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自動車内装専門

フェラーリ ferrari F40 ルーフライニング

2013-06-18 18:20:02 | お知らせ

ferrari F40 のルーフライニング張り替え

F40はフェラーリ社創立40周年を記念して1987~1992年まで生産されたエキサイティングなferrariです。

すでに製造から20年以上経ちますので、各部のウレタンの劣化が進んでおります。
ウレタンの性質上劣化は防ぐ事は出来ませんので、少なくても10年過ぎました取り換えの必要があります。

今回はルーフライニング部がウレタンの劣化で、垂れ下がってきてしまいましたので取り換えとなりました

先ずは左右のシートを外し ルーフライニングを室内から取り出します。



本来はライニングのリブがハッキリと見えるはずですが、ウレタンが劣化して全体が浮いた状態ですので、
リブが見えません。

先ずはライニングのビニールレザーを剥がします。

ウレタンが粉状になっているのが確認できると思います。


本体のFRP製のルーフボードです、ライニングを外すとリブがハッキリと見えますね。
これからボンドを除去いたします。


旧接着剤を除去した後に、同じ硬度と厚さのウレタンを新しく張りなおします。


リム部が凧みたいですね この後新しいリニングレザーを張り込みます。


完成したルーフライニングを車体に装着して完成ですね。


これでオーナーのもとに納車です。


それでまた次回

クラシックカーは文化財で芸術品です 是非大切して下さい。

自動車内装 及びレザー製品のご相談はhttp://www.foxhead.co.jp 又はinfo@foxhead.co.jpまでお気軽にご相談ください。

フェラーリー ferrari 456GT

2013-06-06 18:42:26 | お知らせ
Ferrari 456GT ダッシュボード


今回はFerrariの4シーター 456GTのダッシュボードの張り替え記録です。
ブログでは何時もビンテージな車ばかりですので、今回は比較的年式が若い車です。
現オーナー様は走行距離が 2,500kmの極上の車両を購入されたのですが、以前のオーナーがダッシュボード上面に
ナビのモニターを、取り付けたので その後が残ってしまい 『ショップで色補修をお願いしましたが如何しても跡が残ると』
との事で、フェッラリー純正レザーどの張り替え作業となりました。

先ずは室内のシートを取り出すのですが、このシートは想像を絶する位重く、大人の男性二人でやっと持ち上がる位の
重さでした。



最近のシートは全て電動になってモーターがシートの中に8個位入っていたり シートフレームも安全基準で
丈夫になってきていますので車両から取り出すのは大変です。



何時のの様に室内からダッシュボードを引き出しました。
画像に有る赤丸がモニターの後です。



ダッシュボードの裏側です 最近はエアコンのダクトがダッシュボード裏いっぱいに取り付けられています。
またこれが非分解しきで全てリベットで留っています。

赤丸がリベットです。


ダクト類を取り外した後に、モニター跡が付いたレザーを剥がしインナーのウレタンを取り換えます。


旧ウレタンを外した後に、接着剤を除去してクリーニングを行います。
古い接着剤が残っていますと、日本のケミカルと合いませんので 剥離する場合がありますので弊社では
全て除去致します。



その後に同じ硬度と厚さのウレタンを張り込みます。



ウレタンを張り込んだ後に、新しいferrari純正レザーを張り込みます。




ダッシュボードの完成です 

この後車両に取り付けシートを取り付けまして、一度電源を落としましたので、各部の初期設定を

してお引き渡しです。

近年の車両は(Ecu)電気仕掛けですので、必ず初期設定を必要と致します。

それでまた次回

クラシックカーは文化財で芸術品です 是非大切して下さい。

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