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Ferrari DINO246GT Differences in seat design

2023-11-21 09:18:17 | お知らせ

先日ferrariディノのシートデザインについて問い合わせがありましたので、私の分かる範囲でご説明させて頂きます。

先ずはDinoの種類ですが、最初は排気量2Lの206gtから始まりエンジン排気量を2,4Lに拡大し246GTとなりました。
また246gtには初期型のLタイプから始まり中間期Mタイプ最終型のEタイプと大まかに3タイプに分かれております。

シートフレームは大別しますと206と246のLタイプ・ そして246のMタイプとEタイプと分かれます。

先ずは206のシートデザインです。



素材はビニールレザーです。
おもにシートセンター部部のフレームが異なるために206及び246gtのLタイプには専用ののウレタンフォームが
必要になります。


裏側です。




同じくビニールレザーですが、246gtです。一番ベースモデルのパターンです。


246のMタイプとEタイプのシートウレタンセンター部です。




センター部の206とLタイプ とM・Eタイプとの比較画像です。長さ・厚み・形状ともに違いが分かると思います。



コノリーレザーによるシートデザインは主に2種類です。



そしてデイトナシートパターンです。


246は年式によってデザインが違うのではなくて あくまでお客さまの希望によって各シートデザインを
採用していたみたいです。

シートを張り替える前には可能でしたらシートファームを一緒にお取り換えをお勧めいたします。
製造後数十年の年月をへておりますので、画像の様に風化しているのがほとんどです。




弊社は新たにウレタンフォームをインジェクション型で製作している会社です。


それでまた次回

クラシックカーは文化財で芸術品です 是非大切して下さい。

自動車内装 及びレザー製品のご相談はhttp://www.foxhead.co.jp 又はinfo@foxhead.co.jpまでお気軽にご相談ください。

Ferrari DINO 246GT interia Restoration 3

2023-11-17 16:39:02 | お知らせ
今回はメーターのリビルトのお話です。


1960年代の代表的なレイアウトで、雰囲気が有りとても美しいメーターです。



しかし製造から40年以上たち汚れ傷等が目立ちますので、
各メータ類をパネルから取り外し計器屋さんにリビルト依頼を致します。



車両のメータパネルは以前コンパウンド等研磨剤で磨いた跡がありますが、
ディノのメーターパネルはアルミ素材にヘアーラインを施した後、
アルマイト染色で色を出していますので、研磨剤等で磨くことは厳禁です。



古いアルマイトを除去し研磨後ヘアーライン処理をし、アルマイトで同色に染めま
す。



リビルトが済んだメーターをパネルに取り付け完成となります。
(新車時の様です)



序にシフトゲージをリビルト致します、古いメッキを除去し
エッジを出すため研磨後、再メッキ処理した状態です。


次はシートかドアーパネルに移りたい思います。


クラシックカーは文化財でアートです 是非大切して下さいね。

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