日々是、趣味三昧【Golf,BASSFishing,etc】

日記な独り言。趣味の記録。

■PC:マックタブレット■2008.05.27

2008年05月31日 | 日々是、PC

いよいよ現実味を帯びてきたMACのタブレットPC

http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20374106,00.htm

上記にも書いてあるがニュートン以来、ペン入力に力を注いでいた時期もあったアップルだが、ハードがやっと理想のソフトが要求する価格性能に追いついてきたのだろう。

アップルならば12インチ程度の画面を躯体いっぱいいっぱいに枠を極力なくすデザインになるだろう。

非常に楽しみな1台になることを期待したい。


■θは遊んでくれたよ■ 森博嗣 2008.05.29

2008年05月30日 | 日々是、読書

シリーズを読み始めるといつもハイペースになる森作品。
1冊当たりの読む速度も早い。本はゆっくり読むタイプなのだが森作品は例外だ。

前作Gシリーズ第1弾「φは壊れたね」のφとはなんだったのか・・・
Gシリーズ第2弾「θは遊んでくれたよ」のθも最後まで読んでもなんなのかわからなかった。

すべてのものに名前をつけなきゃ気がすまない人間。
そうしてものとの距離を認識し安心したり警戒したりする。
新発見したものにもすべて名前がつけられる。
名前だけ聞いてわからないものは意味を聞く。
ものの名前と意味は脳の中でセットとして記憶される。
文庫本のカバーの絵から想像するGシリーズの私なりの解析。
Gがなんなのか意味がわからないと気持ち悪い。
カバーの絵は脳の毛細血管だと判断し、Gの意味を考える。
清涼院流水氏による巻末の「βな解説」によればギリシャ文字シリーズだからGだという。
ギリシャ文字=G とはなんだ?たんなる頭文字なのか?
そういや今までのシリーズも頭文字だし・・・
頭の悪い私はめんどうなのでGの意味を考えることを放棄するw
じゃφやθはなんだ?なんで壊れたり遊んだりするんだ?
多分、四季だな・・・奴が1枚噛んでるな・・・

「θは遊んでくれたよ」の事件は特に取り上げるほどではない。
今までの流れから想像するに、シリーズ通しての謎や伏線のほうを勘繰ってしまう。
四季の名前や保呂草、たぶん彼女であろう人物が登場するとわくわくする。
以前の作品の記憶が文字通り名前によって脳から掘り起こしたくなる。
Vシリーズでは当初、犀川の子供時代の話だとわからない。
後に「そうだったのか~~」と楽しませてくれる。
今回のGシリーズも「そうだったのか~~」を目を凝らして探す。
Gシリーズで展開する事件にさほど興味がわかないのもこれが原因なのかもしれない。

だが「もうちょっとよく読んどけばよかった~」となるはずだ。
わかっちゃいるけどやめられない~♪
早く読んでしまうw 明、日椅子椅子だ裸だった~♪

次回作「τになるまで待って」が待ち遠しい♪


■クリミナル・マインド2■ #20 ロシアンマフィア 2008.05.27

2008年05月30日 | 日々是、テレビ

※前回#18 悲しみの業火 は、#19でした。すいません m(_ _)m

メリーランド州ボルティモア
夜、中年の男が帰宅し車から降りる。
後ろには薄いブルーの使い込まれたバンが停まっている。
バンから2人の男が掛け声をきっかけに、降りてくる。
中年の男を拉致し、バンの後部座席に押し込む。
殴る蹴るの暴行を受け、悲鳴をあげる。
「グシャ」という生々しく鈍い音、悲鳴が一段とボリュームを増した。
予想はつくが気分のいいものではない展開。
2人の内の片方の男が降りてきて、暴行を加えた中年男の車に何か放り投げた。
2人は中年男を後部に乗せたまま、走り去った・・・

BAUに年配の女性が2人の女性を引き連れやってきた。
目に付いた傍らの職員に「プレンティス捜査官とその上司に会いたいんですけど」と声をかける。
戸惑う職員を会議室のブラインド越しから見ていたプレンティスが降りてきて声をかけた。
「お母様?」

ホッチナーのオフィスへ3人を案内する。
プレンティスの「お母様」が連れてきた2人の女性はチェルナス親子。
ウクライナ大使館のコネを使い「お母様」先導し、BAU本部に直談判。
白い服を着た娘、ナターリアが事件の内容を説明する。
ナ「夕べゴミを出しに表へでたら父の車のドアが開いていて父はいなかった」
プ「行方不明?」
ナ「えぇ」
ホ「地元の警察へは?」
お「直接来たの。お分かりだと思うけどこの人たちは当局を信用していないから」
ホ「これは地元の警察かボルティモア支局の管轄です」
お「BAUでも誘拐事件を扱うんでしょ?」
困るホッチナーと顔の立たないプレンティス親子と不信感あらわなチェルナス親子。
三つ巴の展開は「お願い時間がないの」とナターリアの一言で捜査する方向へ・・・

「今日正午までにモスクワの銀行に10万ドル振り込め」
振り込まないときは6時間ごとにチェルナスの体の一部を送り続けるという。
テーブルに切断された指が置かれた。
「助けてやって」

「悪があってこそ善が存在する」ロシアの古いことわざ

チェルナス婦人ジーナをなだめる「お母様」
夫の指が鑑識に回されるため袋に入れられ保冷ボックスに入れられる。
「もう返してもらえないの?」指の行方が心配らしい。
BAUメンバーが一同に返した会議室でナターリアがとりあえず保冷ボックスをひざに抱えた。
早速リード「この手紙、正確にはなんて書いてあるんです?」
「10万ドル振り込め。振込先はナトガ銀行155293846729。期限は明日正午。もし逆らえば違う部分を切り取って送る」
ナターリアが空で語った。あて先も挨拶もない脅迫状。
リ「へんだなぁ」
モーガンが通常の身代金目当て誘拐事件での犯人行動プロファイルを披露する。
プ「ロシアからの移民者はいい思い出がないから公的機関を信用していないの」
ギ「もうひとつ理由があるだろう。この文面では2度と連絡をしないようだ。家族が指示に従うと確信している」
身代金を払えるほどのお金はないと訴える。
ホ「犯人はあると思ってる」
モ「ガルシア。口座について何かわかったか?」
ガ「いいえ。今調べてます。確かに存在します。名義人がわからない。直接聞けません?」
プ「無理よ。ロシアが個人的な情報を公開するはずがない」
「お母様」が直接掛け合うことになった。「お母様」はウクライナ大使を浪人中。
モーガンがチェルナス家に行き犯人からの連絡を待つことに。
「私もいきます」とナターリア。
ギ「私はボルティモアでクレーマーに会おう。似た事件があるかもしれない」

ジェットは片道25分の道のりをギデオン、リード、モーガン、ナターリアを乗せ飛び立った。
モ「何か気になります?」
ギ「できることはやっておこう」ナターリアを見ながら言った・・・
アメリカ9:10 ロシア5:10

プレンティスはジーナから開放され「お母様」の手伝いを申し出る。

クレーマー捜査官に話しを聞くとギデオンの予想道り、この1年間に同じような事件が発生しているという。
被害者、被害者家族、関係者全員、事件についてだんまり・・・
誘拐されているすべての被害者はロシアンマフィアだとクレーマー捜査官は説明。
一般人には手を出していない。この理由は後に説明される。
金にものを言わせた密入国者がターゲットらしい。
白昼、チェルナス家の表通りで話し込む3人に視線を送る一人の男。
ギデオンが気づいている。
ほかの誘拐事件では被害者家族が警察に駆け込んでいない。
リ「なぜ今回は?」
ギ「金がないんだろ。ガルシアに電話だ。チェルナス家のバックグラウンド、金銭面、仕事面、入国記録」

チェルナス家ではモーガンとナターリアが話し込んでいる。
兄と弟がいたがジフテリアで2人とも幼いころに死んでいる。
「それから両親は変わった・・・笑わなくなった。2度と」
祖父の写真。
元、党の職員で共産主義が崩壊後逮捕され獄中死。新体制では元党職員は犯罪者扱い。
共産主義が崩壊すると180度変わってしまったロシア。
崩壊前に祖父以外の家族がアメリカへ流れてきた。トラックの荷台に乗って・・・
「父は民主化でロシアは変わらないと言っていた。その通りだった。マフィアもアメリカに流れてきたのは予想していなかった。食い物にされてる」
「アメリカでは助けを求めれば答えてくれるのに」
「ほんとにそう?」
「たいていは・・・」

チェルナスが食肉用冷凍室のなかで両手を縛られ吊るされている。
一人が殴り、一人はなだめる。
「本当に金がないんだ・・・」チェルナスが声を絞り出す。
「もうすぐできるさ」
「大丈夫。いつもそうなんだ」

3人はまだ表通りで話しこんでいた。
LA,NYあたりが拠点だったオデッサマフィア、いわゆるロシアンマフィアは本国からパカーンと呼ばれるボスを呼び寄せあちこちに支部を作り始めた。
セントルイス、シカゴ、そしてボルティモア。
「ボールフ・ザ・コーネ」により統制がとられ、FBIもなかなか手を出せないでいる。
「ボールフ・ザ・コーネ」はいわば聖書の役目を果たしている。
目線が気になるギデオン。
ギ「協力者を探せばいい」
ク「まず見つかりませんね」
クレーマーの意見を聞き流し、目線の先にある家に向かうギデオン。
コルバンというロシアからの移民一家の家だ。
玄関先で対応するコルバン。ギデオンはチェルナス家の事件について聞いている。
警戒心がついよいコルバンは「何も知らない」と隣で起きた誘拐事件を否定。
扉を閉めにかかるその手には指が1本切断されていた。
目に留めるギデオンは「じゃ、なぜ見てたんですか?」
通りに1台の黒塗り高級車が滑り込んできた。
目で追うコルバン。ギデオンも振り返り、玄関から追い出された。

黒塗りの車から一人の男がボディーガードを従え降りてきた。
「アルセニ・リソースキー」クレーマーが説明する。
ア「チェルナス家が困っていると聞いて」
ギ「誰から?」
ア「おたくは?」
ギ「誰にも言っていないはずだ」
ア「狭い社会だ。うわさは早い」
チェルナス家からナターリアが飛び出してきた。誘拐犯が何しに来たとリソースキーを非難する。
いざこざが終わりリソースキーが車で帰っていった。
ナターリアも家へ戻った。

冷凍室ではFBIの関与を知った誘拐犯たちがチェルナスの耳をナイフでそぎ落とした・・・

時間だけが過ぎる。イライラしているナターリアは「いったい何をしているの?」とモーガンに迫る。
「情報を集めてるんだ。たとえばこの部屋、家族写真が1枚もない。この家具、アンティークといえども使い込まれた形跡がない。3人家族のダイニングテーブルに椅子が2脚。一緒に食事しないんだ。君の靴、プラダっぽいけど偽物だろ?失礼だけど君は自分を偽っているように見える。金がないことを知られまいとしている」
「事件と関係ある?」
「被害者学って呼ばれていて、解決の鍵になる場合もある。なぜ君たちが選ばれたのか」

通りではまだまだ話し込んでいる3人。
リソースキーの資料が見たいというギデオンの申し出を本部で説明することとなった。
正午まであと2時間14分と迫った・・・

「BAUのお仕事楽しんでる?」
「楽しんでるって言うと語弊があるけど・・・」お母様の場つなぎ質問に答える。
お母様ルートでの口座名義人捜査は不発に終わる。
「ホッチナー捜査官に悪かったと伝えて」
「えぇ・・・」母の気弱な面が信じられないといった表情のプレンティス。
戸惑いつつ、BAU本部に戻った。

ギデオンとリードはクレーマー捜査官からロシアンマフィア講義を受けている。
ロシア刑務所での色々な絵のタトゥーを見ているリード。
タトゥーを見るだけでその人物の役割分担がわかるという。
相手が初対面でも組織の中でどういった仕事をしているかが一目瞭然といった具合。
ロシアンマフィアは、かなり統制がとられている組織といえよう。
その代表格「ボールフ・ザ・コーネ」
18条からなる掟は1つでも破れば死を持って報いる。
ギ「父母兄弟とは縁を切ること」
リ「家族は持たないこと。妻も子も弱点になるから」
パカーンと呼ばれる4人のボスが組織を仕切っている。
その下にはアンダーボスがいて、さらにその下を仕切っている。
「オボチェック」と呼ばれている資金はパカーンなら自由に使える基金。
使うときに誰にも報告せず、使う金額も自由。どこから集められた資金なのかは不明。

ガルシアからリソースキーについての情報が入る。
1940年ドルコ・ポルティニ生まれ。
1960年カティア・フリエンコと結婚。カティアはその2年後に死亡。
23年間で4つの刑務所に服役。ガルシアの表現ではウラル山脈の北の果てプルミで服役。
アメリカには正式に入国している。仕事についた形跡はなし。
入国後、表向きちゃんと税金を納め法を遵守している。
机に足を投げ出しつめの手入れをしながらいつものヘッドセットスタイルで報告w

リソースキーは「リトル・キエフ」というレストランを経営している。
一般人の客はまったくいない組織の社交場でありリソースキーの拠点。
ギデオンは「ボールフ・ザ・コーネ」に載っていない一般人を助けるという行動に納得がいかない。
「この男はどこか腑に落ちない」
この理由が判明したとき、事件解明にかなり近づくことになる。

モーガンとナターリアは故郷の話をしていた。
ナターリアはモスクワの北、ドルコ・ポルティニ生まれ。
そこへ呼び鈴が鳴った・・・
「来客の予定は?」
「いいえ」
モーガンが玄関から表を覗くと少年がたっている。「ユーリだわ。近所の子」
ナターリアに対応を促し背中越しにやり取りを見るモーガン。
「男の人に頼まれた。すぐに開けろって言ってたよ」
ユーリは小ぶりの小箱をナターリアに手渡した。
中を開けると、切り取られた耳が1つ入っている。
悲鳴とともにナターリアは箱をモーガンに手渡し、家の奥に走り去った。
少年に家の中で待つよう指示し、箱を玄関のテーブルに置き、銃を手に表へ飛び出す。
通りには人一人いない・・・

「リトル・キエフ」の前に降り立つ3人。
「ボールフ・ザ・コーネ」によれば被害者も犯罪者。指のない一般人=誘拐事件被害者はロシアンマフィアの標的になるか組織に組み込まれる。
指のない被害者はFBIによる尋問にも何一つ答えない。
モーガンからの電話に出るギデオン。
「約束を反故してきました。正午前にチェルナスの耳を持ってきたんです。手紙が添えてあり身代金を50万ドルに引き上げる午後1時までに振り込めと」
「値上げか。なぜなんだ・・・」
「FBIによろしくとも書いてありました」
電話を切りクレーマーに待つよう指示。
「日常的に接している君じゃ面子を気にする。それじゃこまるんだ」
リードを引きつれ「リトル・キエフ」に乗り込む。

バスルームにこもるナターリアにドア越しに声をかけるモーガン。
人の気配がない。
ドアを蹴破ろうとした時、表通りから車の発進する音が聞こえた・・・

アンダーボス・アレクサンドルの制止に食事をするリソースキーへ目配せするギデオン。
「お通ししろ」
「ここのボルシチは絶品だ。母のレシピどおりに作らせてる」
「組織に入ったら家族は捨てるんじゃないんですか?」
「レシピを捨てろとは書いてない。食べないか?」
「結構です」
「いただこう」
2人で話を聞く鉄則。対象者との距離を明確に分ける。一人は親身にもう一人は客観的に。

「教えてくれアルセニ」
「ファーストネームできたか」
「事情はわかってるんだ。困ってるんだろ?」
「私が?」
「だからチェルナス家に行った」ボルシチを一口すするギデオン。
「助けを申し出に行ったんだ」
「あんたみたいな男がチェルナス家を助ける理由がない」

ナプキンで口をぬぐうリソースキーの両手にタトゥーが見られる。
「四つの監視塔と囚人マーク。つまり服役経験がある。×印は判決を受けた数だ」
「ウラルの山中で23年も服役。熱い友情を築ける場所じゃない」
誘拐被害者(犯罪者と認識)に友情をもって助け舟を出す理由にはならない。
「ロシアの刑務所を知っているのか?」2人を交互に見ながら言う。
「人の行動はわかる。あんたは一般人を助けてのし上がってきた人間じゃない」
「アルセニ。なにかトラブルがあるんだろ?」
2人にせわしなく視線を送るリソースキー。すかさず畳み掛けるギデオン。
「誰か勝手なことをやってる」
「君の専門はアメリカ人だ。われわれと一緒にするな」席を立つリソースキーは明らかに動揺している。
「氾濫分子が出たと組織にばれたらあなたはすべてを失う」
「帰ってくれ」
「命も危うい」
「私に逆らうものはいない。タトゥーに詳しいのか?」
「うん」
リソースキーはリードに向かってシャツのボタンをはだけ、胸に刻んだタトゥーを見せた。
「ボールフ・ザ・コーネ。ボスだ」そのタトゥーは聖キリストの十字架のように見える。
「従わないものは死ぬだけだ」
「助けてくれるって」突然会話に割って入ってくるナターリア。
3人はナターリアに視線を向けた。

「そういったわね」
「やはり助けが要るのか?」
視線をギデオンたちに向けるナターリアは続ける。
「間違いでした。父と電話で話したら無事でした」
「え?」
「もうあなたたちの助けは要らない」

BAU本部ではチェルナスの耳が切り取られ送られてきたことがジーナ婦人に伝えられた。
「お母様」がプレンティスに声をかけ事情を聞いた。
「ロシアの銀行の仕組みがわかれば情報が手に入れられるのよね?」
「えぇ・・」
「お母様」は1枚の封筒をプレンティスへ手渡した。

「リトル・キエフ」から出てきたナターリアにモーガンが声をかける。
無視して黒塗りの車に乗り込むナターリアはそのまま走り去った・・・

「いいんですか?あんな奴等と行かせて!」
「だって仕方ないでしょ」
「じゃ俺たちはもう引き上げるのか?!何事もなかったように!」
「被害者が何もなかったて云うんだから」
「いや、否定しているのは被害者の娘だ」
「電話で確認したって云うし、誘拐された証拠もない」
「指と耳」クレーマー捜査官が助け舟w
「耳はどこだ?」
「ナターリアが持ってた・・・」急いでJJに電話し指を確認させるモーガン。
「指もなくなってました」

チェルナス家に戻るモーガン。誰もいない。
台所にあるゴミ箱に目が留まる。ゴミがあふれてる。
モーガンがナターリアの正体を知った瞬間だった。
3人がチェルナス家に到着するとモーガンが出てきた。
「ドルコ・ポルティニへ行ったんだ」ギデオンがナターリアの行動を分析した。
情報は共有することで解決への近道となることを痛感したモーガン。

「これパンくずだ」肩越しに見守るプレンティスに独り言のようにつぶやくガルシア。
楽しそうにロシアの銀行をハッキングしているw

チェルナス家前ではナターリアが犯行に絡んでいたとの結論に達していた。
「なぜ気付かなかったんだろう・・・」
「当然だよ。してやられたね。彼女に信用されてるってことで満足して疑おうとしなかった」
サングラス越しにモーガンをプロファイルしたリードw 言い過ぎだろw
リードにもしてやられたwモーガンは横目でリードを見やったw
「なぜだ?なぜ俺たちを巻き込んだ・・・」自問するモーガン。

口座を突き止めたガルシアは50万ドルの振込みが10分前にあったことを発見。
モーガンに早速電話する。
名義は「リヨフ・フリエンコ」フリエンコはリソースキーの元妻の旧姓。

「巻き込まれた意味がわかった。もう一人の被害者へのプレッシャーだ」
「もう一人?」
クレーマーの問いに答えず、歩き出すギデオン。

リヨフはナイフを研いでいる。
相棒が口座に50万ドルの振込みを確認しリヨフに伝える。
「ほらな?大丈夫って云ったろ?これで終わりだ」チェルナスを安心させるように言う相棒。
リヨフはためらいもなく相棒の胸にナイフを突き刺した。
「そうだ。これで終わりだ」

コルバンを玄関越しに問いかけるギデオン。
「あなたはタトゥーがありませんね?犯罪者ではありませんよね?」
「もちろん」
「身代金は払えたんですか?」
「払ったのはリソースキーでしょう?」
目線を下に向けるコルバンを見て「ありがとう」と言い残し戻ってゆくギデオン。

再び、リソースキーのいる「リトル・キエフ」に入ってゆく。
「身代金を払ってきたな。すべての誘拐事件に」
「座れ」
「いいや」リードw
「なぜ身代金を払う?どういうことだ?」

ギデオンは理由をわかっているだろう。
だが、リソースキー自身から事情を聞きだそうとしている。
FBIの関与がばれ50万ドルが振り込まれた今、チェルナスを救える可能性が少ない。
早く居場所を聞き出したい。リソースキーは内内でことを収めたい。
2人の駆け引きは続く。

「わかりました。口座の名義はリヨフ・フリエンコ。リヨフは男の名前です。息子の名前。でも掟ではボスが妻や子を持つことは許されない」
「リヨフ・・・意味を知ってるか?」
「ライオンだ・・・」リソースキーが認めた瞬間だった。同時に決断を下したときでもあった・・・

「時間だ。ジジィ」リヨフがチェルナスにナイフを突きつけた。
「待って!」ナターリアが冷凍室へ入ってきた。
「ナ、ナターリア?」なぜ娘がここに来たのか眉をひそめたチェルナス。
「1年前これを始めた時、訳を知る人間は残さないと決めたはずだ」
「高飛びすればもう関係ない!」
「いや、だめだ。それじゃ甘い。こいつが俺の親父にチクッたら今までのことが全部ばれるぞ」
「俺たちは殺される」
「さよならを言わせて・・・」
やっと事情を飲み込めたチェルナスへ娘が歩み寄る。
「ごめんねパパ・・もう私耐えられないの。あの家にいるとお兄ちゃんと弟のことが付きまとって悲しくてつらいことばかりで・・・パパはやり直せるって云ったけど変わらない!何も!」
「もういやなの・・・遠くに行くわ。私は幸せになる」
父は横目でリヨフを見る。
「ごめんなさい!」
父と娘の最後の会話は娘の一方的な話で幕を閉じ、父と娘の最後の抱擁も終わった・・・

「一人目が誘拐されたとき、誰だかわかった・・・あそこまで大胆な馬鹿はいない」
「チェルナスさんはどこだ?」
ギデオンの問いを無視し自分へ言い聞かせるようにリソースキーの話が続いた。
「最初のころは仕方がないと思った・・・奴も独り立ちしなきゃならん。どっち道、基金の金だしな」
「どこなんだ?」
「ほかにどうすりゃいい?もともと誘拐犯をこころよく思わないなんて言えないし、息子の存在も認めるわけにもいかない・・・チェルナスはもうすぐ家に戻るだろう。向こうに戻ったほうがいい。手当てが必要だ。さぁ行け・・・」
「どうする気だ?」立ち上がりながらギデオンが最後の言葉をかけた。
「掟通り。トラブルは内内で片をつける」

「ナイフを捨てろ。リヨフ」銃を手にしたアレクサンドルたちが声をかけた。
「落し前つけな」
チェルナスは指と耳と最後の希望、娘を失い家へと帰っていった・・・

「幸せな家庭はどれも似通っているが、不幸せな家庭はどれも様々である」レフ・トルストイ

大使館にチェルナスの無事を伝えにきたプレンティス。
感謝を伝えると「お母様」の口から意外な言葉が
「必要とされるのはいいわね」
「え~ 今なんて言った?」
「別に・・・なんか変なこと言った?」
「弱気なことを言ったお母様は初めて・・・」
「それを見せないようにしてるだけ。外交官の務め」
「これからディナーでも・・・」
「私のおごり?」
「もちろん♪」
「えぇ。いいわよ」
2人は腕を組みディナーへと向かった。



■クリミナル・マインド2■ #20 ロシアンマフィア 2008.05.27

2008年05月30日 | 日々是、テレビ

事件の舞い込み方に、こんな展開でいいのか?はさておき、誘拐事件捜査が幕を開ける。
通常は地元警察か管轄FBIからの依頼を受けて捜査を開始するBAU。
今回、ホッチナーがほとんど登場しないのはここに理由があったのかwww
考えすぎだなw

移民を受け入れるアメリカ社会。
果たしてアメリカ人とはどんな人種なのか。
アングロサクソン以外はアメリカ人として認められにくいという歴史がまだまだ根強い。
先住民でさえアングロサクソンの前では異人として扱われている現在のアメリカ。
正式に入国さえすれば移民を受け入れるも、国内社会では扱いに差別が生じている。

日本には高利貸しがいる。無担保で法外な金利で貸つけ、回収は容赦ない。
ギデオンが「リトル・キエフ」に初めに踏み込んだ時までは、チェルナス家に取り入るために誘拐~貸付を組織的に行っているのではないかと思わせる。
だが「ボールフ・ザ・コーネ」により統制がとられるロシアンマフィアは一般人に手をださないことで組織を拡大しアメリカ社会と折り合いをつけている。
それにチェルナス家に貸し付けたところで利息の回収はおろか元金の回収もままならないだろう。
なぜ、助け舟を出すのか。
ギデオンは身内の不始末を組織に知られまいとしているリソースキーをある意味思いやっていたのだろう。
それは終盤でリソースキーが告白する場面で、なんとか自分の息子に手をかけることを避けさせようとするギデオンの気持ちからもわかる。

コルバンへのプレッシャーとはなんだったのか・・・
たぶん、コルバンがリソースキーの関与をFBIに仄めかすことで組織に事件の背景がばれることを望んだリヨフの計画だったのだろう。
リソースキーが息子の尻拭いをしていることが組織に知れればリヨフにとって父への復讐になる。

中盤までは、リソースキーは身内が誘拐犯だと知らずに金を振り込んでいたのか?と思わせる展開。口座の名義人からも事件当初から特定していたはずよなぁ・・・と。
その疑問は後半でリソースキーが語り納得。
では、リヨフとナターリアだけが金の出所を知らなかったのか・・・・・? リヨフは知っていたのだろう。
親子の溝と「ボールフ・ザ・コーネ」が生んだ連続誘拐事件。
親子の溝はカティアの死因が原因だったのかもしれない。
「ボールフ・ザ・コーネ」上、実の親子は縁を切ればそれで済むのだろうか・・・わからない。

ナターリアとリヨフが故郷ドルコ・ポルティニ時代から知り合っていたことは容易に想像できる。
2人の異なる立場の親から開放されなければ幸せはないという意見の一致が事件へと発展したのだろう。
「ドルコ・ポルティニへ行ったんだ」ナターリアの行動を分析したとき、2人の逃避行を予想していたギデオン。
2人の逃避行を1度捨てた故郷に例えた悲しさが滲むシーンだった。

エピソードの根幹には親子の情が流れていた、そんな話でした。


■音楽:CORE/Wants - GRAPEVINE■2008.05.29

2008年05月29日 | 日々是、音楽

チューンで探しアルバムごと購入(ちと高いw)

□ CORE □
イントロからさびまでは、さびと違った雰囲気を感じるがギターの音色にやられる・・・♪
さびからギターソロらしきパートに入ると、全編通した曲のイメージがかたまる。
このとんがった感じとボーカルの脱力系な叫び、好きだなぁ~
あ~ 大好きなさびが曲中1回しかないのが残念・・・
しかし、カッコいい曲だ・・・お勧めです。

「ほら、あとがつかえてるぜ・・・」

□ Wants □
昼下がり気だるい午後のモノクローム。
そして前へ行進w(聞けばわかるw)
過去と未来へ折り合いをつける吹き抜ける風・・・は変わらない時間の流れ

□ 南行き~COME ON@PENNY LANE24 2007.5.16 [LIVE] □
12分超の長~い曲。アルバムのみのボーナストラックです。


■ゴルフ:スイング調整07「MAY08'丘スイング」■ 2008.05.26

2008年05月27日 | 日々是、運動

実は日曜日に練習場へ行ってきたw
スイングの方向性が正しいものなのか確認したかった。
姿勢、アドレス~トップまでは良かった、と思うw

だが、その先がうまくいかない。
丘でも不安定だったのでしょうがない。

1つだけ発見があった。
I#6でハーフ気味に低い球筋を打つといい感じで球を捕らえられる。
私の場合、ハーフスイングはグリップが体の近くを常に回っている。
いわゆるティーショットでのアイアンやドライバーと違う。
このイメージをなんとか通常のスイングでも取り入れられないのだろうか・・・

家に帰って丘スイングしながら、トップ~インパクトでのダウンスイングでハーフスイングのイメージを出そうと試行錯誤。
結果、新たなスイングプレーンイメージが誕生した・・・w

アドレス~トップのイメージは変えず、グリップを体の近く脇を締めながらトップへ。
そしてダウンスイングでも脇を締めインパクトまで行く。
こうすると、ダウンスイングの際グリップエンドで球を追いかけるイメージになる。
「ダウンLポジション」を長く維持したまま、インパクトを迎えられる。

比較すると、今まではグリップが体から離れてスイングしているイメージ。
アドレスからグリップ主導でシャフトを地面と平行にすると、通常はアドレス時のグリップ位置より体から離れてゆく。
これは、右ひじと体の間隔が広がりながら始動していくからだ。
だが、これは自然な体の動き(いわゆる「クラブを後ろに引く」という動作)
腕と体がバラバラな感じはここからきていたのかもしれない。
トップで引き寄せた右ひじをダウンLポジションで一旦引き離さなければ、スイングプレーンがおかしくなるからだ。
これでは、腕と体がバラバラになるはずだ。

グリップをアドレス状態と同じ位置(体との間隔)を維持するためには常に右ひじが体から離れないようにする必要がある。

体が前傾で肩だけ回して始動する。他は何も動かさない場合、シャフトが地面と平行になると右ひじが体から離れる。
ここで右ひじを軽く体に引き寄せるイメージ。
というより右脇をくっつけたまま(実際は体から離さないという感覚)伸びた左腕主導でトップまで導く。
トップは今まで通り、右ひじを引き左手親指がグイッと立つ感覚でいい。
この両感覚は同時にこなせる。両方とも「右ひじ」だからだ。
結局は右ひじの使い方だwww
私の場合、右ひじを必要以上に意識しないようにスイングできたほうが安全w
意識すると力が入ってしまうからだ。

来た道を帰ってゆく・・・グリップもこれが大事なのだろう。

グリップが体から離れないと、体の回転を利用している感覚も得られる。
グリップが体に近いので腕だけではクラブを回せないからだ。
これは実際やってみると良くわかる。

切り返しは左腰。グリップが体近くを降りてくる。あとは・・・
コックを返す=右ひじを伸ばすタイミング。
このきっかけを体で主観で見つけられればまたひとつ進歩しそうな予感♪

ということで「グリップを体に近く」で取り組みます。



なんだか、スイング調整というより改造だなwww


■ゴルフ:スイング調整06「MAY08'丘スイング」■ 2008.05.23

2008年05月23日 | 日々是、運動

今月はボールを1球も打っていない。
丘でのみスイングしているだけだ。
今のスイングで綺麗にボールを捕まえられるのかといった不安は常に付きまといながらの丘スイング。

ただ、少しだが癖がだんだんと取れてきているような感じもうける。
姿勢、アドレス~トップの作り方が理想のものになったからだ。
トップからインパクト~フォロースルーはまだまだ不安定だけど・・・

□アドレス、アドレス□
スタンス肩幅。つま先をやや開き、左太もも付け根にボール位置。
クラブを剣道スタイルでセットし、大胸筋で腕がもう下りない位置まで両腕を下ろし固定。
引き続き腕の状態を保ちながら、腰から前傾姿勢に折る。
両腕を伸ばし、グリップは左太もも付け根位置で左手一本でアドレスするイメージ。

□~トップ□
始動は左肩と右腰の回転で、左腕と大胸筋の位置を保ちながらゆっくり回す。
左腕を伸ばしたまま、右ひじでグリップを体側に引っ張る。
(肩が回っていれば大胸筋と左腕の位置がアドレスとあまり変わらないで回せる)
トップで左足踵が若干浮いていればOK。体重は両足均等で良い。

ここまではイメージ通り振れるようになった。
ここからは今取り組んでいる理想形

□切り替えし~インパクト□
トップの形を維持したまま、左腰をターゲット方向に移動することで切り替えす。
(いきなり腰の回転で切り替えすと、インパクトで体が必要以上に開いてしまう。感じがするw)
左腰が移動してから、右腰をボールにぶつけるように回してゆく。
頭の位置が変わらなければ、左腰が移動した分、右腰は下からすくい上げるような感じに回っていくはず。
左ひじは伸ばしたまま右ひじを伸ばしインパクトまで。このとき、左手甲をフェイスのようにイメージし右手グリップでこね回さないよう力は左手グリップのみで。
インパクトで左ひざを伸ばすようにする(これ大事w)
(左腕と大胸筋の位置を保つようにダウンスイングすれば体の回転でインパクトできる。理想の三角形を常に維持できる)

□フォロースルー□
上記のようにうまくスイングできれば自然といいフォロースルーが取れる。

以上が、今取り組んでいるスイング(丘)
切り替えし~フォロースルーまでは、まだまだスイングごとにバラバラ。
なのでフォロースルーの形がマチマチ。
左腰で切り替えすことは簡単だけど、その後のこれといった体の動かしかたがまだ発見できていない(たとえば左踵を地面につけるタイミングなど)
たぶん、体の回転と腕がいまいちバラバラな動きなのだろう。
トップは左ひじと右ひじの使い方と大胸筋とで理想になった。
切り替えし~インパクトでもこのような体の使い方を発見したい。
上記、□姿勢、アドレス~トップ□は主観で□切り替えし~インパクト、フォロースルー□は客観的目線。
すべてが主観で理想形に近づいたとき、イメージ通りのスイングができるだろう。

果たして、身になれば理想の弾道が得られるのでしょうか・・・不安w


■音楽:音萌え■2008.05.21

2008年05月22日 | 日々是、音楽

前にも録画されてたが今回始めて見た。
なぜならゲストが高橋まこと。
ファジーロックとザ・フールズという高校生バンドがBOOWYの曲を自由に選曲しアレンジする。
ファジーロックが「わがままジュリエット」ザ・フールズは「マリオネット」

まず、ザ・フールズは技術的にまだ発展途上だ。
ボーカルも発声練習をつめばよくなるだろう。
肝心のアレンジは、原曲に忠実系。

一方、ファジーロックは技術的に申し分ない。と思うw
アレンジは原曲の雰囲気を一切無視の攻撃系。

審査した高橋まこと氏はファジーロックに軍配をあげた。
一言「もうちょっと原曲の雰囲気を残して欲しかった・・・」
BOOWY世代じゃない彼ら彼女たちには、私たち世代のBOOWYがどれほどだったか知らないだろうが、ホント雰囲気がまったくなかったww

番組中に流れていた懐かしい名曲を聴いて久々にコンプリートを開けようかという気にさせてくれた。

しかし、エンディングのバインの曲、いいわ♪
チューンで探そう♪

■独り言:06「サブプライム・ローン」■ 2008.05.21

2008年05月21日 | 日々是、独り言・・・

昨日5月20日、6大手銀行が決算を発表した。
34%の減益・・・サブプライム損失ということだ。

大手銀行のみならず、最近、住宅ローン審査が厳しい。
住宅を建てたいという人がローンを組めず、話がなくなるケースが目立ってきている。
住宅着工数が激減した去年の建築基準法改正から回復の見通しだったはずが、順調に増えない。
原因の一端はサブプライム問題だ。

日本の銀行は不良債権処理という問題に直面した経験がある。
アメリカの銀行が今まさにこの問題に直面している。
資産を運用する日本の企業に当然影響を与えるているし、不良債権処理がいかに大変かも知っている。

景気の先行きが不透明なアメリカに呼応するように、不良債権を抱えたくない日本の銀行。
そして住宅ローン審査を厳しくする。
この流れと物価上昇が住宅着工数に多大な影響を及ぼしている。
あわせて、住宅取得控除の見直しが迫るなか、益々下降するであろう。
マンションの売れ行きからもわかる。

さて、この住宅不況時代。
私の仕事に大きく反映されている・・・よろしくない反映
去年より格段に仕事が減っている・・・よろしくない傾向
方向転換を考えているが、申請業務、住宅設計施工という技術を使った仕事以外にはつけない。
ほかの仕事に就くつもりもない。

さぁ~て、どうしましょ?福田首相~♪


■ミディアム3■ #3 パラドックス 2008.05.20

2008年05月21日 | 日々是、テレビ

■1回目の金曜日■

□夢□

「人生は選択肢問題に似ている。選択自体は難しいことではない。問題はその後である」
「間違いだったと気付いてやり直せたら?」
「素敵でしょ?」
「最高だと思わない?」

□早朝□

夢から覚め、また寝ようとジョーに相槌を打ち、目を閉じるアリソン。
子供たちが起きだすまで少し時間がある。
寝起きに元気のいいのはジョーだけではないw
迫るジョーをあしらうアリソンw
「明日にして」「いいことを教えてあげよう」
そしてジョーの願いは成就しなかった・・・・・w

□朝ごはん□

アリエルが学校を休むと言い出す。
投票の末、アリエルがイケテル女子に選ばれた。
エイミーという同級生が嫉妬心から今日、アリエルの顔を殴ると宣言した。
「8年生ってどうかしてる!」というブリジットの意見はさておきwアリエルの願いは母により却下された。

「今日は罪状認否の日よ。あなた一人を家に残しておけないわ」
「罪状認否?罪状認否って何?」
ブリジットが必要に食い下がるwアリソンが丁寧に解説する。

そこへ朝っぱらから、カーペットクリーニング営業の電話が入る。
ジョーから受話器を受け取り、断るアリソン。

ブリジットが食卓で手を伸ばし、カップを倒しジュースをこぼす。

「素敵な日になりそう」
「僕の提案を無視したからだ」

□オフィス:午前中□

オフィスでクリーガー事件でボスに共犯者がいたと進言するも却下される。
罪状認否は今日なので、もう遅いというわけだ。

アリエルの通う学校から電話が入る。
保健師の先生からで「アリエルは気分が悪いので保健室で休んでいる」

□メーサ通り□

迎えに行く車中からジョーにアリエルのことを伝えるアリソン。
腕時計は12時半を指している。
交差点に差し掛かり信号を確認し通過する。
突然、右側から信号無視の黒いセダンがアリソンの車に衝突する。
アリソンの運転する車は左脇に停車している車に追突した。
黒いセダンは交差点左の歩道信号にぶつかり、停まった。
血だらけのアリソン。
運転席から霞む目を開けると、黒いセダンのトランクが開いている。
薄れ行く意識の中で、トランクにスーツの男が入っていることを目に留めた・・・

□午後□

視界が開けると、心配顔のジョーと眉間にしわのブリジット、泣いているアリエルの姿が目に入る。
薬のせいで意識は朦朧としている。画面はアリソンの視界からの映像だ。
アリエルは自分のせいでごめんなさいと号泣している。
ジョーはアリソンの体を気遣い、アリエルとブリジットを病室から出した。

「みんな心配しているよ。ボスが罪状認否は無事済んだと言ってたよ。非は相手にある。信号無視で時速60キロで交差点に入った。薬をやっていたのかも。だが、一つ言い話があるよ。相手のトランクに死体が詰め込まれていた。弾丸の入った青いバックに自動小銃、建物の見取り図も。教会に行く途中ではなかったようだ。僕の妻は悪者を絶対逃がさない。自分でも知らないうちに捕まえてる・・・とにかく、君は重傷を負った。時が解決してくれる。医者は君に何も言うなと、薬が完全に切れるまで待てと言われた。その通りだと思うが・・・聞いてくれ。君のためなら何だってする。たとえどんなに大変であろうとも・・・愛してるよ」

ミディアム至上、もっとも長いワンカット台詞が無事終わり、キスをして病室を後にするジョー。
そして目を閉じ、画面は真っ暗になった・・・

傷だらけのアリソンの痛々しい顔。
トイレに行きたいと思うも、両足がしびれて思うように行かない。
ナースコールを押し、ナースがやってくる。
「足がしびれて立てない」
アリソンの言葉を聞き、担当医を呼びに病室を出て行った。
どうにも痺れが取れない両足を、布団をめくって確認する。
膝から下、両足とも、足がなかった・・・
こういう場面のためにある台詞「オー!マイ!ガー!」
「足は?!私の足は?!」

■2回目の金曜日■

□早朝□

夢から覚めたアリソンは、あたりを見回した。
見慣れた自宅のベット。隣にはジョーが寝ている。
あわてて布団をめくると、そこにはちゃんと両足がある♪
「恐ろしい夢だったは・・・」
「いいことを教えよう・・・」
このとき、まだアリソンはパラドックスに陥っていることに気付いていなかった・・・

□朝ごはん□

ブリジットが罪状認否の意味をまた、しつこく聞いてくる。
夢の中で1度、説明しただけなのだが、何か引っかかる。
アリエルが食卓に着き、学校に行かないという。
「エイミーに嫌われてるから?」
「夢まで?ずるいわ」とアリエル。
「いや、最高だよ」ジョーww

アリソンは夢の再現だと思っている。
そして電話。
ブリジットがカップをひっくり返す。
「夢と同じことが起きてる・・・」ジョーに言う。
つまり、今日の午後事故にあう・・・「警告だったのよ!」
そう理解したアリソンはスキャロンに電話し、メーサ通りの交差点で12時に待ち合わせた。

休みたいというアリエルに「だめよ。それから保健室へ行ったら学年が終わるまで外出禁止!」と通達を出したw
まるで夢で遭遇した事故の腹いせのようだwww

□メーサ通り□

「副市長とランチの約束がある。もし遅れたら・・・」
「私が謝るわ」
「それで?」
「1分後にある男が車で信号無視を。トランクには死体と大量の弾丸、銃と建物の見取り図が入ってるわ」
「もし私が車で来ていたら衝突する運命だったの」アリソンはタクシーでメーサ通りに来ていた。
そして、目の前を黒い車が信号無視をし、2人の前を通り過ぎた。
サイレンを鳴らし、車を追う2人。
黒い車は意外にあっさり路肩に停車した。
スキャロンが慎重に(多分w)黒い車の運転席に歩いてゆく。アリソンは助手席から見守っている。
ナンバーに「JUDICAL:判事」の文字がある。
運転手は信号無視をあっさり認め、謝罪する。
そして、アリソンの思いとは裏腹に、黒い車は走り去った。

戻ってきたスキャロンに食い下がる「どうしたの?」
運転手は連邦裁判所のジェームズ・ホイットマン判事。
「トランクも調べなかったわ」
正当な理由もなしに連邦裁判所の判事のトランクを開けられないという。
「残念ながら夢は理由にならない」スキャロンが釘を刺したw
ムッとしているアリソンへ「昼飯は?おごるよ」とフォローww

□フロレンツォ・レストラン□

ランチに向かう車中、アリエルの学校から電話が入る。
今回はアリエルが顔を殴られて保健室にいるという。
「娘に代わって」と保健師に提案するも、アリエルが却下ww
アリエルの腹いせだww

そこへ、車の無線からレストラン人質事件の一報が入った。

現場のレストランに到着した2人。
警察によると35分前に店から強盗の通報があり、警官が到着すると犯人はまだ店内にいた。
57人の人質を取り立てこもっていると言う。
ビルの屋上に狙撃手を配置し、交渉人も犯人と話しをしたが何の要求もない。
5時になったら人質を解放し、金も返すと言う。
パーキングに黒い車が停まっている。
「なんてこった。障害者に停めてある。彼もついてないな」

5時5分前。
屋上の狙撃手から裏口に男が出てきたと無線連絡が入る。
裏口ドアを行ったり来たり、犯人か人質かわからないという。
男性、180cmくらい、ネクタイ姿、顔にはマスク、青いバックを持っている。
「ホイットマン判事よ。夢ではトランクに青いバックが入ってた。死体と銃と弾丸も」スキャロンに言う。
そのとき、狙撃手が裏口のマスク男の手に銃を確認し、3発発砲。
胸に命中し、倒れたマスクの男。
同時に、表玄関からマスクをかぶった大勢の人たちが一斉に飛び出してきた。
裏口へ走るスキャロン。警官が倒れているマスク男に「銃を放せ」と警告する。
警官がマスク男の左手にある銃を蹴飛ばすが、なぜか手にガムテープで固定されて離れない。
スキャロンが近づき左手から銃を引き剥がしたところでアリソンがやってきた。
マスクを剥がすと、ホイットマン判事ではない黒い車の運転手じゃないとアリソンが言う。
青いバックには現金がどっさり入ったままだ。
倒れている男の口からガムテープを引き剥がす「奴の銃から弾はでなかった・・・」
言い残した男の胸に着ていたジャケットを当て止血するアリソン。
ここでようやく、表玄関から人質に紛れ逃亡を図ったことを知ったスキャロンは表玄関へ走っていった・・・

■3回目の金曜日■

□早朝□

夢から覚めると見慣れたベットの中。
クローゼットに行き、ジャケットをあさると血がついていない。
物音に起きだしたジョーはあの台詞を口にし・・・「忘れた」とジョーww

子供たちが起きる前の時間をキッチンで過ごす2人。
夢の話をしている。
連邦判事を人質に金は返す・・・犯人の目的は?
そこでジョーの「いいことを教えよう」が繰り出され、3回目の金曜日が幕を開けた・・・ww

□朝ごはん□

ブリジットとマリーが手をつないでキッチンに登場w(親子のようだww)
「アリエルが・・・」
「学校を休みたい?アァ~ハァ~~?!ハァ~~!」と早くも切れるww
3度目は暴走する母親役だww

全て先手の会話で有無を言わせず応対。
アリエルに「もっとワルになりなさい!」とけしかけ、冷蔵庫からジュースを取り出しカップに注ぎテーブルにブチまけるwww
アリエルへの「ワル講座」を続けながら、電話に出るころにはブチキレ具合も頂点へと達したwww

□オフィス:午前中□

会議室では、ボスとスキャロンを座らせ前を行ったり来たりのアリソン。
キレ度は少々収まっているのは仕事場だからだろうw

連邦判事を罪を犯す前に逮捕しろと無茶な申し出をしているw
「とにかく1時にフロレンツォ・レストランから通報がある。その前に手を打たないと」
「何の容疑で逮捕するんだ?」とボスw
「わからない。ただ同じ夢を2回見たの。でも彼を止められなかった。逮捕する前まで行ったの。覚えてる?」スキャロンに言っているw
「死体の入ったトランクを開けなかったわ」
「驚いたな。一体いつの話だ?」
「これからよ!」www
ボスの提案で、判事の所有するものと似た車が犯罪に使われた疑いがあるから調べさせて欲しいというのはどうだ?
「判事だぞ?それにもうランチだ・・・」
「大丈夫。彼女には連絡しておくわ」アリソンは会議室を出て行ったwww
顔を見合わせる2人を残して・・・w

□ホイットマン判事のオフィス□

スキャロンとアリソンはホイットマン判事のオフィスに来ている。
秘書が言うには会合のため外出したという。
オフィスにある判事の肖像画に目がとまるアリソン。
判事は黒人の髭面(失礼w)だった・・・黒い車の男は白人だった・・・(アリソンは見てたっけ?・・・まぁいいかw)
事前に副市長とのランチを解約したアリソンwはスキャロンとランチへ向かった。

□フロレンツォ・レストラン□

レストランに向かう車中、アリエルの学校から電話が入る。
今回はアリエルが顔を殴って保健室にいるという。
「ワル講座」による実践を確実に遂行したアリエルであった・・・ww

メニューを見ている2人。時刻は1時16分。
「おかしいわ。昨日は1時に通報があった・・・」
「そんなことは言っていない。君は夢を見たんだ」
隣の席では20人くらいの団体が食事についている。なにげに隣の会話がアリソンの耳に入った。
「ホイットマン判事がまだ着てないな」

「ねぇ、聞いた?」スキャロンは気にも留めないw
「周りを見ろ。強盗なんかいないだろ?」
レストラン入り口方向からマスクをかぶった強盗が入ってきたw

手には自動小銃。全員、床に伏せマスクをかぶれと叫ぶ。
あちこちで悲鳴が上がる中、スキャロンは腰に手を伸ばす・・・
犯人が見つけ、銃を向ける。
「喘息の薬を・・・」というが犯人は「立て」と言い渡し、腰を見せろと迫った。
スキャロンの正体と銃を確認した犯人はホルスターをテーブルに置けと命令。
隣で見ていたアリソンは夢の中で犯人の銃から弾が発射されなかったことを思い出す。
犯人に従おうとしているスキャロンに「やめて!彼の銃は壊れてる!」
少々迷った後、素早くホルスターから銃を抜き犯人の胸へ発砲した。
犯人はその場に仰向けに倒れた。

「確かに弾は出なかった」拍手が巻き起こる中、倒れた犯人のジャケットを探るスキャロン。
「誰なの?」
「マイケル・ウイリアムズ」身分証明をアリソンに手渡した。
突然起き上がったマイケルにスキャロンは背を向けていた。
向き直ったスキャロンの胸に自動小銃から発射された弾がめり込んだ・・・

倒れたスキャロンを確認し、防弾チョッキを披露してマイケルはレストランから走り去った。
アリソンが駆け寄るが、胸から血を流しているスキャロンは反応しなかった・・・

■4回目の金曜日■

□早朝□

「今日は何曜日?」
目を覚ましたアリソンは、ジョーを無理やり起こし確認したw
「金曜日・・・」の答えにホッとする。スキャロンはまだ死んでいないはずだ。

「いいことを教えよう」ジョーの台詞で新しい金曜日が始まる♪

バスルームで話し込む2人。
レストランに押し入った犯人はホイットマン判事じゃなく、マイケル・ウイリアムズという白人男性。
黒い車の運転手は確かに判事と名乗った・・・トランクには死体・・・
「今日病院で言ったでしょ?」確かに今日だが3日前の今日だwwジョーにとっては初めての今日ww
レストランへ電話しホイットマン判事の予約時間と人数をそれとなく探るアリソン。
「ほかに誰が来るの?」
「話しかけるなといわれてます。郡の判事が全員集まって大事な相談をするからだそうです」
ウェイターの言葉に一筋の光明が・・・

急いで支度し、オフィスへ向かいたいアリソン。
出掛けに「アリエルは学校を休みなさい」といい、ブリジットに罪状認否の説明をし(「何の話?」と反応するブリジットww)カーペット・クリーニングの電話をマリーに対応させww出て行った・・・♪

□オフィス:午前中□

この人質事件を解決すれば「永遠の金曜日」から脱出できると信じているアリソンは、ボスに「今日の午後1時から5時まで連邦判事全員が人質に取られたらどういう影響があります?」
と聞く。
「その日、予定のある裁判が翌日に延期されるだけだ」と乗り気じゃないボス。
「だが、時間制約があれば別だ。今日行う罪状認否がそれだ」
「罪状認否は起訴後、10日以内に行う決まりになっている」
「クリーガー事件の弁護人は、その日を最大限に延ばし、10日目に持ってきた。それが今日だ」
「もし、中止されたら?」
「被告人は釈放される」
「それが理由だわ」
「この事件と人質事件は、どんな関係があるんだ?」まだ発生していない人質事件ww
「わからない・・犯人はマイケル・ウイリアムズ」
「ウイリアムズはクリーガーの妻の旧姓だ。彼女にはマイケルと言う弟がいる」
「共犯者がいるとあなたに言ったことがあるわ」
「それで?」ボスにとって夢の話での進言だw
「無視された」
「今回は違うぞ」
受話器をとりスキャロンに電話するボス。



そして事件は解決した・・・2つとも♪



■土曜日■

□早朝□

目が覚めると、ジョーが隣で寝ている。
「今日は何曜日?」恐る恐るジョーに確認するアリソン。
「土曜だよ。なぜそんなことを?」
「大変な1週間だったわ。特に昨日。でも、過ぎてしまうと寂しい」
今日はあの台詞を聞けそうにない♪
なんとなくわかるアリソンの台詞。祭りの後の寂しさにも似ている。
過ぎ去った興奮の癒し方をたずねるアリソン(提案だねww♪)

そして、幸せなエンディングへ・・・・・






「パラドックス」をWikipediaで見てみると・・・
「パラドックス (paradox) という言葉は多義であるが、数学では多くの場合、正しそうに見える仮定と正しそうに見える推論から正しくなさそうな結論が得られる事を指す。「正しくなさそうな結論」は、「本当に正しくないもの」(=矛盾)と「直観的には間違っているように見えるが実は正しいもの」に分けられる。狭義には前者の場合のみをパラドックスと言い、広義には後者もパラドックスという。後者は、前者と区別する為「見かけ上のパラドックス」と呼ばれる事もある。数学以外の分野では「パラドックス」という言葉はよりラフに用いられ、「ジレンマ」、「矛盾」、「意図に反した結果」、「理論と現実のギャップ」等、文脈により様々な意味に用いられる」・・・とある。
今回のアリソンにとって現実が意に反した結果にならなかったので、夢での出来事がパラドックスである。
なので、現実は「見かけ上のパラドックス」となるわけだ。

2日目の金曜日では1時に通報があり、3日目の通報は1時16分過ぎ。
3日目の昼ごろ、ホイットマン判事と犯人マイケルに何があったのだろううか。
1日目は12時30分にメーサ通りで追突している。そのときには、判事はもうトランクの中だ。
2日目2人は黒い車を停めている。
なので、普通に考えれば3日目のほうがレストランに早く着いているはずだと思う。
だが、3日目は事前にホイットマン判事にボスが電話を入れている。
ここに伏線があったのなら、見逃したwww

今回は、文字にすると非常に長い。
実際、4日間を上手に1時間にまとめている。
脚本家に拍手♪な今回のエピソード。
この後のエピソードは「パラドックス」であって欲しいと願わずにはいられない、そんなお話でした♪