Sidney Sheldon シドニイ シェルダンの作品です。
ニューヨークで暮らすElizabeth エリザベスは、父の事故死を知らされる。
ユダヤ人居住区で育った高祖父が、苦労して創業した製薬会社。
5人の子供たちを米国、ドイツ、フランス、英国、イタリアの5か国に移住させ、100年間に国際巨大企業に成長したが、株式は非公開とし、bloodline 血族だけが保有するのが掟だった。
突然の父の死で、株式公開の決定権を相続した娘のエリザベスに、親族の重役たち5人は一斉に株式公開を迫る。
父同様に株式公開を拒むエリザベスに、死の危機が迫る。
どの親族にも保有株の売却による現金が必要な事情があり、十分な殺人動機があった。
親族の中に殺人犯がいて、自分の命まで狙われている。
一体誰を信じればよいのか、巻末まで犯人が分からないサスペンス。
オードリー・ヘップバーン主演の 「華麗なる相続人」というタイトルで映画化された作品です。