Junko散々語々

ライブ活動の紹介やシャンソン、自作の詩の解説、日常の雑感を三々五々綴ります。

望月千里を偲ぶ会

2011年12月14日 22時15分04秒 | Weblog

9月のご葬儀以後、ずっと計画していた「望月千里を偲ぶ会」を12/11(日)、満を持してようやく開くことができました。

東中野にある「カフェ・ド・リヨン」というシャンソニエをお借りしたのですが、まだ新しく広くてレイアウトも素敵なお店で、一緒に企画したギターの佐藤ふじをも「会の趣旨にピッタリの店」と大満足。

   

13:30スタート。暖かく素晴らしい晴天で、このように大勢の方々が集まって下さいました。

 

   

フレンチキス、ルナソレイユコラボ。チャイナ風「憂いこともなし」を中国琵琶の王さん、パーカッションの吉田豊さんを交えて。

 

   

最終的にはこんなに大勢の出演者がプロ、セミプロ問わず出演して下さいました。千里ちゃんの写真、宇都宮「ふしぎの森」加藤さんより贈られたお花を囲んで。

合間に想い出を語って下さる方も交え、休憩なしの長丁場、でもお客様は誰一人帰ることなく、静かにしみじみと聴いて下さって、素晴らしい会となりました。きっと千里ちゃんも傍で聞いていたのでしょうね。皆々様、多大なるご協力を頂き、ありがとうございました。(写真撮影:若松岳)

何とか一つの区切りとなりました。気持ちも一区切り付けられるかどうか…今年もあとわずか、新年に向け少しでも前に進めるよう頑張ろうと思います。


神仏に出会う

2011年12月03日 13時59分54秒 | Weblog

久しぶりにやってきた上野。辛うじて雨を免れた公園内はいずこも木々が美しく色づき、秋が過ぎ去ろうとしています。

そうか、考えてみたらもう師走の2日、あれから2ヶ月半…ブログの更新がないとご心配頂く向きには申し訳ありませんでした。

     

ようやく足が向いてやってまいりました、「法然と親鸞ゆかりの名宝」展です。チケットを頂いたし、我が実家・浄土真宗の開祖とその師匠ゆえ、一度は見ておきたいと… 

法然800回忌、親鸞750回忌が重なるとのことで、館内は4つの部屋に分かれ、多くの肖像画や、伝記絵、彫像、直筆の書、阿弥陀如来像等々…。更に弟子等縁の方々の活動、入滅後も信仰の広がりを示す名宝が各寺院に残されているとのことで、すべてをゆっくり見ようとするとたっぷり2時間かかり、3~4番目の部屋へ行く頃は、正直疲れたの何の…(バチあたりめ)

平安末期~鎌倉、末法の世と言われたこの時代に必然として生まれた「浄土」という思想の宗派、混迷の今の時代に重なるとよく言われますが…戦乱と疫病、河原に死体が累々と転がっているような時代と今は、さすがに違う。しかし800年もの時を経て近しい人を亡くし、いずれそう遠くない日に己れも思えば、仏教に何の意味があるのか日々深く考えさせられる、重く暗い時代ではあります。

前日(12/1)は我が盟友・小松長生氏指揮の第九をオペラシティーまで聞きに行き、2日連続で西洋と東洋の神仏に出会った気がする師走の入りです。