赤プリ新館の解体が始まってます。
赤プリ新館の概要
- 設計 - (建築)丹下健三・都市・建築設計研究所
- 竣工 - 1982年11月
- 階数 - 地上39階
- 高さ - 138.9m
外国では、ダイナマイトで一気に爆破解体してますが、こちらは日本らしく、高度な技術を駆使してます。
下の写真は、解体前の赤プリ新館。解体前の一時、東日本大震災の被災者を収容していました。
左右で比べると、こんな感じ。
11月中旬から開始して、1週間で1階分を解体して、その分低くなり、全体の解体は約40週間の予定らしい。
こっちの方が、わかりやすいかな。
この解体工法がすごい。
大成建設が開発したテコレップシステムという新技術。
解体するビルに、帽子のように、かぶさっています。
派手に爆破することもなく、上から順番に解体し、徐々にビルが縮んでいく。
美観も、環境対策も有効だし、「荷卸し発電」で省エネルギー。
- 解体部材の飛散・落下、粉塵の飛散、騒音・振動等を改善
- 屋根は、既存の屋根を活用し、仮設資材を軽減
- 解体材の自由落下エネルギーを利用した「荷下ろし発電」
- この発電エネルギーを解体クレーンの動力、照明等に利用し省エネルギー
無事に工事が終わりますように。
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