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猫を捨てる奴は捨てられろ

猫とプログレとオーディオとベスパのブログです。

交流安定化電源が壊れました

2025年07月31日 15時42分26秒 | オーディオ
先日のブログで書いたえらいこととは、
交流安定化電源が壊れたことです。

アナログ関係(プリアンプとパワーアンプ)はこの交流安定化電源に接続していましたが、
ブツブツブツと脈動するノイズが音に乗るようになりました。

そのためこの交流安定化電源からプリアンプとパワーアンプが接続されていたテーブルタップを外し、
壁コンセントに直で差し込んだところ、
我が家のメインオーディオシステムが、なんともまとまりのないフリーダムな音になってしまいました。

音像の輪郭が曖昧になり、かなり感覚的な表現ではありますが、それぞれの音が好き勝手に混ざって暴れています。
指揮者のいないアマチュアオーケストラといったところでしょうか。
ブライアン・イーノがプロデュースしたポーツマス・シンフォニアみたいです。
よく聴けば音それぞれの表現は、それでもその辺のそこそこのオーディオシステムよりは格段にできていますが、
音同士の有機的な結合ができておらず、音楽になっていません。

ひとまずパワーアンプと電源アダプタの間に、ずっと使っていなかったNFJのノイズフィルター Petit Susie を
片チャンネルずつ入れましたが、効いているのかいないのかさっぱり分かりません。

もはやまともな音楽装置ではありません。
低レベルな音しか出てこないため、毎日音楽を聴くのがつらいです。


交流安定化電源がこれほどまでに効いていたのかと驚くと共に途方に暮れています。

どうしよう。


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NobSound プリアンプ GFJ802 導入したが その5

2025年07月29日 00時00分00秒 | オーディオ
結局NobSoundのプリアンプ GFJ802 のアウトプットコンデンサ―は、MUSE-KZ 100uF/100V にしました。

これまで触ってきた、いくつかの機器のアウトプットコンデンサに100uFのものが多かったのでそれに倣いました。

それにしても発熱が大きいアンプなので発振を疑いましたがオシロで波形を見る限りでは発振していないようです。


さあこれからこのプリアンプをどう活用していこうか考えていたら、えらいことが起こりました。
それがブログの更新が前回から3ヶ月も空いてしまった原因です。

おねむがきたので続きます。
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NobSound プリアンプ GFJ802 導入したが その4

2025年04月28日 00時00分00秒 | オーディオ
スカスカの音の原因はアウトプットコンデンサであることが分かりました。

コンデンサを外して直結も考えましたが
高価なライントランスにあまり直流を流したくないので、
コンデンサを他のものと交換することにしました。


試してみた結果は以下のとおりです。

元のコンデンサ:
PB-MKP-FC 2.2uF/400V:スカスカな音。



2.2uF:
WIMAフィルム 2.2uF/100V:スカスカな音。
UTSJ 2.2uF/50V:スカスカな音。
MUSE両極性 2.2uF/50V:スカスカな音。

2.2uFでは容量が少な過ぎて電流変動に対する応答速度が間に合っていないのか?



4.7uF:
WIMAフィルム 4.7uF/100V:スカスカはなくなったが、音に実体感が無い。



10uF:
MUSE-KZ 10uF/100V:スカスカはなくなり、音に実体感もある。やはりKZは優秀。
MKT1813 10uF/100V:スカスカはなくなり、KZ程ではないが音に実体感もある。優秀。



10uF以上:
MUSE-KZ 22uF/50V:スカスカはなくなり、音に実体感もある。KZの10uFより低音が出る。
UTSJ 22uF/50V:スカスカはないが、表現がのっぺりする。
MKT1813 10uF/100V×2パラ:スカスカはなくなり、KZ程ではないが音に実体感もある。音楽にスピード感が出る(走る)。
MUSE-KZ 47uF/100V:スカスカはなくなり、音に実体感もある。KZの22uFより更に低音が出る。



MKT1813は、DV-800AVの改造のときに、アウトプットコンデンサとして特に理由もなく使用したものでしたが、
こうして聞き比べてみるとカップリングコンデンサとして割と優秀なようです。
電解嫌いの方でしたら、MKT1813で決まりかもしれません。
私は音にどれだけ実体感があるかということのみが重要なので、MUSE-KZ一択となります。
あとは、容量をどうするかという点のみです。
容量が増すごとに低音がどんどん出てきます。
といっても、オシロで正弦波で測定した周波数特性を見る限りでは、
元のコンデンサも含め、2.2uFから47uFまで、20~30KHzの範囲では全くのフラットです。
やはり電流変動に対する応答速度が問題なのでしょうね。

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NobSound プリアンプ GFJ802 導入したが その3

2025年04月22日 00時00分00秒 | オーディオ
スカスカの音の原因は入力端子ではありませんでした。

原因は他にあるということです。

基板をもう一度じっくり見渡します。






アウトプットコンデンサが2.2uF/400Vです。
スピーカーのネットワークに使うような大電圧用ですが、
小電圧を扱うプリアンプに使うものなのでしょうか。







アウトプットコンデンサの両側をショートさせてみました。
このプリアンプの出力の後にはライントランスを入れているので
その後の回路に直流が流れることはないのですが、
一応アウトプットコンデンサの入力側の直流電圧を測ってみて、
たいした電圧でないことも確認しています。





スカスカでない普通の音になりました!

原因はアウトプットコンデンサでした。



さあどうしよう!
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NobSound プリアンプ GFJ802 導入したが その2

2025年04月16日 00時00分00秒 | オーディオ
前回の最後に書いた中華クオリティ本領発揮の衝撃の事実です。



入力基板を表から見たところです。



グランドのパターンが基板の外周部をぐるっと回っているのが分かります。



さあ、衝撃の事実です。

入力基板の裏側の半田付け面です。




赤枠で囲んだ部分、Lチャンネルの入力端子のグランドの半田付けがされていません!

前回の音出し一音目で、片チャンネルを逆相で接続したか、グランドが浮いているかのような音と表現しましたが、
正に片チャンネルのグランドが浮いていました。



入力端子はホット、グランド、固定用の3ヶ所が半田付けできるようになっていますが、
ここで半田をケチり、ホットとグランドさえ半田付けすればよいと考えたのだと思います。
しかし、このアンプを製造する工員は、そのような設計思想を知る由もありません。
LRの端子を上下同じように半田付けしてしまい、Lチャンネルは固定用の箇所のみを半田付けして
グランドが浮いてしまうということになってしまいました。



なお、ここでまた嫌な事実に気付きました。
入力端子自体、ケチっており、ホット以外は端子を立てていないのです。
入力端子のグランドと固定用の2ヶ所は平べったい半田付け面があるのみです。
基板にぴったりくっついた状態で基板のスルーホールから半田を流し込み、この平べったい半田付け面に
半田付けしてしまえばよいと考えたようです。
思想は分かりますが、
基板のスルーホールから半田を流し込み、基板の反対側に密着した入力端子のグランドの平べったい半田付け面にハンダ付けできたか否かは、
そこそこ半田付けの技量がある作業者でなければ感覚が分からないと思います。
半田付け不良の温床であり、まともな設計者はやらない設計です。



入力切替にリレーを使っているのも大層気に入らないので、いずれは入力基板は全廃して、
入力端子及び入力切替はリプレイスする予定ですが、
ひとまずはLチャンネルのグランドを全て半田付けしました。
Rチャンネルも半田付け不良が起きている可能性があるので半田付けをやり直しました。



さあ、組み直して音出しです。



全く直っていません。
スカスカな音です。
上で鬼の首を取ったように書きましたが、入力基板ではありませんでした。

濡れ衣!



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