去年の夏以来締めていないアンティークの夏帯。柄は好きだけれど、 何しろ短い。長さ3.2mぐらいしかなく、普通の締め方では柄が出ないため、先にお太鼓を作る方法で。でも面倒くさくてねぇ。それと帯芯が分厚く、帯皮の汚れも気になっていたので、思い切って作り直すことに。
↓去年着たときの写真。お太鼓優先の柄出しなので、前柄がイマイチ
↓さっそく帯を解いてみたら…。お太鼓部分の帯芯2枚のうちの1枚が、何と紙だった! 正確には厚手の和紙ね。ところどころ破れているのが紙っぽい
今まで、それなりにいろいろな帯を解いてきたけれど、帯芯が紙って初めて。手ぬぐいを帯芯の一部に使っていた、なんて帯がありましたが。
帯皮は色落ちするだろうなと思ったら、案の定けっこう落ちたので、手早く洗って干すときにひと工夫。
↓しわ予防のために濡れたまま干すと、布がくっつき合って色移りしてしまう。それを防ぐためにハンガーにタオルを巻くようにかけ、その上に布をかけます
そして生乾きのうちにアイロンを。刺繍部分が心配だったけれど、意外に丈夫(?)だった。ホッ。