早々に入梅となってしまった東京、再開したウォーキングも足止めされていましたが、今朝は曇り空ながら後晴れとの予報に少し頑張って遠出をし、ずっと気になっていた中野区では一番大きなお寺「宝仙寺」(中野坂上駅近辺)まで行ってきました。なるほど、山門から見渡しても京都の寺院と遜色ない広さ、平安期に源義家によって建立され、千年の歴史を誇る真言宗豊山派の古刹として有名なだけあります。都市計画のため明治~大正期に移転された他の寺院群と違って、初め杉並区・阿佐が谷に開かれたものの、室町時代すでに現在の地に落ち着いたそうです。また、明治28年~昭和初期まで中野町(現在の中野区)役場が境内に置かれていたとか。
一対の仁王像が納められた山門の見事さ、大きな本堂(右隣は大書院)や三重塔などは昭和20年の戦災で焼失、後に再建されたものだそうですが、著名人(赤塚不二夫もここ!)の葬儀も多く執り行われるだけあって、各棟すべて威容を誇っています。