猫を捨てる奴は捨てられろ

猫とプログレとオーディオとベスパのブログです。

2023年プログレ散財振り返り

2024年01月05日 12時31分46秒 | 音楽
2023年はプログレ関係の散財は、ボックスを一つも買わなかったこともあり、
大した額にはなりませんでした。なっていないと思います。



キング・クリムゾン

Larks' Tongues In Aspic 50th 2CD+2BR Boxset

名称はボックスセットとなっていますが、
4枚組CDサイズのコンパクトなものです。
ぼったくり(且つ音が悪いSHM-CD)の国内版でなければ、
7,000円くらいです。

50周年シリーズは現在、宮殿と、この太陽と戦慄の2タイトルがリリースされていますが、
どちらのタイトルも、40周年の時に控えめにほどほどで我慢していたミックスを、
我慢することなく曲の格好良さを最大限表現することを追求したミックスとなっていて、
非常に楽しいです。
マスターの劣化が進んでいると思われることから、音の生々しさには限度があるのが残念ですが、
オリジナルLPを抜きにすれば、これまでで一番音の良いシリーズであり、
今後発表されるタイトルにも大きく期待が持てます。



イエス

Transmission Impossible

買い忘れていたブラッフォード在籍時のBBCセッション集です。
ブラッフォード目当てで購入しましたが、
やはりブラッフォードはクリムゾンからが本番だと再認識しました。



ピンク・フロイド

ブートを7タイトルと、狂気50周年ブルーレイオーディオ盤を入手しました。

ブートの中に超大当たりがありました。

THE DARK SIDE OF THE MOON MASTER TAPE COPY

マスター作業(またはリマスター作業)で最終的にイコライジングや音圧調整等を施す前の
マスターテープからデジタル化したCDのようです。

狂気はアナログ盤(ハーベストではありますがオリジナル盤ではありません)、
30周年SACDハイブリッド盤50周年ブルーレイオーディオ盤しか持っていませんが、
アナログ盤はもう20年以上聴いてなくて記憶が定かでないので比較から除くとして、
30周年SACDハイブリッド盤、50周年ブルーレイオーディオ盤では逆立ちしても太刀打ちできない、
もの凄い音のリアルさです。
特にギルモアのギター、メイスンのドラムで顕著です。
ドラムはメイスンの下手さをごまかすためにこれまで大きく音圧をいじっていたのが、
それが無いためにメイスンの力量が生々しく分かり、微笑ましく楽しいです。
あまりの音の良さに、このCDを入手後、もう20回くらい聴いており、昨年一番よく聴いたCDです。
イリーガルなものではありますが、50周年盤に大枚をはたくのであれば、こちらを強くお勧めします。



EL&P

なんかライブベスト盤を購入しましたが、
EL&Pの大味なハッタリが苦手ということを再認識しました。



CDはプログレ以外ではそこそこ購入したように思いますが、
プログレ関係では以上であり、
大した額にはなりませんでした。なっていないと思います。

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King Crimson Scorebook 到着!

2023年12月04日 21時31分56秒 | 音楽
King Crimson Scorebook がようやく届きました!




6月に注文して7月に発送連絡が来ましたが、なぜか5ヶ月待たされました。
きっと地球を何周かしていたのでしょう。



どちらもタブ譜付きのバンド譜で、
80年代クリムゾン期のものは「The Discipline Era Transcriptions - King Crimson」、
THRAK期のものは「THRAK by King Crimson - The Complete Scores」が正式名称です。
なんとタブ譜についてはトレイ・ガンが採譜しています。





80年代クリムゾン期の方にはレヴィンがアカペラで多重録音した「king crimson barber shop」の楽譜も付いているのが嬉しいです。



「太陽と戦慄パート3」のコーダ部の隣なのが凄い違和感です。


5月以降本業が忙し過ぎてブログの更新が全然できませんでしたが、
あまりの嬉しさに久しぶりに更新してしまいました。



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センティピード Septober Energy-Part4 ギターコード

2023年05月31日 16時06分56秒 | 音楽
ロバート・フリップがプロデューサーとして参加した、ジャズロックオーケストラ センティピード の Septober Energy の終曲である
「Septober Energy-Part4」のコーダの合唱が歌いたくなり、ギターコードを付けてみました。

原曲キーはD#maj7ですが、半音落としてDmaj7で書いています。

3センテンス目の liberation を リベレーション ではなく、リーバーレイション と発音するのがミソです。



Septober Energy-Part4


Dmaj7     Amaj7
Unite for every nation

Dmaj7     Amaj7
Unite for all the land

Dmaj7     Amaj7
Unite for liberation

Dmaj7     Amaj7
Unite for freedom of man

(100回くらい繰り返し)


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Pink Floyd The Man And The Journey

2023年03月24日 00時00分00秒 | 音楽

 

ピンク・フロイドが何を思ったのか、それまでに発表した曲を組曲形式で再構築した1969年の作品です。

 

結局スタジオ盤は発表されず、この "The Man And The Journey" を冠した1969年のツアーでのみ演奏されました。

しかし、この時の1公演がFMラジオ放送されており、そのエアチェックテープを元にしたブートが長い間出回り、2016年には遂には公式に Early Years 1965-1972 の一部(27枚組BOXのディスク9)として発表されました。

更に最近、FM放送用のマスターテープが発見され流出し、それをCD化したものがこれです。

 

1枚目の "The Man"組曲 は、人間の一日の営みをピンク・フロイドらしい呑気な組曲にしたもので、若干退屈ですが、2枚目の "The Journey"組曲 はなかなか聴かせます。

"The Journey"組曲の冒頭の「Green Is The Colour」から「Careful With That Axe, Eugene」の流れは素晴らしく、「Careful With That Axe, Eugene」は最早、この組曲のこの流れかでしか聴けなくなってしまいました。

また、組曲のラストを「A Saucerful of Secrets」のコーダで締めているのもプログレ的に嬉しいです。

 

音が良いのも嬉しい点で、最近の愛聴盤となっています。

 

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Nick Mason's Fictitious Sports

2023年03月22日 00時00分00秒 | 音楽

 

参加メンバーは、ジャズ界の鬼才カーラ・ブレイ、クリス・スペディング、スティーヴ・スワロウ、ロバート・ワイアット等と、錚々たる面子での、ニック・メイスンの1981年のソロアルバム。

 

このメンバーにドラムがそんなに上手くないニック・メイスンが加わるのは違和感しかなく、案の定、ピンク・フロイドのドラマーとしての名前貸し作品だったようです。

 

実質的には、カーラ・ブレイのリーダーアルバムだったようで、プログレファンとしては、4曲目の「Hot River」以外は微妙な作品です。

全曲、上ものは凄く上手いのに、ドラムはいつものニック・メイスンでドタバタしていて変なバランスです。

 

でもその「Hot River」はかなり格好良い曲で、これでギターがギルモアで5分くらいのギターソロがあれば、The Wall の「Comfortably Numb」に匹敵する名曲になっていたと思います。

 

「Hot River」だけで "買い" と言ってよいかは微妙なところですが、新品での入手がなかなか難しい作品ですので、チャンスがあれば購入してもよいと思います。

私はアマゾン経由でドイツの業者から購入しました。

なぜか注文後5日で到着してびっくりしました。

 

Nick Mason's Fictitious Sports

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