蕎麦彷徨

ひとりの素人が蕎麦について考えてきたことを書きしるすブログ

蕎麦打ち (1)

2006-06-05 | 蕎麦打ち
これから蕎麦打ちについて書き進めたい。
蕎麦打ちについては、今や、本当に多くの情報が、様々な媒体を通して得られる。素人でしかも特異な学び方をしてきた私が、蕎麦打ちの全ての流れに沿って解説するなど出来ないし、意味もない。それゆえ、私が、これまで見てきた蕎麦打ちの中で、疑問に思える幾つかの点にしぼって、出来るだけ理論的に述べていきたい。

それではまず、私の蕎麦打ちとの係わりについてごく簡単に触れておきたい。
私は、1990年頃より友人のNBさんと蕎麦打ちを始めた。間もなく、幸運にも偶然にある蕎麦屋のご主人が蕎麦を打つのを見せていただいた。驚くべき技術で、蕎麦粉のみで蕎麦を打っていた。その後、私が面白がって蕎麦を打っていた90年代は、プロの方の蕎麦打ちを見る機会はほとんどなかった。参考にしていたのは、片倉康雄さんの『手打そばの技術』と『そばの基本技術』の2冊の本であった。特に、片倉さんの本は蕎麦を打つときに見ると粉だらけになってしまうので、コピーをして絶えず参考にした。

とはいえ、ただ一人で蕎麦打ちを進めたのではなく、同時に始めたNBさんの蕎麦打ちは見て学んできた。もっとも、彼の方が、私よりも何に頼るでもなく自分の感性のみで蕎麦打ちを修得するしようとしていたが・・・。
皮肉にも、私が蕎麦打ちをあまりしなくなった最近は、蕎麦打ちについてテレビでも活字でもウェブサイトでも実に多くの貴重な情報が得られるようになった。




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