相台万朗Sodaiブログ

和歌山からきて今は千葉県人に、東京銀座でウエスタンバンジョーの店を36年間やらせていただき、もっかしたずみしてます。

無印「むじるし」      (連載―477)

2023年06月05日 | 経験・体験
足ざわりがよくて、水流が足の指間をかけぬけて、ころころとした石が布とすれ合って、水虫の足には、たまらない快感だ。

えー! こんなに洗濯物を溜めて、今日は、まとめて川で洗濯じゃ~、パンツ、ももひき、ひとり はぐれた靴下、シーツと抱えられる物すべてをハグして川に投げ出し白い粉洗剤をふりかけて、阿波踊りのように足を交互に布を踏んだ。

布から出る汚れは川の流れと共にして汚れが落ちてゆく、全自動ではないが洗濯とすすぎが一緒だ。

  乾燥は河原の熱い石の上に洗濯物を並べ、風に飛ばされないように適度な大きさの石をのせて天日干しだ。
泳ぎに疲れて原場に戻れば、さわやかな乾きになっていて洗濯物もダイエットで軽くなっていた。

弁当~べんとうーとおじさんが首から紐をかけて弁当とお茶を売っていた。座席の下からあたたまった空気が窓ガラスを白く曇らせていた。
朝だ!弁当売りのおじさんの声がホームの雑踏に交じって聞こえて来た。汽車の窓を両手で上にこじあげ、おじさん弁当一つとお茶下さい。
 
汽車の窓から見えるホームのアワただしい景色は山奥の田舎から出てきた私にとって都会を感じ、戦いのはじまりのようだった。
50年前、山奥から史上最低の知識で都会に来た。
 ハーイ!みんな集まれ、街は人に溢れ、これから知識のテストをするからと突然、抜き打ちに問題と解答用紙を配られた。結果、私が一番の低空飛行だった。
もっと賢い筈なのに世間知らずだ。
 
夢で、この宇宙で一番早い光を追っかけている夢を見た。とノーベル物理学者のアインシュタインがドイツの学校の公園で寝そべっていて夢を見たようだ。
 1+2=4と解けるが、私にはこれ以上、聞かない方がいいと思う。

  アインシュタインは、年少から天才的な能力を発揮し、光に速さを見つけだし、相対性理論を考えだした。
 凡人の私は暗闇で懐中電灯をつけると遠くの物が瞬時に照らされる。光に速さなど考えられない。
 どうすれば原子爆弾なのか何億光年も架けても理解できない。

1メガトンは中学校の3階建てビルが無くなる威力と聞いたが広島に落された原子爆弾は何メガトンだろう。

 アインシュタインは、ドイツのナチスから逃れるようにアメリカに亡命した。
原子爆弾が広島、長崎に落されたと聞いて愕然としたようだ。
人間は愚かだ。いずれ誰かがつくるだろう。

  横道を眺めながら決められたレールの道を真っすぐ走っていれば故郷に錦を飾れる未来があった。
 
成功者の体験段を伺って、アクセルをふかせた。
戦後の高度経済成長と池田勇人の所得倍増政策の実現に国民が一体となって、もはや戦後ではないと言わせた。
バブル経済で大きく得した人、大きく損をした人。
人は夢から覚めたようだ。国民全員が酔って現実が見えなくなっていた。
バブル(泡)は消えた。

 若者は日本の好景気は知らないだろうし。気づけば日本全土に外国の軍事基地と軍隊が駐留する独立国になっていた。

45年前は、旦那一人で2人の子供を養っている家庭も多かったが、現在は皆、共働きだ。

 ある有名なライブハウスに行った。ある見習い歌手の卵が、譜面一枚持ってその店のオーディションに見事合格した。
ブルーの照明が白い革のソファーに反射して、おのずと足を組んでしまった。日本人なのに外人が話しかけてきてオーダーをした。
 
生バンドも入り、なんだか歌声も訛(なま)っていた。聞いたことのない発音で新鮮だった。

 おばさーん、叔父さん息してますが、そんな筈はない、さっき,お医者様に、ご臨終と言われたばかリ。
それから、叔父さんは5年間もいきた。噂では、生きかえった人は長生きすると。

 ある歌の詩に「都会では自殺する若者か多いと、昨日来た夕刊の端に書いていた。それでも、陽は東に上り、西に沈むと」と歌っていた。

もう30年前から知っているある男が失恋した。男はビルの上から鳥となった。
その男が横倒る上の雲を眺めていた。もしかしたら羽をひろげて悠々と空をと思った。
ただ、都会の雑踏だけが聞こえただけで普段の都会の姿を見せていた。

 今年も台風で何人の命を浚えばいいのか、真っ黒い雲は、何人の命をかかえて知らぬふりをして北に逃げるように流れていた。

 徳川家康が貧しい漁村だった地を気に入って、神田駿河台の山を削って海を埋め立て銀座の街をつくった。

ちなみに、東京湾のお台場の砲台は江戸時代、高輪の山を削って、海を埋め立ててつくった。重機もなく、職人が短期間で東京湾につくったようだ。

 酔って六本木の交差点近くのお墓に寝たことがあったが、昔は土葬で、さみしい小高い山だったのだろう。街は裏の顔が好きだ。

 まだ一滴も飲んでいないのにふらつく、とっくり🍶がコロコロ転がっている。てことは家が傾いていることになる。


おかみさんも古いが戦争にも耐えた、銀座の路地裏の店。
塩尻(長野)から新橋の芸者だった。口は悪いが憎めない。

 人生には谷もあれば谷もある。そんなことを考えていたら渋谷駅は谷だ。昔、海だったとも聞いた。道玄坂、宮益坂と坂の街だ。ハチ公の待っている辺りが坂下のようだ。

 57歳の時、倒れ、意識不明になったらしいが、ここは第二の世の中だ。
立つことから始めて歩くことができるように訓練した。足が人を運んだり、楽しさを見せてくれる。

歩くこと、走ること、三段跳び、トンデモない足への重圧がかかる。

ある人が富士山に登ろうと誘ってくれたが、上りはなんとか訓練次第でなりそうだが下りは足にかかる重圧は半端でない。
42.195キロも走るマラソン選手、42キロも走る体力も精神力も大変なのに人間の骨と筋力にブラボーだ。

 なにも言っていないのに心蔵、肺もかってに動いている。自律神経が自立して臓器を動かしているらしいが私はしらない。私には記憶がない。


  宇宙は広い~な大きいな行ってみたいなお月さ~ん。

お月さん黄色く輝く光は1秒前の輝きだ。
最も近い太陽系惑星でも4光年も係ると言う。
他の惑星アンドロメダ銀河までは、250万光年も離れている。
光の速さで私の寿命をもってしても到達できない。

宇宙は膨張していると言うが宇宙の果てもわからないのに膨張の意味が理解できない。

🐂
やめ~タ☂

コメント
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