
 パワーアンプ:クラウンD-45改
 スピーカー:グッドマンAXIOM80

何回も書きますが、クラウンのD-45は優れているから使っているのではなく、
うっかり購入してしまったら本当にどうにもならないアンプで、しかたなく大改造したらなんとか使えるようになったものですので誤解のないように。


比較に使用したCDは以下のものです。
オーディオ評価で使用しているのを見たことも聞いたこともないと思いますので、びっくりしたりバカにしたりしてください。

 セクシーオトナジャン「オンナ、哀しい、オトナ」(EPCE-5369)

 ラルクアンシエル「ray」(KSC2-283)より「Honey」

 イエス「こわれもの」(AMCY-6291)より「ムード・フォー・ア・デイ」および「燃える朝焼け」

 デュ・プレ エルガー「チェロ協奏曲」(SRCR-2643)

以上です。


いいところですがおねむがきました。
寝ます。
また明日。
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