日々是、趣味三昧【Golf,BASSFishing,etc】

日記な独り言。趣味の記録。

■映画:CLOVERFIELD■2008.11.03

2008年11月04日 | 日々是、映画
クローバーフィールド 予告編



邦題に「HAKAISHA」と付けられた経緯には製作者の日本へのオマージュを汲んでのことと思われる。
本作初めのサプライズ・パーティーでは、日本という単語が多く使われている。

ゴジラなど昔から日本には「怪獣映画」というジャンルが一般的に地位を確立している。
諸外国の映画にはなじみの薄いジャンルだろう。
だが「怪獣映画」元祖に本でもこのジャンルは子供向けという固定観念がある。
私たちの年代では「ウルトラマン」など円谷プロ製作のヒーロー者が頭に浮かぶ。
ヒーローものでは怪獣はあくまで敵キャラに設定された場合が多く、あえて怪獣を主役に抜擢することも少なかった。
かつては「ウルトラQ」などの元祖テレビ怪獣ドラマは怪獣が主役だったのだが・・・

(以上はウィッキーを参考に・・・ww)

「CLOVERFIELD」はハリウッド版「ゴジラ」や「ジュラシックパーク」「キングコング」などと同列な怪獣が主の映画だ。
だが決定的に違うところがある。
怪獣が主なのに、怪獣を見ている者にはっきりと見せない(もったいぶって最後に見せるといった構成にはなってはいるが・・・)
怪獣が(エイリアンかもしれないが・・・)どういった経緯で現れたかもまったくわからない。
「インディペンデンス・デイ」のエイリアンのように飛来した目的すらも不明だ。
当然、医学的根拠もまったく示されない。
これは編集や脚本で意図された「手持ちカメラ」をさらに一般人が撮影したものと限定したことにある。
しかも、一人の人間による(厳密には複数だが)撮影なので、回りくどい説明や偶然を装った解説も織り込めない。
だが、ここにこの映画「CLOVERFIELD」の面白さがある。

「実際、バッテリーが持つか?」とトンネルで照明をつける場面ではバッテリー切れを心配させられるほど見ている者に製作者の意図を感じさせる場面も。
(個人的には一番最初の場面にこれから活躍するビデオカメラに満タンになったバッテリーを鏡越しにチラ見させて、機能を確認させる場面が欲しかったwもちろん日本製のあのメーカーだろうがww)

手持ちカメラというとまず思い浮かぶ映画は「ブレアウィッチ・プロジェクト」
低予算ながら、観客動員数を破格に伸ばした作品。
「CLOVERFIELD」も「ブレアウィッチ・プロジェクト」に強く影響された作品といえる。
霊と怪獣ではリアリティがまったく違うが、狙った意図は同じリアリティだと思われる。
「見ていて酔う」ところは忠実になされているww
個人的に怪獣は「ディセント」を想像した。

見る人によって感じ方が違うリアリティを意図した脚本、製作に嵌りながら楽しむ1本だと思います。
「NYの友達が偶然撮ったテープを見る」気分で、とことん嵌って楽しんでください♪
「撮影がうますぎる?」「こんな鮮明に移せるビデオカメラってある?」細かいことは気にしない♪