Junko散々語々

ライブ活動の紹介やシャンソン、自作の詩の解説、日常の雑感を三々五々綴ります。

EXW探索・シリーズ中野区の寺院②

2010年12月31日 03時53分23秒 | Weblog

パソコンが突然故障、全く起動しなくなって青くなりましたが、修理に出さずに何とか身内関係で直してもらいホッとしたところ。すっかり押し詰まってブログも更新できないまま大晦日だ~

やっぱり除夜の鐘を思ってお寺シリーズ続編を。早稲田通り沿いにある曹洞宗「青原寺」は、お寺としてよりも「青原寺交差点」として名高く、私も新宿方面からタクシーに乗ると必ず「青原寺交番を右に…」と言えば、運転手にはすぐ通じます。さて、改めてお寺をよくよく拝見したらなかなか門構えが立派。江戸寛政の狂歌師・朱楽菅公(あけらかんこう)なるお方のお墓があるとか。一見、都会のビルに埋もれていますが、この通り沿いはずらりとお寺が続きます

 

そのお隣が浄土真宗大谷派「源通寺」。やはり我が実家と同じ宗派で今年の締めと行きたく思います。慶長年間悲運の深志(松本)城主・小笠原長時の長子長隆が出家し、東本願寺掛所内に一棟を建立したのに始まるとか。何度か移転を繰り返し明治末期に現在地へ。「白浪五人男」等で知られる歌舞伎脚本家「河竹黙阿弥」のお墓があります。門脇の掲示板には「もしも愚者がみずからを愚であると知ればすなわち賢者である」という釈迦の深~い言葉が貼られておりました。この教えを今年の教訓と噛み締めつつ、除夜の鐘を聞こうと思いまする

皆様、今年1年お世話になりましたどうぞ良い新年をお迎え下さいませ


EXW探索・シリーズ中野区の寺院①

2010年12月10日 10時16分30秒 | Weblog

我が家のある中野区上高田近辺はなぜかお寺が密集しています。福井県のお寺出身の私ですが、もちろんそんなことは全く知らずに8年前小平市より転居しました。様々な物件を見て歩き、最終的に今の家を決めて契約となった時、住んでいた人が愛知県の実家のお寺を継ぐため手放すと知って驚きましたが、ご縁はそれだけではなかったことを後々知った次第です

物の本によると、東京の中心部にあった寺院が明治末期から大正時代にかけて、都市計画の為郊外に移され、上高田地区には20余りの寺が移転されたそうです。さて、我が家から一番近いところにあるのが万昌院功運寺という曹洞宗の立派なお寺で、大本山は福井の永平寺というのもご縁。元は別々の寺で双方とも1500年代に立てられ、めぐりめぐって上高田に移築されたものの、昭和に入って万昌院が焼失したことから、功運寺と合併したそうです。忠臣蔵で名高い吉良上野介義央や林芙美子の墓があることで有名です。右隅に何やら可愛い遊具が見えますが、このお寺は「まこと幼稚園」を運営していて、いつもちびっ子とお母さんたちが出入りして賑やかです

 

功運寺からほんの2~3分のところに月岬山神足寺があります。1607年に建立され明治末期に上高田に移転。ここは我が実家と宗派が全く同じ浄土真宗(開祖はいわずと知れた親鸞です)大谷派の寺で、東京にはこの宗派の寺は少ないと思い込んでいたので、歩いていて何気なく見つけた時は感激しました開基、行心和上は一向一揆の時織田軍と戦った本願寺の教如上人に感服、織田軍を去って本願寺の味方となり、後に大谷派の僧侶となったというエピソードがあります。高低差の多いこの地域、通りから急な石段を右に左に上って門前に着きますが、その途中の設えが見事で小ぶりながらも美しいお寺です。

                          


季節の大転換札幌報告

2010年12月03日 11時56分53秒 | Weblog

札幌より戻って2日目、今朝はもの凄い風雨でしたが、とにかくこの暖かさは何                       何せ一昨日まで雪景色を見てた身としてはこの落差についていけません 信じられない方の為にも北国のクール&ホットな報告をお届けします 

まずは前半、宿舎前の中島公園はやはり紅葉はとっくに終わってて、明治時代のホテル「豊平館」、その他の風景も、すっかり葉が落ちたけどそれなりに情緒ある最晩秋の哀愁を漂わせていました。

中頃は大通り公園のホワイトイルミネーションが点灯キレイだけど気温猛烈さぶ

そして後半、遂に来た冬がチラホラ落ちてくる時は美しいけど、どんどん積もって吹雪になり、朝になれば、この通り。誠に分かりやすい秋冬の転換でした。

しかしながら、札幌の温かい人情は相変わらず。忘れずお越し下さる常連様、昔、吉祥寺REDのママとご縁があり、ミュージカルで活躍、銀巴里でも歌い、今ライブもやるお店を構えている麻田マモルさんとお会いできたり(一緒に居るのはモチロン熊さん)、札幌に戻ったスージーにママからのプレゼントの素敵なバッグを渡すこともできました。札幌よ、今回も人生の素晴らしい1ページをありがとう

 オマケ:このもの凄い粘り気の異様な食べ物は納豆ではありません生まれて初めて食べたハタハタの卵です