Junko散々語々

ライブ活動の紹介やシャンソン、自作の詩の解説、日常の雑感を三々五々綴ります。

Long Local Tour 報告~福井編②

2011年08月04日 16時10分49秒 | Weblog

30日は永平寺町へ移動する前に一旦福井市駅前のホテルへ入ることにしましたが、私は三国町で29日のお昼に行こうとして電話が通じなかった店が、何と夏場は暑いので午前中と夕方からやっていると知り、まだ中の裕子ちゃんを残してタクシーを飛ばし(以前は魚志楼のマスターがどこへでも出してくれましたが)出向いたのが「カモメクラブ」。

2009年4/7のブログで紹介した店で地元の漁師さんたちが出入りする小さなカフェ。東尋坊の北に位置する雄島のすぐそばに海へ向って突き出るように建てられたこの店に入った時、まるで船に乗ったような気がして、REDママから依頼されていたポルトガルのファド「難船」という曲の歌詞が浮かび「かもめの家」と改題して出来上がったことで大変印象深い場所となり、ぜひもう1度行きたかったのです。

     

         

相変わらず、一歩入れば船に乗ったような、屋上に上れば甲板に出たような気分、想い出多い雄島が目に胸に迫ってきます。魚志楼はじめ、この三国町との縁を深めてくれた小中時代同級生だった友人がここで亡くなったことも歌詞に大きく影響しました。

カモメクラブのマスターも魚志楼マスターの同級生という哀しい一致を話し合いつつ、午前中だけどやはりビールを1杯。出てきた突き出し、メカブの素揚げとおばあちゃん手作り心太のあまりの美味さに哀しみも薄れる薄情さ…

     

昨夜のライブはお店があって行けなかった、というマスターに、改めてこの歌の話をして、実は昨夜歌ったのだと言った途端、「え、そうだったんですか!だったら店を休んででも行けばよかった!残念!」とポーカーフェースに思えた人が俄かに親しみを前面に出し、CDを進呈したらお代は取らないし、メカブは袋一杯くれるし、その上ホテルまで車で送って下さって、ああ、何とか魚志楼マスターの“後釜”ができたなあ…そんな思いで、雨の予報が外れて陽が射し始めた港町の空同様、少しだけ心晴れて三国町を後にすることができました


Long Local Tour 報告~福井編①

2011年08月04日 13時51分10秒 | Weblog

長丁場の歌の旅もいよいよ最終の地、我が故郷・福井へ名古屋から直通で入りました。28日前日入りなので、お気に入りの温泉六角形の湯船や畳敷きのお風呂がある三国観光ホテルでのんびりしたいところを、札幌入り前にすでに送ってあった、自前の音響設置のためすぐにライブ会場へ

   

三国町の「風の扉(ドア)」というネーミングも素敵なこのお店は、景勝の地・東尋坊の近くながら、緑濃い山側に建てられ、海の香りはまさに風だけで感じるもの。翌29日やってきたルナソレイユ・ピアノ鈴木裕子ちゃん(食事中のスナップ)と作ったオリジナル「時の扉を開けて」のラストナンバー「ドアを開けて」にあまりに符合するので、もちろん29日夕「風の扉ライブ」ラストはこの曲を歌いました(CDは残念?ながらすでに完売

話は戻って、前日入りした夜ようやく一風呂浴びた後、足はどうしても「魚志楼」へ……。7/8にupしたブログでお話したように、恐らく久しぶりの三国ライブを誰よりも楽しみにしていて下さったはずのマスターが心筋梗塞(今、サッカーの有名選手もこれで倒れ、話題となっていますが)で急死。お店はママと息子さんで何とか対応できるので、1週間休んで7月半ばから再開したとのこと。カウンター中、いつもマスターがその前を行ったり来たりしていた棚の上に遺影が…

                      

本人も未だに自分が死んだとは思わず、その辺にいるでしょう、とママも息子さんも…

団体さん等がはけたところで、ママとを酌み交わし、20年前からの思い出話が始まり、話し足りずに、田舎で唯一夜遅くまでやっている洋風レストランへ。「まだ旅行にでも行っているかなという気持ち。未だに涙も出ません」とママ。さぞやと思いやられました

翌日のライブにママはちゃんと来て下さり、私が1曲だけと、マスターがあまりにも好きだった谷村新司の曲を追悼を込めて歌いましたが、途中私が何度もボロ泣きしかかっても、ママはジッと耳を傾け静かに微笑んでおられました。

打上げは地元の方々と最終的にもちろん「魚志楼」へ行きましたが、その前にちょっと寄ったお寿司屋さんで、地元の漁師さんが獲れたての甘エビを大量に持ち込んで下さって、甘エビ大好き裕子ちゃんは大満足でした

                  


Long Local Tour 報告~名古屋編

2011年08月04日 13時00分27秒 | Weblog

さて、札幌から7/24に一時帰宅。1週間余の滞在ゆえ譜面、衣装、靴アクセサリー、CD等仕事用品だけでもかなりの量、それに普段の着替えを加えると大荷造りとなり、北海道は宅配に2日かかるので、それらを計算に入れて発送、受け取り、荷解き&再荷造りと、25,26の中2日は、一応家内の用も諸々発生するし、まさに戦争のようでした

27日名古屋にはで15時過ぎに入りましたが、一旦ホテルに落ち着き、ちょっと近くのコンビニまで…とホテルの玄関を出たら、何と大雨それもハンパではない雷付きのいわゆるゲリラ豪雨シャンソニエ「エルム」で共演予定の橋本奈央子ちゃん(左写真左)から「リハーサルを延ばしますのでご無理なく」と親切なメールが入ったほど。

    

結果、本番の1時間ほど前にはウソのように雨は上がり、若手の前歌さんたちを含めた2回のステージ は無事終了。奈央子ちゃんが、私の詩で「別れの詩」(アルバム「懐かしい人々へ」収録)を歌ってくれましたが、若い人らしい素直で力みのない、それでいて深い思いのこもった歌い方に、ちょっと涙ぐみそうなほど感激私のを懸命にPRして下さったので予想以上の枚数も出て、別の感激もしました深夜のステージもあるので打上げはご一緒できなかったけど、本当にありがとう

名古屋ではファン代表となって下さってる面々が、毎回美味しいお酒と珍味をご馳走してくださり、前回ご一緒だった歌手の宮入公子さん(私の隣)も見えて、今回も盛り上がりましたY様、本当にいつもありがとうございます

 


Long Local Tour 報告~札幌編③

2011年08月04日 12時20分15秒 | Weblog

もちろん、お仕事もちゃんとやりましたよ今回、初日が土曜だったからとはいえ、満々の各席、カウンターに至るまでなぜかカップル(老若)ばかりという珍現象がありました。

17,18の連休明けはいささか静かな銀巴里でしたが、東京からも2組見えたり半ばからまた賑やかになってきて、今回もCD全買いのお客様が何組かいらした上、リピーターになって下さった方も相変わらず心豊かになる北国の、何と45周年を迎えたシャンソニエの殿堂、銀巴里でした

            

             そんな中のお1組                          火木出演の湯浅輝子さんと  


Long Local Tour 報告~札幌編②

2011年08月04日 12時08分22秒 | Weblog

最初の2~3日こそいわゆる蝦夷梅雨気味で夜は12℃まで下がる有様でしたが、大通公園のビヤガーデンが始まる頃、空もからりと晴れ、そうなると「夏こそ北海道」という陳腐なフレーズそのまま、何という爽やかさ、何という気持ちよさ、思わず2日間もビール飲みに通っちゃいました。花壇のコンクールもやっててそりゃまあ綺麗なこと

    

 で、こういうワケです

     


Long Local Tour 報告~札幌編①

2011年08月04日 11時12分11秒 | Weblog

我が歌人生最大(最後?)の超ハード日程を終えて8/1帰宅しました7/16~23の札幌、27名古屋、28~31福井とほぼ半月のいわばライブツアーこのトシで我ながらよくやったとホメたい気分。いえ、各地の皆様の温かい応援あってのこと。励まされ癒された旅でもありました

         

            

まずはいつも1番に迎えてくれる、札幌・中島公園。今まで春秋時々冬という来札スケジュールでしたが、夏の札幌の鬱蒼たる緑の美しさは、秋の紅葉も凌ぐ濃淡の見事さと知りました。