沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

座間味村祭り

2007-11-02 | 座間味村
10月中旬に阿嘉島で開かれた座間味村祭り。
小さな広場に大勢の人が集まって、お祭りっていいよね。
子供たちも、楽しんでいます。

ヒメシャコガイです。
美味しいです。

祭りの最中でしたが、教科書問題のことを地元の人に聞くと、重い口を開いて戦争体験を話してくれました。
米軍が上陸したとき、捕まれば男は八つ裂きにされ女は辱めを受けるといわれていた。

米軍に捕まった自分の母の弟は、殺されるどころか缶詰など不足していた食料を配布された。
「米軍は住民を殺さないばかりか食糧をくれる。」と皆に伝えに戻ったら、日本軍にスパイ容疑を掛けられ…、大きな岩を上から落とされて、弟夫婦は夫婦ともども殺された。

あまりにひどい話で、思い出すのはつらいし、無念さと怒りが湧いてくるのだろうけれど、真剣に聞き入る人たちの前で、重い事実を語ってくれました。
教科書に出てくる「スパイ容疑で殺された人」とは、罪もないのに日本人に殺された人のことでした…。
検定された教科書


沖縄の踊りには、ユーモラスなものも、あります。
獅子舞(シーサー舞い)も迫力があり、見事です。

隣の渡嘉敷島からエイサー隊が来てくれました。
「慶良間良いとこ いつでもおいで♪~」


童神を歌う女性シンガー。
観客を魅了します。


クライマックスが近づくと、見ていた観衆が踊り始めます。
カチャーシューです。

最後は、明かりを消して、真っ暗になった夜空に花火が上がります。
星もきれいだけれど、間近で打ちあがる花火も、見事でした。