スペインの2バンド、共に1作品のみだがプログレの名盤として必ずリストアップされるであろう完成度の高い作品を残した。
Crack / 「Si Todo Hiciera Crack」 1979年発表
ピアノ、フルート、シンセを主体にしたシンフォニック・プログレの名作。叙情的なヴォーカル、時にめまぐるしく展開するアンサンブルは良質なイタリアンプログレを彷彿とさせる。楽曲は洗練されていて、演奏レベルも非常に高く安定している。メロトロンも派手ではないが随所に使用されていて正に王道的、シンフォニック・プログレという教科書があれば載せたくなるような作品だ。ジャケットだけはなぜか作品のイメージとかけ離れている。
Gotic / 「Escenes 」 1978年発表
フルートを主体にしたインストゥルメンタル・ジャズ・プログレ、フュージョンと言っても通用するかもしれない。カバーアートのイメージそのままのファンタジックで心地よい作風。イージーリスニング的でさらっと聴き流せてしまうが、聴き込むごとにその繊細に作られた楽曲に新たな発見がある。ほのかに異国情緒が香る流れるようなメロディーも秀逸。Crack同様、演奏レベルも非常に高く安定していて、全くスペイン臭さが感じられない洗練された作品である。
スペインのあるプログレバンドのライナーノーツにこんな感じのことが書かれていた。
「スペインのプログレというとすぐにフラメンコギターに手拍子が出てくる泥臭い音楽を思い浮かべる.....」
この2バンドには全く当てはまらないコメントである。
「プログレ一家に一枚」的プログレマニア必携の2作品、聴いてない人は今すぐ聴くべし!
・関連ブログ投稿
「国民保険カンタベリー出張所」
Crack / 「Si Todo Hiciera Crack」 1979年発表
ピアノ、フルート、シンセを主体にしたシンフォニック・プログレの名作。叙情的なヴォーカル、時にめまぐるしく展開するアンサンブルは良質なイタリアンプログレを彷彿とさせる。楽曲は洗練されていて、演奏レベルも非常に高く安定している。メロトロンも派手ではないが随所に使用されていて正に王道的、シンフォニック・プログレという教科書があれば載せたくなるような作品だ。ジャケットだけはなぜか作品のイメージとかけ離れている。
Gotic / 「Escenes 」 1978年発表
フルートを主体にしたインストゥルメンタル・ジャズ・プログレ、フュージョンと言っても通用するかもしれない。カバーアートのイメージそのままのファンタジックで心地よい作風。イージーリスニング的でさらっと聴き流せてしまうが、聴き込むごとにその繊細に作られた楽曲に新たな発見がある。ほのかに異国情緒が香る流れるようなメロディーも秀逸。Crack同様、演奏レベルも非常に高く安定していて、全くスペイン臭さが感じられない洗練された作品である。
スペインのあるプログレバンドのライナーノーツにこんな感じのことが書かれていた。
「スペインのプログレというとすぐにフラメンコギターに手拍子が出てくる泥臭い音楽を思い浮かべる.....」
この2バンドには全く当てはまらないコメントである。
「プログレ一家に一枚」的プログレマニア必携の2作品、聴いてない人は今すぐ聴くべし!
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「国民保険カンタベリー出張所」
フラメンコギターに手拍子が出てくる泥臭いスパニッシュ・ロックって、じつはあんまりない気がする。Trianaはもろだけど、GranadaとかCanariosとかGuarberto、Bloque、Fusioon、Coto en pelとか、あんまりフラメンコを感じないグループのほうが多いように思うぞ。
似てませんね。
>フラメンコギターに手拍子が出てくる泥臭いスパニッシュ・ロック
私が知っているのもTriana位ですね。
ライナーノーツって結構いい加減なことが書いてありますね。
フラメンコはともかく(笑)、スペインのバンドには珍しい淡白な感じが気に入っています。