Junko散々語々

ライブ活動の紹介やシャンソン、自作の詩の解説、日常の雑感を三々五々綴ります。

ナゾの別荘

2009年08月16日 07時43分17秒 | Weblog
さて、北陸盆参りの後は、これまた恒例となっている軽井沢ちょいバカンスです。
昔は軽井沢と聞いただけで、我ら庶民にはカンケイない別天地と思っていましたが、今やで気軽に行けることもあって、旧軽新軽共に大にぎわい
そんな中、ここ数年毎夏2回は出かけるこの別荘、私メには些か不似合いなゴーカさで、北欧のナントカいう有名な建築家が釘を1本も使わず建てたもの、内装も凝っていてかなりリッチ気分を味わえます
ワケあって我が物顔で使えて、腕のいいシェフまでついてるとあって、お世話になった人などご招待すると、皆さんビックリされ喜ばれ、必ずまた行きたいの声が
う~ん、当分順番待ちね

お米のふるさと

2009年08月15日 07時55分18秒 | Weblog
お盆のただ中、私も毎年恒例故郷北陸へ
ところが、今年は日本全国梅雨空のままといった気候は覚悟していましたが、厳しい車内冷房に耐えてまずは富山県に降りたってみると…さ、寒いなにこれ真夏らしい日射しもムッとする空気もなく、怪しげな曇天から時折霧雨が降るうら寂しい光景が広がっておりました。
「今年は野菜がサッパリ」と田舎の人たちの嘆くこと。
ただ、その後ようやく少しばかり青空が覗き、移動する際の北陸線から見た米所の景色は青々と見事でした
今年も美味しい新米が食べられるでしょうか

我が詩作③~105歳の人生

2009年08月12日 08時38分19秒 | Weblog
そんなシャンソンあったかしらと思われるでしょうが、実は今年85才
になるアズナブールが昨年出したアルバム「DUOS」(ふたりの奇跡)の
中で、何とあのフランク・シナトラとデュエットしている曲なのです。
もちろん録音技術を駆使したもので、他にもフリオ・イグレシアス、
プラシド・ドミンゴ、エルトン・ジョンといった錚々たる顔ぶれ
さて、シナトラが歌ったこの曲は本来『Young at heart』というタイトルで
「若々しい気持ちでいればおとぎ話も現実になり、105歳まで生きることに
なるかも」という内容なのです。
吉祥寺RED北桂子ママの「これを高齢者の応援歌にしたら」という薦めに
より日本語詩をつけ、このタイトルでフレンチキスで歌い始めています。

   ♪おとぎ話がかなうとしたら その秘密はひとつ
     いくつになっても変わることない 若い心
     時には無茶な冒険をして 夢破れても 笑い飛ばそう
     人生は流れが激しいほど ときめきは幾度も訪れる
     ・・・(中略)・・・
     もしも命が与えられて 105歳まで生きるなら
     若い気持ちを 忘れないこと
     今日も始まる 人生が

写真は昨年の日本シャンソン館にて、芦野宏さんと2ショットの北桂子ママ。
お2人とも10歳…いや、20歳位お若いですね

我が詩作②~歌ある限り

2009年08月09日 11時54分28秒 | Weblog
昨夜、NHK教育TVで作詞家の松本隆が、日本語でロックを歌い始めた草創期の苦労話をしていましたが、こんな私めも「シャンソンなのにどうして仏語で歌わないの?」という言葉を何度投げかけられたか分かりません
その度に「いえ、仏語のできない私が下手な原語で歌っても…」と、情けない言い訳をしてきましたが、先日札幌「銀巴里」で久しぶりにこの言葉をかけられた時「私は作詞家でもあり、日本にはないシャンソンの詩の内容の面白さを日本人に伝えたいと思っているので」と答えたら、ものすごく納得してもらえました。
ナ~ンダ、この手があったんだ
さて、シャンソンではないけれど、昔ペギー葉山の歌でヒットした「歌ある限り(If I never sing another song)」という曲のリクエストがあり、原語を直訳して貰ったところ「涙で振り向けば いつもそこに歌があった~歌はやさしかった~」という昔の日本語詩とはかなり違い、「私は若い頃皆に注目され絶賛され名声を得た、態度を変えなくてもお辞儀しなくてもよかった。今、褒め言葉の数々がスクラップに閉じ込められ思い出される~」といったシビアな内容でした。

   ♪いつでも太陽は 華やかな私に降り注ぐ
    誰もが私だけを見つめている
    輝くステージ 人々は争うように 私を求めていた あの頃
      歌は いつの日にも その時代の その願いを覚えている
      歌は 私だけの甘い夢を 置き去りにして 生きてる・・・

歌は愚かな人間を越えて生き残っていく~私なりの解釈で詩をつけた今年の詩作中の気に入り曲です。
(Photo:GAKU WAKAMATSU)

我が詩作①~おもいでの夏

2009年08月08日 21時21分31秒 | Weblog
8月も初旬を過ぎ各ライブもお盆を中心に一休みです
このところライブ活動と平行して、作詞活動もなかなか盛んにて
様々なリクエストや、訳詩、作詞の依頼で色んなドラマの世界に
浸れるのは、歌うのと同じ位好きな仕事です。
最近の、自分でもお気に入りの訳詩をご紹介すると…
まずは、先月もジョイントしたばかりの芳村直樹君のために書いた
M.ルグランの「おもいでの夏」。高校生が一夏、年上の女性と大人に
なる体験をする映画の主題歌で、ルグランの繊細で美しいメロディーが
印象的。この訳詩を直樹君はいたく気に入って下さって、先日の新宿
ライブで初披露、来月27日の仔猫ライブでも歌って下さる予定。
  
  ♪きらめく木漏れ陽 ゆらめく幻
   さまよう私に 季節の扉は微笑む
   真夏の憧れ この目にあふれて 光がはじけた
   ひとときの太陽こそ 命燃やす魔法 不思議なこの世界
   つかの間ゆだねた うつろう夏の日
   扉の向こうは 秋  ・・・

映画のようには行きませんのでせめて私も有里ブランドのドレスで
想像しつつ、この夏をキメてみましたが…
特に短いこの夏、皆様も素敵な思い出を