遥か彼方へ

行きかう年は旅人なり
いずれの年よりか、片雲の風に誘われ漂泊の思いやまず
我、前だけを見据え最期まで走らむ

トドワラをめぐる

2023年08月09日 | 日々の思い

8月7日(月)

 

▲ 道の駅・知床らうす での朝

朝食のあとはブログ仕事で、昼を待つ。

 

お昼になった。

▲ 知床食堂の2階レストラン

満席。オススメ第一位の「羅臼昆布羅~メン」を食べたい。

待ちリストをみると4組いる。食事内容からしたら回転が早いはずだからと言い聞かせて待つ。

 

 

▲ はい、羅臼昆布ラーメン

スープ、麺、トッピングまで昆布づくし

 

 

▲ 麺は昆布が練り込んであるのだろう、緑色だ。

旨味が濃くて、おいちー。

 

 

▲ 完食だ。

 

さあ、昆布ラーメンを食ったから出発だ。

またオホーツク海沿いに走って、

▲ 野付半島へ入った。

 

 

▲ 野付半島は、全長26km、日本最大の砂嘴(さし)、つまり砂がたい積してできた半島だ。

そのなかでも赤丸したトドワラにネイチャーセンターがあり観光客が集まる。

 

▲ トドワラは天然のお花畑、原生花園でもある。

さあ、ラーメンも食ったし、歩こう。

始めだけ雨の溜まっている箇所があったが、あとはOK。

 

 

▲ ハマナス

だいぶ、くたびれてきたな。

 

 

▲ エゾフウロ

雨風にさらされて、花びらが切れているじゃないか。

 

 

 

▲ エゾナデシコ

なでしこジャパンはどうなるのだろう(関係ない)

 

 

▲ エゾノシシウド

 

 

▲ どんどん歩く

 

 

▲ 歩くのが嫌な人、難しい方 はトラクターバスで進む(有料)

 

 

 

▲ トドワラ に到着。

トラクターバスもここまで。

トドワラとは、トドがわらわら いるところではない。

 

 

▲ 砂嘴のトド松林が、海水に浸されて枯木群になってしまった状態をトドワラ言う。

 

 

▲ ここから木道に変わる。

 

 

 

▲ この先で、左手と右手に分かれる。

 

 

 

▲ 左手の木道を進む人たち

 

 

ボクも先ず左手に行く。

▲ ずっと続く

 

 

 

▲ 木道がなくなり砂嘴だけになる。

この先に船着き場があるようだ。

 

 

▲ 右手の木道を進むと、その先に

ほんの数本だけの、本来のトドワラが残る。

 

 

 

▲ とど松の枯れ木群

今はこれだけ。ボクが学生時代のときこの地に初めて来た時、トドワラ群はもっと広く観られた覚えがある。50年前ね。枯れ木はその後更に腐朽し土に還ったのだろう。先ほどの看板の説明にもあったように、「塩湿地植物群落に置き換えられる自然の生み出す大きな流れ」なのだ。

 

1時間ほどのウオーキング。

▲ ネーチャーセンターに戻る。

 

 

 

▲ 2階建てのセンター内部。情報展示の他、軽食事どころもあって明るい。

 

 

▲ むかし家内と来た時は、ここにやせ細ったキタキツネがひょこひょこ餌をねだりに出てきたが、あげることはできず。今回は見当たらず(笑)。

前回一人で来た時、次回はここで車中泊しようかと思ったが、この天気ではね。それに羅臼でも海岸近接で今日も潮風に晒されるとなると、車内がめちゃ湿っぽくなる。無理だな・・。

 

更に野付半島の先端にクルマを進める。

 

▲ 灯台が遠くに見えるこの駐車場までクルマが入れる。

 

 

▲ 灯台 あそこまで歩いていくことはできる。前回したかなあ?

あの果てに「幻の町キラク」があったと言い伝えられている。発掘調査も行われその出土品が別海町郷土資料館に展示されているらしい。学術的には「野付通行屋跡遺跡」。キラクは遊女の住む歓楽街だったようだ。本土から隔離して造ったのがミソ。オトナのていうかオトコの、見果てぬネバーランドだったのだろう。

 

さて、では出発。

▲ この砂嘴の一本道は、意外と長い。15分ほど走り続けただろう。

 

 

▲ 野付半島の付け根にある公衆浴場くすのきへ@480

二日ぶりで、すっきりした。

 

しばらく南へ走って

▲ 道の駅・おだいとう (尾岱沼)に到着。

こんばんは、ここでお泊りだ。

 

 

本日の走行