長丁場の歌の旅もいよいよ最終の地、我が故郷・福井へ名古屋から直通で入りました。28日前日入りなので、お気に入りの温泉
六角形の湯船や畳敷きのお風呂がある三国観光ホテルでのんびりしたいところを、札幌入り前にすでに送ってあった、自前の音響設置のためすぐにライブ会場へ
三国町の「風の扉(ドア)」というネーミングも素敵なこのお店は、景勝の地・東尋坊の近くながら、緑濃い山側に建てられ、海の香りはまさに風だけで感じるもの。翌29日やってきたルナソレイユ・ピアノ鈴木裕子ちゃん(食事中のスナップ)と作ったオリジナル「時の扉を開けて」のラストナンバー「ドアを開けて」にあまりに符合するので、もちろん29日夕「風の扉ライブ」ラストはこの曲を歌いました(CDは残念?ながらすでに完売)
話は戻って、前日入りした夜ようやく一風呂浴びた後、足はどうしても「魚志楼」へ……。7/8にupしたブログでお話したように、恐らく久しぶりの三国ライブを誰よりも楽しみにしていて下さったはずのマスターが心筋梗塞(今、サッカーの有名選手もこれで倒れ、話題となっていますが)で急死。お店はママと息子さんで何とか対応できるので、1週間休んで7月半ばから再開したとのこと。カウンター中、いつもマスターがその前を行ったり来たりしていた棚の上に遺影が…
本人も未だに自分が死んだとは思わず、その辺にいるでしょう、とママも息子さんも…
団体さん等がはけたところで、ママとや
を酌み交わし、20年前からの思い出話が始まり、話し足りずに、田舎で唯一夜遅くまでやっている洋風レストランへ。「まだ旅行にでも行っているかなという気持ち。未だに涙も出ません」とママ。さぞやと思いやられました
翌日のライブにママはちゃんと来て下さり、私が1曲だけと、マスターがあまりにも好きだった谷村新司の曲を追悼を込めて歌いましたが、途中私が何度もボロ泣きしかかっても、ママはジッと耳を傾け静かに微笑んでおられました。
打上げは地元の方々と最終的にもちろん「魚志楼」へ行きましたが、その前にちょっと寄ったお寿司屋さんで、地元の漁師さんが獲れたての甘エビを大量に持ち込んで下さって、甘エビ大好き裕子ちゃんは大満足でした