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自動車内装専門

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ferrariと小型飛行機

2012-10-30 17:49:04 | お知らせ
ferrariと小型飛行機
普段は自動車内装を専門にレザーを縫製したりで、仕上げている私たちですが、
時々変わった依頼を、お受けすることがあります。

今日はその一例を紹介させて頂きます。

私たちが普段扱わせて頂いている車両には、アルミパネルを使用している車が多くあります。

当然腐食等が生じておりますので、新たに製作したりしております。

ご存じの方もおられると思いますが、アルミは軟らかく伸びたりするので、少々成形には慣れと
技術が必要な素材なのです。

今回の依頼は何と! 『飛行機のドアーのフィッテングが悪いので、板金し修正して下さい』とのご依頼でした。

飛行機ですか? 板金! と驚きましたが、そこは職人魂の悲しい性で… お受けしてしまいました。

飛行機はフランス製のTB21です。



依頼個所はドアーですが、ガルウイング方式で上に開くタイプです。


写真の赤丸の部分が気体とのラインと違い 車で言う半ドアーみたいな状態に見えます。

部分拡大で見て見ますと、良く分かると思います。


出来たら塗装をしないまま、フィニッシュまで持って行きたいので慎重に力を加えながら板金修正、格闘3時間…



当初塗装も考慮しておりましたが、修正跡も残らずに綺麗にすみました。
機体担当の方も満面の微笑みで完成です。




色々な乗り物復元したり致しますが、それぞれ違った魅力があり素敵です。


ではまた次回

自動車内装 及びレザー製品のご相談はhttp://www.foxhead.co.jp 又はinfo@foxhead.co.jpまでお気軽にご相談ください。

ferrari 365GTB/4 Daytona レストア記録No 8

2012-10-19 09:25:26 | お知らせ
ferrari 365GTB/4 Daytona レストア記録No 8

国内及び海外でクラシックカーのイベントシーズンですが、皆様は楽しんでおられますか?

余談になりますが、日本ではクラシックカー・ビンテージferrariとかの価格は下がっておりますが、
世界ではこれとは反対の現象が起きていそうです。
 
私の友人でイギリスのクラシックカーオークション会社に知り合いがおりますして、
彼は世界中で、イベントを開催しておりますが、最近確実にクラシックカー 特に
スーパーカーの価格が上がってきているそうです。

彼曰く世界で株とかに投資してきた人たちが、ユーロ危機とかリーマンショック後に
株が下がり、その代わりに投資目的で、スーパーカーが買われていると言っておりました。

車の価値が上がるのは嬉しい事ですね 文化ととして古い車が保存する価値が有ると言う事ですから、
但し投資で値を釣り上げるのは少し疑問がありますが・・・

さてデイトナの作業ですが、今回はシート製作記録になります。

デイトナのシートはデザインが凝っているので、レザーのカット部数が非常に多いです。
シート一脚で下の画像の様に、沢山の型紙が必要になります。


先ずは当時ferrari社が純正採用しておりました、イギリスはコノリー社のレザーAUTOLUX 8500番
をテーブルに広げ入念に傷等をチェックしながら型紙に合わせて、裁断を行います。


先ずは一番難しいセンター部分です カットしたレザーにデイトナの特徴である帯状のベルトを、接着します。
一脚でベルトを28本使用致します。


その後 ベルトの余分の部分をレザーに合わせカットします。


その後エアー抜きの為のホールを 一個ずつポンチで穴をあけて行きますが、 
一本のベルトに三個ホールが有りますので 28本ベルトのホールは84個空けます。


エアー抜きホールがシートウレタンに被せた時に見えない様に、レザーの裏に黒い生地を引いてベルトの
両サイドを慎重に縫い込ます。


縫製がすみましたら、レザーに合わせ余分な生地をカットしますが、この時に両サイド10mm長めに残します。
その後座面と背面を合体させるための縫製をいたします。


その後に裏返しにして ベルトとベルトの間にウレタンを圧入し立体的にます。


余分のウレタンをカットし、左右縫い合わせ合体させます。
その後センターシートウレタンを包み込む為のレザーを縫製して袋状にして、新しいシートウレタンを装着し
たベースに被せて行きます。


センターが完成です。


次にサイドサポート部分ですが、新しいウレタンのフレームに別に縫製していたレザーをタッカーで、
面とラインを調整しながら張り込んでゆきます。


ベルトは純正品のピレリー社の新しいベルトに取り換えておきます。ピレリーはタイヤで有名ですね


これが復元する前のシートですが、レストア後のシートとの違いが分かると思います。


出来上がった再度フレームに、センターシートを組み込み完成です。やはりオリジナルは美しいですね。





これで後20~30年は大丈夫でしょうね、又次にレストアする時も(その時は私はこの世におりませんので…)
オリジナルと同じ工法で製作してありますので、次の職人が復元するのもたやすいと思います。

今回の記事は長文でしたが、楽しんでいただけましたでしょうか? 
クラシックカーはその昔技術者が、知恵を絞りながら製作しておりましたのでデーターとか
は余りありません量産品では有りませんから、復元するのは時間がかかります。

如何ですシート1つとってもとても美しく芸術品と思いませんか?

クラシックカーは文化財で芸術品です 是非大切して下さい。 

ではまた次回

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