日々是、趣味三昧【Golf,BASSFishing,etc】

日記な独り言。趣味の記録。

■映画:ウィッカーマン■2008.10.29

2008年10月31日 | 日々是、映画

アメリカ人が望む大人を演じさせたらニコラス・ケイジの右に出るものはいない。
「ウィッカーマン」では、好人物な大人なニコラスだが、どこかに暗い過去があるかもと思わせる演技もしている。
内容が内容だけに、一筋縄では行かないだろうという先入観が見るものにそう思わせるのかもしれない。
リメイクな本作だが、前作を見ていない私は前説だけの知識。
ラストの衝撃・・・とはなんだろうと思いながらの「好人物に影の一つもあるんだろう」は普通な考えだろう。

ある少女を探しにサマーズアイル島という自給自足な独自の思想を基にした人たちの中へ飛び込んでいく警官(ニコラス・ケイジ)
その島は女性上位な社会。男は子供を作るため、労働をするために存在している。
(家畜人ヤプーを思い出すww)
島の女たちに惑わされながら自分を貫き少女を探す余所者警官。
少女を探すきっかけとなった手紙を寄越したかつての婚約者(島の住民)だけが、警官に味方する。

最後のドンデンまで「いかに緊張感を与えるか」に多少難あり・・・
細かい仕掛けに「なるほど」と、思わせるオチがなさ過ぎ・・・残念。
写真がなぜ壊れたのかなどは、大筋の結果より映像上のオチが欲しい(例えば、警官が寝ている夜中にガチャーンと響かせ目が覚める・・・など)
一々細かいことに丹念にオチを付けていくことで映画に没頭していく。
そういうところが欲しかった。

ラスト、都会のバーで今宵の相手を探す2人の若い男たちの目にとまった女性二人・・・
この警官の片方が映画「スパーダーマン」で主人公の相方(男)役で出演している俳優だ。
そのほかにも島の住民で「おお!」と思わせる配役が見られる。
こんなところもこの映画の楽しみ方の一つ。
バーで声をかけられた女性の本性は、この映画を見ているものだけが知っている・・・キャー!!!・・・ww

しかし、生贄の巨人には結構、ゾッとしたぞ・・・w

■ゆっくりスイング・弾道:ストレート 05■2008.10.28

2008年10月31日 | 日々是、運動

ドライバーの理想弾道は低い飛び出しから真っ直ぐ飛んで、中盤に一伸びして中弾道。
この弾道が出るとき(50球に1球ぐらい?w)はグリップが内側から出たとき。

右腕の動きと体の関係をもう少し考えよう。

■理論■
トップで空いた右ひじと体をくっつけるには物理的に2つの方法がある。
1、右ひじから体につける。
2、体から右ひじにつける。
1だとどうしても腕で引き付けるので不安定になりやすい。
理想は2。では、どうやって?
イメージはトップから捻った右腰が戻るときに、両腕が正しいプレーンで下りてきて、自然に右脇が閉まる感覚。

これは、切り返し直後に右腰が戻り下半身で振るということになる。
不動プロのスーパースローを見るとよくわかる。
右脇が閉まり、右腕が伸びながらインパクト。このイメージが最高だ。

トップまでの動きはOKなので、この「右腰切り返し」をマスターしよう。

※あくまで「右腰切り返し」は体の動き「スイング理論」なのでイメージや体の感覚は違うかもしれない。結果「右腰切り返し」ができれば切り返しを体の何処でしようが関係ない。

■イメージ■※あくまで2軸なイメージ。

アドレスの腰ラインがターゲットラインと平行を基準とすると、始動からトップで左腰がボール側に出る。これは右腰がスウェイしないように右足を固定して、右太もも付け根を中心に回転するからだ(左肩が右足甲に乗るイメージ)
※両ひざもこの腰の動きに同調する。

トップでは大きく右半身が開く。伸び上がっている感じだ。
その状態のまま、左足を踏み込む(若しくは腰を左に移動させる)ことで「タメ」を作る。

トップから切り返すとき、今度は左太もも付け根が軸となるイメージになる。
クラブはトップ位置のまま置き去りにし、伸びた右半身を「ギュッ」と閉める感じ。
空いていた右脇がほんのちょっとだけ閉まり、更なる腰の回転で右半身と右肘がくっつく。
「クラブはトップ位置で置き去り」このイメージはgood
置き去りも程々がいいらしいので、何か、「トリガー」が必要だろう。
切り返しの「トリガー」をあわせて考えよう。

アドレス基準ラインまで左腰が戻り、今度は右腰がボール側に出るイメージ(実際の腰ラインは平行)
このとき、グリップエンドがターゲット方向に向いて下りてこないと右脇が閉まらない。
イメージすればわかりやすいが、肩と腰が同じ状態で回ってくればトップで作った右脇もそのまま下りてくる。
右腰がアドレス時に戻り両腕がそのままなら、右脇が閉まり、左に体重が乗りながら右腕が伸びれば(左腕も伸びている)シャフトのしなりとヘッドの重みを利用した気持ちいいインパクトを迎えられるはず。

たが、インパクト直前では腰回転を肩回転が追い越すイメージが必要だ。
でないと、インパクトで必要以上に腰が開いてしまう。
ここで登場するのが「左の壁」。
「左の壁」で腰回転を止めた勢いを肩回転に伝え、肩回転が腰回転を追い越し、さらにグリップをヘッドが追い越してゆくリストターンができれば理想なのだろう。
(中村俊輔がFKで、踏み込んだ右足の踏ん張りを左足インパクトに伝える感じ)
「左の壁」は右ひざを左ひざにぶつける、左足のどこに体重を乗せるか、などして作り上げる。
この流れ(「左の壁」作り)を考えると「切り返しのトリガーは左足の着地」が理想かも。

今、トップまでは作れるようになった。ダウンは「右腰切り返し」を実践し、練習場で試して完成させる。
そして、「左の壁」作りが終われば「自分のスイング」も完成する。

プロに見てもらうのは、もう少し先だなww

■ゴルフ:パター02「衝動買いですが何か?」■ 2008.10.29

2008年10月30日 | 日々是、運動

【 ピン iWiシリーズパター ハーフクレイジー 】
【 ピン iWi インターチェンジャブル ウェイトキット 】

衝動買いしてしまった・・・w

パターだけは種類が多くてどれが自分に合っているかわからない。
PINGのアンサーやZBなど1時間かけて試打してもどれがいいのか不明。
ただ、アンサーよりはZBのほうがいいかなって感じ。
今流行のスパイダーもついでに試打。センターシャフトは方向性がいいだろうなぁ~と打ってみると、どっこい、距離感がいい。
センターシャフトは芯に当てる神経を減らすことができるようだ(私の場合)
アンサータイプなどは芯に当たるよう神経を集中させなければならない(私の場合)
そっちに気をとられて距離感が合わない場合が多いが、芯を食えば方向性はばっちり。
なもんでセンターシャフトの振りやすいさには正直びっくりw

「今更、蜘蛛でもないだろう・・・」

だが、PINGのiWiハーフクレイジーが最寄の二木ゴルフにない・・・
家に戻り、どうしようかな~と、さり気なくネットで横目でiWiハーフクレイジーを見る。
(こういうときは・・・そう、何か買う言い訳を探している・・・w)

プライベートな友達とのコースではハーフ毎におもりを変えて試してもいいだろう・・・
とりあえず、3万円内(「オプおもり」の価格は無視w)なので買ってみようか・・・
アンサーやZB買って失敗するよりいいか・・・センターシャフトがだめな場合、ZBで逝こう♪
あ、来月2日は誕生日♪自分にプレゼント♪






はい、ポチw







■ピン iWiシリーズパター ハーフクレイジー(標準仕様※購入仕様)
ロフト角 3度(2度~5度の間で調整可)※2度にしようか相当迷った・・・
ライ角 度 70(66度~74度まで調整可)※標準ブラックをレッドに
長さ inch 31~36※34インチ
ヘッド素材(ボディ) - 17-4ステンレススチール
ヘッド素材(フェース) - ソフトウレタン+304ステンレススチール
ヘッド重量 355g※重くて最高♪オプおもりで更にヘビーに♪
基本グリップ iWi・グリップ※パームロックに変更
左用の有無 左用あり
バランス D6.5(33+1/2インチ、ピストルスタンダードグリップ時)※D最高♪
総重量 g 524(33+1/2インチ、ピストルスタンダードグリップ時)
トップブレード厚 mm 10
フェース長 cm 10.4



ああ、この到着までのワクワクが最高~♪

■ゆっくりスイング・弾道:ストレート 04■2008.10.27

2008年10月29日 | 日々是、運動

早速、気になるトップの位置を修正し打ってみる。
なかなかうまくいかない・・・

程なくして、当たるようになってきた。
狭いオープンスタンスほどではないが、本来クラブの持つ弾道がでる。

■意識した点をメモ■
■鉄6
1、ボール位置は体の中心、グリップは左太もも付け根のハンドファースト。
2、始動は左手。トップまで右足は完全固定(アドレスの状態を保つ)
3、トップ位置はターゲットラインに平行。左親指にクラブの重みを感じる。
4、ダウンはグリップからで、クラブがつま先ラインとターゲットラインの中で平行に下ろすイメージ。
5、インパクトで右腕を伸ばす。
■ドラ(他は鉄6と同じ)
1、ボール位置は左足踵。
■総評
始動からトップまでの間に左肩を右足甲の上に移動させる意識をした。
フィニッシュの形まで振り切ること。

以上の点。これのみ。細かいことはなし。

■気づいた点をメモ■
■鉄6
ドラよりトップは浅め。リズム(ため)が大事。腕以外で打つイメージ。
意識した点「4」では、左親指に乗せれればトップ位置、ダウンプレーンが理想となる。
■ドラ
最深トップ。リズム(ため)が大事。
意識した点(鉄6)「2」でのトップまでは右足完全固定は、ドラの場合とくに下半身のつらさを感じる。トップが深い=下半身のパワーが体感できる。
■総評
体重移動は意識しなかった。距離はいつもの鉄5:200Yくらいなので問題なし。
左肩が右足に乗るイメージで体重は右足に。そこからグリップエンドから振り下ろしてくれば自然と左足に体重が移動してきた。
だが、トップで左に体重が移動しながらの切り替えしが理想なのだろう。
体重移動ができるようになればもっと腕の力が抜けても飛距離は変わらないはず。
体重移動の仕方を考えよう。
コックはアーリー気味でも問題はなかった。
意識した点「3,4」と特に関係があったが、今回最も収穫はトップ位置がターゲットラインにクロスすると引っ掛けること。
今まではこの状態だったので引っ掛けてばっかりいた。
どんなに右手の力を抜いても、芯で捕えても弩フックorちーピン。
いい感じのトップでも右手を伸ばさないでインパクトするとこすって右へ。
トップ位置と右腕の伸び。自分の場合、これがストレートに打つ「こつ」だと体感した。

だが、ドラは真っ直ぐいい中弾道で飛んでも芯食ってる感じがしないんだよなぁ・・・
たぶん、右手の伸びが甘いんだろう・・・
勇気ある右腕伸ばしインパクトをしよう♪
でも、あんまり右腕意識するとドローになるんだよなぁ・・・w
もっと体で打つ感覚が必要だ。
握る力も抜こう。アドレスで左小指薬指でクラブの重みを支える。

次回、このスイングでうまく打てれば「ゆっくりスイング」の完成としよう。
そうなればプロに見てもらおう♪

■ゆっくりスイング・弾道:ストレート 03■2008.10.26

2008年10月28日 | 日々是、運動

練習場に行けたので早速試してみる。
今日ウォーミングアップのつもりでスタンス幅を狭めオープンにし鉄6をインパクト重点で軽く打った(アプローチのスタンス)
非常にいい弾道♪軟鉄の打感が気持ちいい。距離もキャリーで180Yは出ている。
今日は行ける♪
徐々にスタンスをいつも通りの幅にし、スクエアにしながら軽く打つ。
だが、スタンスがいつものアドレスの近くなるに連れ、玉が当たらなくなってくるw
かまわず、注意点を思い出しながら打つ。
いい玉もでる。だがまったく安定感が感じられない。

練習が終わり、がっくりしながら家でしばらく考えていた。
ネットで初心者のレッスンなどを見ながらしばし耽る・・・

狭いオープンではいい感じで打てる。
通常のスタンスでは安定しない。
なぜだろうか・・・

練習器具でシャフトの位置をチェックしながらゆっくりと確かめる。
「横峰ってトップの位置が深いよなぁ・・・」
自分のスイングでもトップを深めにしてみるが、まったく深くできない。
今までは「自分の体が堅い」と思っていたが、尋常でないw
トップを深くするには右肩と首の間にシャフトが通ればできる。
このことに気づいた。(いまさら・・・w)
今までは「体が堅い」を信じ込んでいたが、そうではなかった。
単にトップでのシャフトの位置が右肩寄りだったのだw
右脇を調整して空けることで、いい玉も出ていた。
だが、まったく安定しないし気持ちよくない。
今思えば、トップでのシャフトはターゲットラインとクロスしている(ヘッドがターゲットよりかなり左向き)
トップでのシャフトはターゲットラインと平行。ダウンもしかり。

早速、振ってみると肩がスムーズに回る。
ためもとりやすい。

狭いオープンではいい感じで打てる。
通常のスタンスでは安定しない。
なぜだろうか・・・

まずは、トップの位置。それと右腰のスウェイだろう。
狭いオープンスタンスは腰を回しにくいので右腰がスウェイすることもない。
なので、クラブを持ち上げる際にも上へ持ち上げる。
通常スタンスでは、横振りだったのでクラブに釣られて右腰もスウェイし易い。
この2点が、自分の今のスイングの元凶だったのだろう。

狭いオープンスタンスのような感覚で通常スタンスでも打てたら最高♪
ドライバーの超低弾道(飛距離はそこそこ出ていたのでまぁ満足していたw)も目指す中弾道の力強さが出るだろう(と思うww)

しかし、練習場で気づかないかなぁ・・・自分www

今までのスイングでは、ダウンでの右脇のひきつけが出来る時と出来ない時とばらつきがひどかったし、体もフィニッシュでフラフラすることしばしば・・・w
思えば「秘伝、奥田流・・・・」のようなレベルスイングだったんだろう。
レベルスイングではスタンスを広くして腰のスウェイを徹底的に抑える。
でないと、バランスがとりづらい。フィニッシュで体が流れてしまう。
ノーマル(何を持ってノーマルかという議論はほっといてw)なアドレスにレベルスイングをしていたようなものだった。
これでは、何をやってもうまくいかないはずだ・・・

第1次マイゴルフブームの頃、アドレスからいきなりクラブを右腕で引くスイングをしていた名残だろう。このスイングでは右腕で引いて右腕でインパクトする。これ、ものすごく力強いインパクトができるw
練習場の前打席で打っている人が振り返るくらいの打音だったw
この頃、コースで鉄7のセカンドショットが最高の感覚を得てバーディー取れた。
その球筋を求めている今の自分が、その頃のスイングを癖にしてしまっていたのだろう。

第2次マイゴルフブームに今やっとw突入できたのかもしれないww

あぁ、練習場行きたいwww♪


■グレイズ・アナトミー4■ 2008.10.25

2008年10月27日 | 日々是、テレビ

シーズン3の再放送が終わり、シーズン4のスタート。
脚本家ストの影響で17話で終わるという残念な展開。

後でシーズン3の感想を書く予定だが、とりあえずシーズン4始まりということで大筋の感想を。

メレディス恋愛事情を見るとシーズン2では「悲惨」シーズン3では「まぁ順調」シーズン4では「・・・」
バークが去り、スピンオフが始まり、メレディスの妹がインターンになり、ジョージはインターン留年、ほかの4人はレジデントとなり・・・

毎週、土曜日の楽しみがまたひとつ増えた♪

■P.I.P.―プリズナー・イン・プノンペン■沢井 鯨

2008年10月21日 | 日々是、読書

今日届いたWOWOW12月号を開けてびっくり。
だいぶ前に読んで嵌った「P.I.P」がドラマ化されるという。

この本は1度、読むことをお勧めする。
アジアの混沌とした湿度、濁った眼光、埃まみれの空気・・・そして人間の貪欲さ。
味わったことのない喪失感や虚脱感。
まさにコールタールの海へ投げ出されたような感覚を読むものへ無条件に貶めさせてくれる。

「心地よささえ感じる、欲に塗れたアジアのカオス」

劇中、マウが2度ほど登場するがドラマでは描かれないだろう・・・

とにかく、読んで損のない一品。
読むときには、明け方まで眠らせてくれないはずなので覚悟の上で・・・

■凶宅■三津田信三 2008.10.18

2008年10月21日 | 日々是、読書

「禍家」に続き、光文社文庫書き下ろし第2弾。
前作同様、子供の視点で書かれている「凶宅」

ネタばれのため詳しくは書けないが「厭魅の如き憑くもの」同様、ラストが楽しい。
土地柄風習からくる漢字の成り立ちなどに傾倒する作者:三津田信三ならではな作品。

いかんせん子供目線な語り口な点が、風景の描写などにオドロオドロしさが欠けてしまう。
子供ならではの感受性の強さや突飛な行動にもっとハラハラドキドキ感な味付けをしても良かった。

「毒された大人たち」VS「感受性の強い子供」のホラー。

どっちが勝ったのかは別として巻頭で目にした「影」の正体は予想を超えた結末を迎えるはず。

さらっと一読なるほどねぇ~な物語でした。

■ゴルフ:スイング調整21「やっぱりゴルフは・・・」■ 2008.10.15

2008年10月16日 | 日々是、運動

しかし、ひどかった・・・w
100回越えはひどいww

気を取り直して80切りを目指すw(単純w)

いろいろな薀蓄や理論は万振りでは生かせない。
腕に力の入ったスイングでは、細かい調整ができない。
やっぱりゴルフは・・・・・力じゃないのね~♪
と、基本中の基本に戻るw

練習器具でスイングをチェックするときなど、スイングをスロー再生し手や脇、腰や肩などの位置を確認する。
実際のスイングでは、早いのでスロー再生で補正した箇所がなかなか直せない。
じゃ、ゆっくり振ればいいじゃん♪

そぉ。ゆっくり振ろう~♪
そして今、気になる点をスイングに生かせるように振ろう~♪

次回のコースは来月半ば。
まずは練習場へ行って「ゆっくりなスイング」を試す。
(なんか前にもそんなこと書いてたような・・・・・)w

ヘッドスピードは二の次(ヘッドスピードはコックで上げる!)
ゆっくり振って飛んでくスイングの完成を目指す。
(方向転換や~や~や~ゃ~ゃ~・・・・)

■厭魅(まじもの)の如き憑くもの■三津田信三 2008.10.08

2008年10月09日 | 日々是、読書
読書の秋

読了、2作品目の三津田信三。

「厭魅の如き憑くもの」

古い漢字が駆使された文面は京極夏彦もので慣れているし、表現は三津田信三のほうが現代的と感じるので読みやすい。
だが、「厭魅の如き憑くもの」は中盤、退屈だった・・・ほぼ飛ばし読み。
重要な登場人物がみんな「サギリ」と読ませるので覚えるのにも一苦労。
結局、なぜ「サギリ」と同じ名前を付けるのかは不明(どっかに書いてあったのなら飛ばしたw)
子供の日記なのにやけに大人びた表現で(加筆されていると前述してあったが)入り込めず、違和感がある。かえって子供らしい日記として表したほうが良かったと。
日記形式はラストの一言のためだけにとられたギミックのような感じ。

文章からくる想像による映像が脳裏に焼きつくか、否か。
そこが、後一歩のめり込めなかった要因だったのかもしれない。
あくまで私の場合だがw

風習は現代にどんな影響を与え続けているのか。
風習の成り立ちと現代への影響をうまく表現できると面白い。
結局は最後の謎解きの面白さだけに興味が集中してしまうところがもったいない。
(私がそう感じただけだがww)

中盤の分、最後の謎解きは十分、楽しめたw
2転3転する犯人像(刀城言耶もいいかげんだなw)や、エンディングの謎残し。
なんとか次回作も読もうという気になれたw

横溝正史よりさわやかで、京極夏彦よりもあっさり。
日本に残る風習を前面に押し出している作品。
ただ、ピンポイント過ぎる嫌いもなくわないが・・・もっと世間で知られているような風習を深く突っ込んでもらいたいかも(京極堂シリーズでは「夜這い」の本来の機能を語っていた)・・・次回作以降に期待しよう。