Junko散々語々

ライブ活動の紹介やシャンソン、自作の詩の解説、日常の雑感を三々五々綴ります。

雨雨雨の軽井沢

2011年08月23日 10時22分20秒 | Weblog

ようやく仕事抜きで骨休めに今年も恒例の軽井沢へ…ただ、同行者の都合で日程が二転三転、結局8/20から2泊3日で出かけましたが、見事に3日間とも雨に降り込められ、気温も17℃前後東京も23~4℃と急激に気温が下がったので、‘避暑’に行く意味はあまりなかったのですが…

今回も「石の教会(内村鑑三記念堂)」は、初見学者には好評。林の中からのアングルがそのミステリアス感を強調してなかなか

                 

 

翌日は、これも恒例となりつつある「南が丘美術館・三五荘資料館」へ。敷地内には広い芝生と桂並木があり、木陰にはこんな大きな、白雪姫に出てきそうなキノコが生えていました     

             

 

江戸後期、山梨県塩山市に建てられた民家を1935年に移築したことから名づけられた三五荘は、雨の中風格を増し、これはこれで一興。

        

養蚕民家が別荘に改造され、2階の吹き抜けの高窓から漏れる光が美しく、左右に分かれたゲストルーム、3階に伸びる階段などの造りも雰囲気あるのですが、有名人の藍染コレクションがこれでもかとあちこちにベタベタ展示され、正直邪魔でした。もっとさり気なく飾ればうまく溶け込むのに

       

           

 

若いモンを先に帰し、1人散策を楽しむはずだった軽井沢ですが、道路のあちこちに池のような深い水溜りができてるのにメゲ、ベランダを覗いても終日この通りひたすら睡眠不足を補い本を読み、低く厚い雲に覆われっぱなしの高原を後にしましたまあ、大層休息できたことは間違いなし

    


EXW探索・セレブな落合界隈

2011年08月16日 11時31分53秒 | Weblog

人生、ヒマになるほど忙しい…一見名言(迷言?)のようですが、同年輩の悠々自適友人の弁            ナルホドと思うのは、ヘビーなLocal Tourから戻り三鷹ライブを終えて、さあこの夏、後はチョーヒマ~と思った途端、来るわ来るわ、様々なお誘いや多少義理がらみのお付き合いや…殆ど家に落ち着くことなく、毎日のように夜の巷へ…何だ、いつもより忙しいではないかと友人の言葉に妙に納得してしまった私です。

がしかし、体調はちゃんと維持せねばと、早朝ウォーキング再開。またまたあちこち撮りまくり。最近、落合方面に行くことが多いのですが、目白大学がそびえる界隈は、我が上高田から見上げると妙正寺川を挟んで洒落た丘の上にあり、かなりの高級住宅街という感じ。

    

何かの会館?というようなこんなお宅をよく見るし、一方江戸時代に戻りそうな門構えのこういうお宅も…で、実はこの2写真、同じ門の中にあるお宅なので左右で一軒家なのです

ついでながら、このすぐご近所に洋館のような風格ある建物がありますが、銀座「月夜の仔猫」ソロの日、長らくご一緒したピアニスト・近藤正春さんがお住まいで、ちゃんと二重扉&窓の防音スタジオ付きのミュージシャン向きマンションなのです。お近くなので、よくリハーサルに通わせて頂きました。もちろん、今後も企画次第で伴奏をお願いしたいと考えています

さて、庶民派住宅街・上高田に戻ってきましたが、往きは昇る朝陽を清々しく眺めたのに、帰りはまだ7時台ながらもう陽射しに影が色濃く伸びて、炎暑の戦後66年目(あまり聞きたくない数字)のお盆です

          


Long Local Tour 報告~福井編④

2011年08月05日 11時50分57秒 | Weblog

いよいよ福井ツアーもまさに末日7/31が最終日。この日も雨の予報が外れ福井は日中太陽が照り付けて汗が吹き出るほど。ところが裕子ちゃんはこの日、何と豪雨と洪水で被害が出ている新潟へ移動することになっており、前日から何度も現地と連絡を取り合ってはイベント中止かも?とヤキモキ。何とか別の会場を確保できたということで、お昼頃発って行きました。(後で聞いたら特急が途中で止まったりして乗り継ぎしながら苦労して着いたそう) 

さあ、私のラストは坂井町朝日区の夏祭りアトラクション出演行ってみたら野外ステージだったので、本当に今回よくぞことごとく雨を免れたものと、改めて故郷凱旋?効果に感心                      私の出番の前は地元の少年少女たちの越前太鼓勇壮な響きの後舞台に上ったら、夜も更けてきたせいか皆さんだいぶ引き上げて…まあでも、素敵な大人の方々が残ってCDカラオケ伴奏ながらよ~く耳を傾けて下さり、曲に関するクイズで例の携帯充電器の賞品を出したら競って飛びついて下さいました今回の福井ツアーはそもそもこのイベント出演が発端。他のライブの仕切りや移動もすべて面倒見て下さったU様、本当にありがとうございましたお世話になりましたm( _ _ )m

    

とにもかくにもすべてを終え、北陸線丸岡駅まで送ってもらいましたが、夜10時前というのに駅構内もホームもむじ~ん、電車がやって来て乗り込んだら車内もむじ~んにはビックリドアの開閉も自分でやらねばなりません考えてみたら日曜日なので、田舎じゃそんな遅い電車で福井市に向う人などいるわけないンです  

          

                  

そういえば、昼間市内を歩いたら未だに路面電車がのんびり動いてました。

      

ひっさしぶりの福井ライブ、そして福井各地の懐かしい景色と空気、堪能させて頂きました。福井の皆々様、本当に心から感謝しますまた会う日まで


Long Local Tour 報告~福井編③

2011年08月05日 10時36分52秒 | Weblog

時間があるのと音響その他重いものは車で運んでもらえたので、30日はすべて越前鉄道(週末はコンパニオンがいるので有名)を利用して移動。このローカルな旅はピアノの裕子ちゃんにやたらウケました

さて、永平寺町松岡の「芭里音(ばりのん)」、これまた変わったネーミングのカフェは5年ぶり。お店もママさんも健在で、大歓迎して下さいました。40~50名のところ70名も予約が来たそうで、準備に大忙し。私も音響設置からリハ、親戚友人たちが次々見えるし、を撮るヒマもなく以下左はお店のHPより拝借土蔵を改造、お庭も広く素晴らしいお洒落なカフェです。

控え室が素晴らしい和室。ここで1枚だけパチリの右写真です。

     

お陰様で終わった後をたくさんお求め下さり、サインにこれまた大忙し。ママさんと後援会長さんが打上げをして下さるということで、大急ぎで福井市内に車を走らせたら、突然の豪雨前夜の三国町でも70%の確立のところ雨を免れたし、今回少なくともライブに支障ない晴れ女となりました

結果ではありますが、私が大勢動員したということで、大変に感謝されまして立派な料亭に招かれましたが、次々出される文字通り山海の珍味に、裕子ちゃん一品々々歓声後から頂いた先輩や友人たちので、「声、表現に柔らかさ、厚み、円熟味等が出てしみじみと聞けた」と嬉しい言葉の数々。故郷は本当にありがたいと、つくづく思いました

 


Long Local Tour 報告~福井編②

2011年08月04日 16時10分49秒 | Weblog

30日は永平寺町へ移動する前に一旦福井市駅前のホテルへ入ることにしましたが、私は三国町で29日のお昼に行こうとして電話が通じなかった店が、何と夏場は暑いので午前中と夕方からやっていると知り、まだ中の裕子ちゃんを残してタクシーを飛ばし(以前は魚志楼のマスターがどこへでも出してくれましたが)出向いたのが「カモメクラブ」。

2009年4/7のブログで紹介した店で地元の漁師さんたちが出入りする小さなカフェ。東尋坊の北に位置する雄島のすぐそばに海へ向って突き出るように建てられたこの店に入った時、まるで船に乗ったような気がして、REDママから依頼されていたポルトガルのファド「難船」という曲の歌詞が浮かび「かもめの家」と改題して出来上がったことで大変印象深い場所となり、ぜひもう1度行きたかったのです。

     

         

相変わらず、一歩入れば船に乗ったような、屋上に上れば甲板に出たような気分、想い出多い雄島が目に胸に迫ってきます。魚志楼はじめ、この三国町との縁を深めてくれた小中時代同級生だった友人がここで亡くなったことも歌詞に大きく影響しました。

カモメクラブのマスターも魚志楼マスターの同級生という哀しい一致を話し合いつつ、午前中だけどやはりビールを1杯。出てきた突き出し、メカブの素揚げとおばあちゃん手作り心太のあまりの美味さに哀しみも薄れる薄情さ…

     

昨夜のライブはお店があって行けなかった、というマスターに、改めてこの歌の話をして、実は昨夜歌ったのだと言った途端、「え、そうだったんですか!だったら店を休んででも行けばよかった!残念!」とポーカーフェースに思えた人が俄かに親しみを前面に出し、CDを進呈したらお代は取らないし、メカブは袋一杯くれるし、その上ホテルまで車で送って下さって、ああ、何とか魚志楼マスターの“後釜”ができたなあ…そんな思いで、雨の予報が外れて陽が射し始めた港町の空同様、少しだけ心晴れて三国町を後にすることができました


Long Local Tour 報告~福井編①

2011年08月04日 13時51分10秒 | Weblog

長丁場の歌の旅もいよいよ最終の地、我が故郷・福井へ名古屋から直通で入りました。28日前日入りなので、お気に入りの温泉六角形の湯船や畳敷きのお風呂がある三国観光ホテルでのんびりしたいところを、札幌入り前にすでに送ってあった、自前の音響設置のためすぐにライブ会場へ

   

三国町の「風の扉(ドア)」というネーミングも素敵なこのお店は、景勝の地・東尋坊の近くながら、緑濃い山側に建てられ、海の香りはまさに風だけで感じるもの。翌29日やってきたルナソレイユ・ピアノ鈴木裕子ちゃん(食事中のスナップ)と作ったオリジナル「時の扉を開けて」のラストナンバー「ドアを開けて」にあまりに符合するので、もちろん29日夕「風の扉ライブ」ラストはこの曲を歌いました(CDは残念?ながらすでに完売

話は戻って、前日入りした夜ようやく一風呂浴びた後、足はどうしても「魚志楼」へ……。7/8にupしたブログでお話したように、恐らく久しぶりの三国ライブを誰よりも楽しみにしていて下さったはずのマスターが心筋梗塞(今、サッカーの有名選手もこれで倒れ、話題となっていますが)で急死。お店はママと息子さんで何とか対応できるので、1週間休んで7月半ばから再開したとのこと。カウンター中、いつもマスターがその前を行ったり来たりしていた棚の上に遺影が…

                      

本人も未だに自分が死んだとは思わず、その辺にいるでしょう、とママも息子さんも…

団体さん等がはけたところで、ママとを酌み交わし、20年前からの思い出話が始まり、話し足りずに、田舎で唯一夜遅くまでやっている洋風レストランへ。「まだ旅行にでも行っているかなという気持ち。未だに涙も出ません」とママ。さぞやと思いやられました

翌日のライブにママはちゃんと来て下さり、私が1曲だけと、マスターがあまりにも好きだった谷村新司の曲を追悼を込めて歌いましたが、途中私が何度もボロ泣きしかかっても、ママはジッと耳を傾け静かに微笑んでおられました。

打上げは地元の方々と最終的にもちろん「魚志楼」へ行きましたが、その前にちょっと寄ったお寿司屋さんで、地元の漁師さんが獲れたての甘エビを大量に持ち込んで下さって、甘エビ大好き裕子ちゃんは大満足でした

                  


Long Local Tour 報告~名古屋編

2011年08月04日 13時00分27秒 | Weblog

さて、札幌から7/24に一時帰宅。1週間余の滞在ゆえ譜面、衣装、靴アクセサリー、CD等仕事用品だけでもかなりの量、それに普段の着替えを加えると大荷造りとなり、北海道は宅配に2日かかるので、それらを計算に入れて発送、受け取り、荷解き&再荷造りと、25,26の中2日は、一応家内の用も諸々発生するし、まさに戦争のようでした

27日名古屋にはで15時過ぎに入りましたが、一旦ホテルに落ち着き、ちょっと近くのコンビニまで…とホテルの玄関を出たら、何と大雨それもハンパではない雷付きのいわゆるゲリラ豪雨シャンソニエ「エルム」で共演予定の橋本奈央子ちゃん(左写真左)から「リハーサルを延ばしますのでご無理なく」と親切なメールが入ったほど。

    

結果、本番の1時間ほど前にはウソのように雨は上がり、若手の前歌さんたちを含めた2回のステージ は無事終了。奈央子ちゃんが、私の詩で「別れの詩」(アルバム「懐かしい人々へ」収録)を歌ってくれましたが、若い人らしい素直で力みのない、それでいて深い思いのこもった歌い方に、ちょっと涙ぐみそうなほど感激私のを懸命にPRして下さったので予想以上の枚数も出て、別の感激もしました深夜のステージもあるので打上げはご一緒できなかったけど、本当にありがとう

名古屋ではファン代表となって下さってる面々が、毎回美味しいお酒と珍味をご馳走してくださり、前回ご一緒だった歌手の宮入公子さん(私の隣)も見えて、今回も盛り上がりましたY様、本当にいつもありがとうございます

 


Long Local Tour 報告~札幌編③

2011年08月04日 12時20分15秒 | Weblog

もちろん、お仕事もちゃんとやりましたよ今回、初日が土曜だったからとはいえ、満々の各席、カウンターに至るまでなぜかカップル(老若)ばかりという珍現象がありました。

17,18の連休明けはいささか静かな銀巴里でしたが、東京からも2組見えたり半ばからまた賑やかになってきて、今回もCD全買いのお客様が何組かいらした上、リピーターになって下さった方も相変わらず心豊かになる北国の、何と45周年を迎えたシャンソニエの殿堂、銀巴里でした

            

             そんな中のお1組                          火木出演の湯浅輝子さんと  


Long Local Tour 報告~札幌編②

2011年08月04日 12時08分22秒 | Weblog

最初の2~3日こそいわゆる蝦夷梅雨気味で夜は12℃まで下がる有様でしたが、大通公園のビヤガーデンが始まる頃、空もからりと晴れ、そうなると「夏こそ北海道」という陳腐なフレーズそのまま、何という爽やかさ、何という気持ちよさ、思わず2日間もビール飲みに通っちゃいました。花壇のコンクールもやっててそりゃまあ綺麗なこと

    

 で、こういうワケです

     


Long Local Tour 報告~札幌編①

2011年08月04日 11時12分11秒 | Weblog

我が歌人生最大(最後?)の超ハード日程を終えて8/1帰宅しました7/16~23の札幌、27名古屋、28~31福井とほぼ半月のいわばライブツアーこのトシで我ながらよくやったとホメたい気分。いえ、各地の皆様の温かい応援あってのこと。励まされ癒された旅でもありました

         

            

まずはいつも1番に迎えてくれる、札幌・中島公園。今まで春秋時々冬という来札スケジュールでしたが、夏の札幌の鬱蒼たる緑の美しさは、秋の紅葉も凌ぐ濃淡の見事さと知りました。