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ferrari 365GTB/4 Daytona レストア記録No 3

2012-04-24 10:48:42 | お知らせ
ferrari 365GTB/4 Daytona レストアNo3

厳しい冬が終わり温かくなりました、私の住む町の近くに『フーテンの寅さん』で有名な東京は葛飾柴又…
帝釈天があります。

その帝釈天の桜が満開に咲いてとっても綺麗ですし又歩いて2分位行くと江戸川の土手に出ます。
土手に黄色い菜の花が沢山咲いていて、休日になるとお花見で賑わっています。

私も日曜日は町会の花見大会で日本酒を沢山飲み過ぎまして、妻の冷たい視線にさらされました。

そんな訳でブログ更新が出来ませんでした・・・(酒飲みのが楽しいです~ スミマセン)

前回で室内のパーツをすべて外しましたので、先ずは外したパーツの一部画像です。


ドアーパネルですね。


これら沢山のパーツを随時復元して行きますが、先ずはダッシュボードから進めて行きます。


ダッシュボードを形成している部品は

①ダッシュ本体


②メーターフード


③グローブボッックス

この三点で形成されています、張り替えるために各部品を個別に外して行きます。

メーターフードは三本のボルトで本体に止まっていますので、ナットを緩めると簡単に外れます。


又グローブボックスはリベットで本体に取り付けてありますので、ドリルで揉んで外します。
この再ドリルの歯でヒンジに傷を付けない様に気を付けて下さい。


製造から40~50年も時が過ぎますと当然各パーツ特に樹脂関係は劣化しますので、補修しながらの作業になります。







補修した各パーツを綺麗に洗浄して、既定の厚のウレタンに張り替えます。

 
ウレタンの色が違うのは、硬度と密度が違うウレタンを使用しているからです。

純正は取り付け部分により数種類のウレタンを使用していますが、其れにより表面に張る素材が、
微妙に質感が変わってきます。

通常の内装屋さんでは殆ど一種類で厚みだけ変えていますが、オリジナルに近い風合いを出すためには
必要なコストです。

先ほどの割れていたパーツはステアリングコラムカバーですが、FRPで修正した後にオリジナルレザーで張り替えました。


そして純正のマウスレザーを張り替え各パーツを組み上げますとこの様になる訳でございます。





何故か急いでしまいましたが、ダッシュボードの完成です。

この作業の途中に取り外したメーターはリビルトの為に、計器屋さんに送っておきます。

同時に各光物(メッキ)パーツも取り外し再メッキの為にメッキ屋さんに前もって送っておきましょう。

これらの作業は時間が必要ですので、先に送っておくことにより、レストア時間が短縮されます。
レストア作業は時間がかかるのが普通ですが、オーナーの方にとっては早い方が良いですよね~。


今日の内容は如何でしたか・・・ 参考になりました?

次回はエアコンユニットの予定です。


色々な方法で人生をエンジョイ出来る自動車って本当にステキですね。



ではまた次回

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