シャルル=ルイ=アンブロワーズ・トマ(1811-1896)はフランスの作曲家。
弦楽器奏者であった父親にピアノとバイオリンの演奏法を学ぶ。
12歳で父親と死別した後、母と兄と共にパリへ移り住み、
17歳でパリ音楽院に入学し、作曲法を学ぶ。
21歳でにローマ大賞受賞。3年間ローマに留学する。
1837年(26歳)初演のオペラはコミック座で115回上演され大成功
1850年の『夏の夜の夢』ではトマの名を盤石のものにする。
1856年以降は、パリ音楽院作曲科の教授に就任 (弟子にマスネがいる)
1866年『ミニョン』を発表し初演されると、瞬く間に成功を収めた。
(トマの存命中に上演回数が1000回を達成している)
1868年悲劇のオペラ『ハムレット』も大成功を収めている。
1871年にはパリ音楽院の院長に就任し、85歳で亡くなるまでその地位にあった。
You Tubeでこの「ミニョン」のアリアを検索してみたら。
あら。結構あるじゃないですか
そして初めて聴く耳にもドラマティックで美しく
テレビもラジオも映画もない時代なら
コミックオペラ座という娯楽の場所での音楽や演劇は
人々の生活の中で素敵な存在だったでしょう
なるほどねぇ・・・
タファネルが時代に乗ってファンタジーを吹きたくなったわけが
ようやく感じられるようになってきました。
タファネルは1844年生ですので,ミニョンがヒットしたとき22歳。
ファンタジーをいつ書いたのか?まだ調べていませんが
聴衆に喜ばれたことは容易に想像がつきますねぇ
ちなみにタファネルもパリ音楽院のフルートの先生でした
トマ オペラ「ミニョン」
楽譜通り吹こうとすると一見エチュードみたいで頂けませんが
この曲を魅力的に料理して来年は演奏会で披露しようかな
と楽譜を眺めている12月です