③ EM菌のEMとは Effective Microorganismsの頭文字で、日本語では「有効微生物群」と訳し、作物生産に有効な80種以上の微生物群を培養した液であるという。その培養液の中心をなすのが、光合成細菌である。これを単体で用いるのは有効ではないことは、今では判るのだが、この光合成細菌をソバ栽培に利用しようと考えた。
『現代農業』で、愛知県の「さとう研究所」がこの菌を頒布しているのを知り、買い求めた。リン酸分がソバ栽培上有効ではないかと考えていたので、鶏ガラや魚の骨も入れ、この液を拡大培養した。これを500倍に希釈して、6回の葉面散布を行った。
2a程のソバ畑への散布も楽な作業ではなかったので、次のような方法で散布を行った。ドラム缶で500倍に希釈し軽トラックに積載運搬し、傾斜した畑の上方に止めた。そのドラム缶からホースを引き、サイホンの原理を利用して散布したのである。
④ 酒粕もいわば微生物の塊であり、この酒粕を畑に入れたらどうかとも考えた。友人のENさんのお宅で、造り酒屋の若主人に会った。若主人の話によれば、日本酒を作る最終工程で不純物を濾過するために活性炭を使っており、そこには酵母菌などが無数に付着するという。酒粕よりも生きた微生物が大量に存在するというのだ。そのときの話し合いから、この貴重な濾過した活性炭がいただけることになった。後に、この活性炭を2箱いただき、畑の一部に入れソバを栽培してみたのである。
『現代農業』で、愛知県の「さとう研究所」がこの菌を頒布しているのを知り、買い求めた。リン酸分がソバ栽培上有効ではないかと考えていたので、鶏ガラや魚の骨も入れ、この液を拡大培養した。これを500倍に希釈して、6回の葉面散布を行った。
2a程のソバ畑への散布も楽な作業ではなかったので、次のような方法で散布を行った。ドラム缶で500倍に希釈し軽トラックに積載運搬し、傾斜した畑の上方に止めた。そのドラム缶からホースを引き、サイホンの原理を利用して散布したのである。
④ 酒粕もいわば微生物の塊であり、この酒粕を畑に入れたらどうかとも考えた。友人のENさんのお宅で、造り酒屋の若主人に会った。若主人の話によれば、日本酒を作る最終工程で不純物を濾過するために活性炭を使っており、そこには酵母菌などが無数に付着するという。酒粕よりも生きた微生物が大量に存在するというのだ。そのときの話し合いから、この貴重な濾過した活性炭がいただけることになった。後に、この活性炭を2箱いただき、畑の一部に入れソバを栽培してみたのである。