フルート吹きのほっと一息

フルートのこと、音楽のこと、作曲家のこと。そして愛犬トム君との日々。
一緒に楽しんでくださると嬉しいです

恩師 増永弘昭 23

2006年09月25日 | 恩師 増永弘昭先生
学生の頃、
フルートのメンバーでアンサンブルのレッスンを
増永先生に受けていました。
今、考えれば授業の時間外です。
ご自分の時間を削って教えてくださっていました。

教わったのは指揮棒に合わせて数を数えながら
演奏することではなく、
お互いを聴き合うこと、音楽の作りを読み込んで
大切な音とつながりを皆で大きな流れに作り上げて行くこと。
音楽の作り方を細かく技術的に指導してくださっていました。

今、指導する立場で考えるとシュミッツの教えを
アンサンブルの中でどう生かすかを
指導してくださっていたのですね。

もう一つは倍音の響きに逆らわないハーモニーを目指すことを
植え付けてくださいました。

昨日の増永門下の演奏会でモーツァルトのアベベルムコルプスを
17人で演奏したのですが、メロディーの流れは出来ていたかも
しれないけど、倍音の響き合いからは外れていたかもしれない。

先生、思い出しました。もう一度、やってみた方がいいですね。
演奏しながら思い出して、一人、ぐっと来てしまいました。


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