猫を捨てる奴は捨てられろ

猫とプログレとオーディオとベスパのブログです。

D-45の改造 2・前

2008年12月07日 21時56分14秒 | オーディオ
次の図は、クラウンD-45の入力段の回路図です。
バランス入力をオペアンプで受けています。
教科書に出てくるごくオーソドックスな回路です。
音声信号はこのオペアンプを通った後、ヒューズ抵抗、音量調整ボリューム、カップリングコンデンサを経て、
次のオペアンプに入ります。




前回のD-45の改造2の最後に書いた気になる点というのは、
バランス信号がオペアンプに入る直前の、ホット側のみに入っている可変抵抗です。
次の画像の赤で囲んだ部品がそれです。


(前回のカップリングコンデンサおよびダイオード交換の画像がないので、それ以前の画像を用いています)


音声信号はこの貧乏臭い可変抵抗の頼りない接点を必ず通ります。
RCAピン-XLR変換ケーブルを用いてアンバランス接続をしている場合でも、ほとんどの場合は(コールド側を殺して)
ホット側を生かしているはずですので、音声信号はこの可変抵抗を通ります。

D-45は全体的にあまり精度の高くない部品を使っており、精度が求められるバランス入力部分の抵抗も普通に
バラツいています。
この可変抵抗はそのバラツキを解消するためのものと思われます。

ただでさえ可変抵抗は音声信号を劣化させるのに、音質的に良いとは思えない部品が用いられていて気持ち悪いのと、
我が家はアンバランス接続なのでこの可変抵抗の意味が全くないため、この可変抵抗はスルーすることにしました。
また、最初のオペアンプはバランス入力を合成するためのもので、他に役目は無いため(ゲインも1です)、
このオペアンプもスルーすることにしました。
回路は以下のようになります。



家庭での使用には不要と思われるのと、配線の関係で、ヒューズ抵抗も外します。
非常にすっきりしました。

長い前置きのあと、ようやく作業に入ります。

(つづく)

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