遥か彼方へ

行きかう年は旅人なり
いずれの年よりか、片雲の風に誘われ漂泊の思いやまず
我、前だけを見据え最期まで走らむ

野付半島の寂寥感は

2024年07月12日 | 一般旅

7月12日(木)

 

▲ 根室市・明治公園での朝

 

 

▲ 花咲ガニの饗宴のあと

ここにお泊まり組は他に2台いたかな。

 

 

▲ 明治公園のもう一つの駐車場へ移動

ここには炊事場と分別ごみ捨てができる有難いところで。

鍋を洗ってゴミ処理を。

掃除のおじさんが話しかけてきて、「どこから来たの、ここはノシャップ岬ぐらいしか何もないからねえ」

「いやそんなことないですよ、静かないい町じゃないですかあ、大好きですよ」

と言いつつも、今回はノシャップ岬には行かずに

出発!

 

ほんと何もない海岸線を走り続けて

道の駅おだいとう(尾岱沼)で停車。昼食の車食を。

▲ 野付温泉浜の湯へ

午後2時オープンに合わせてトーチャコ。@490円 シャンプー他は無し。

老朽化の進んだお風呂だ。ボクのあとに二人の高齢者の方が入ってきた。地元の方は来るのだろう。おそらく来場者数の少なさから設備更新は難しいのだろう。

 

ジャーニー続行。

まもなく野付半島へ入った。

▲ 真っ直ぐな道を走る。

家は有るが誰も住んでいない野付半島。

 

 

▲ 左は海、右は潟の砂洲の細い部分を進む

これって、この風景って、なんか見たことのあるイメージ・・

 

▲ P 第2しべつ展望パーキング に停めて。

左側の海。国後島が見えたか見えないか覚えていない(意識が低いなあ)。

 

 

▲ ナラワラが見える駐車場に停める。

野付は何回も来ているのだが、ここでナラワラを見るのは初めて。

ナラワラはミズナラの木が、地盤沈下・塩水で立ち枯れた景観。

 

 

 

▲ 潟の水面から霧が立っている

 

 

 

▲ 立ち枯れ ナラワラ

 

 

ネーチャーセンターに到着。看板地図で

▲ そもそも野付半島は、隣接する国後島の右からくる海流と、左からくる海流がここでぶつかって、砂が堆積してできた。左上のナラワラ辺りは細くなってきているが、下の砂洲は今も膨れているらしい。

今日はネーチャーセンターで止まって、明日はトドワラを今回も散策。迷っているのは、灯台の先の下の喜楽岬まで探索するかどうかだ。天気次第だな。

 

 

▲ ネーチャーセンター2階から

 

 

▲ 左から右に伸びるのが、トドワラ。

 

 

 

▲ ネーチャーセンター 9AM~6PM

自然資料展示の他、土産、食事処、トイレが備わっている。

 

 

▲ 前に駐車場

Harmonyはずっと先方に停めている。

ずいぶん昔、家内と来た時はやせ細ったキタキツネが1匹、餌をねだりにヒョコヒョコ現れて、驚いたなあ。

午後5時を過ぎた頃から、残るクルマは皆無になった。

当たり前だよな。こんなところで一人寝るなんて(笑)。

 

やっと思い出した。検索。そうアンドリューワイエスの

 

▲ 「クリスティーナの世界」だ。

 

ワイエスが描いたのは米国の東海岸一番北のメイン州の海岸。メイン州は北海道とほぼ同じ緯度。ロブスターを食べてスキー場にも行った。

あの寂しげな雰囲気、何もない寂寥感が似ている。

クリスティーナが何をしているか?もし関心がおありなら、こちらを見てちょ

 

さて、夕食だ。

またかよ

 

 

▲ ビ、ビンとびっくり 「ビビンバ&ヤンニョムチキン」

いきなり韓国かよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


今日は 花咲ガニの日

2024年07月11日 | 一般旅

 

7月10日(水)

 

▲ 霧多布岬キャンプ場

残念ながら、今朝になっても霧は晴れなかった。

給水とゴミ処理を済ませて、出発!

いったん、根室に向かいかかったが、ちとこれではいくら何でも。

霧多布岬に来たのだから、霧だけでなく、岬を見てこなくては。

 

 

▲ ということで、ちょっと先の展望台へ来た。

 

霧がかかっていることは、変わらないのだが

▲ さすがに、岬の崖が見えた。

手前の崖端に、キャンプ場が位置してたのだろう。

崖下の海には、ラッコは見えなかった。

霧とは関係ないのだろうが、今はラッコの時期なのかどうかも。

 

花は咲いていまして

▲ 黄色い花とか

 

 

▲ ハマナシ も。

 

 

▲ この展望台の駐車場 

展望台はずっと向こうに。

車中泊だけならこの駐車場のほうが、何の手間もいらない。トイレも数が多く、キレイ。

 

~・~・~

では、思い残すことなく根室へ!

 

▲ 根室市内への中継点 道の駅スワン44ねむろ

 

ここで

▲ 花咲ガニの 甲羅付きむき身を買う。

冷凍状態で、値段は上下あり。これは下位の2400円也。

解凍すれば、このままむき身を食べれるよと、おばちゃん。

 

この道の駅でブログアップ作業を終えて、午後1時頃に花咲港のこの店に到着。

▲ かに屋めし屋 大八

駐車場が無い! おっちゃんが出てきて、店の前に停めていいよ。

ライダーのガイドブックを見て来るので、こういう感じの店が多い(笑)。

 

▲ 意図的に遅らせて店にきているので

お客はボク一人。あとで騒がしいおばちゃんグループが入ってきたが。

おばちゃん達もボクも注文するのは、「花咲カニラーメン」@1300円 だ。

 

 

▲ うん、確かに花咲ガニがたっぷり入っている。

これ、ほんとに、乙な味で、旨かったよ。

カニ中華丼とかカニチャーハンも食べてみたいな。

 

食事のあと

▲ 花咲港に出てみる。

花咲港には家内と随分昔にレンタカーで来ている。そして、店売りしてるナマ花咲ガニを買った。旅先でナマのカニを買ったのはこれが初めてで、印象深く残っている。

あの店を探してみたが・・もう無かった。

「失われた時を求めて」花咲港へ来たがもう失われていて、寂しかった。

 

花咲港から根室市内へ。

市内のイオン、マルシェデキッチンに寄って、食材を調達。

丸々の花咲ガニを買いたかったが、去年は求めたイオンには売っていなかった。カニカマは有ったが(笑)。

▲ お決まりの明治公園に停める。

昔のサイロが2本保存してある公園。

 

そして、夜の饗宴が始まった。

▲ 白菜、長ネギ、シイタケ、豆腐 と 甲羅付きむき身の花咲ガニね。

レシピには春菊も入っていたがイオンに売ってなかった。

シイタケは十字に切ってとか書いてあったが、やり方わからんのでそのまま。

スープは、鍋むけの4袋入り出しの素が売っていたのでそれで。

 

さあ、煮るぞ。

▲ 煮あがったところで、花咲ガニの身をほぐして

上手い具合に出来た。

味も、いいよ、いいよ、コレ。

 

あ、感動のあまり忘れていた。

▲ カンパーイ。

 

少し食べたあとは

▲ 卵2個、青ネギ、海苔 を足して

おじや にして平らげた。

量も一人分で、ちょうどよかった。

報告した。

 

「一人でできるじゃない」と言われたから7月10日は 花咲ガニ記念日

 

 

 


厚岸を離れ 霧多布岬キャンプ場へ

2024年07月10日 | 一般旅

 

7月9日(火)

 

▲ 厚岸の朝 4:44AM

 

早く起きてしまった。

 

▲ 朝食

久しぶりのホットサンドにして。玉子、ベーコン、マカロニサラダ 入り。

ブログアップしたら、昼時になった。

 

▲ 道の駅厚岸グルメパーク

ここで食べようかどうか迷った。

 

▲ 厚岸のウリは、やはり牡蠣。昨年は水揚げが無かったが、今年はあるみたい。

しかし生ガキは得意でない。

魚貝の炙り焼きは・・昼間からだとビールは飲めないし。

 

今回は見送りだ。出発。

霧多布岬へ。

▲ 先ずは、ここで入浴。午後12時。

そしてキャンプ場・車中泊の許可証の受付を。

合せて有料ゴミ袋を(2L 50円)。

スッキリして、すぐ近くのキャンプ場へ。

 

▲ 到着。初めてのキャンプ場で、ここもうなぎさんを真似て(笑)。

しかし、もうガスガスで何も見えず。

 

 

▲ 有料バンガローと、テント張が数件。

 

 

▲ 許可証をぶら下げて車中泊へ。

ここでタープを張る気もない。

ここでの停泊は、給水とゴミ処理なので。

それでも、霧が晴れてくれたらいいのになあ。

 

▲ 夕食は、また冷凍食品で。

「バターチキンカレー&牛丼」とな。

 

チン8分で。

▲ 一丁、出来上がり。

バンバンと満腹かな(笑)。

 

今晩、旅人は霧の中のジョニー。

おやすみなさい。

 

 

 

 

 

 


釧路湿原を展望し ちょこっと歩く

2024年07月09日 | 一般旅

 

7月8日(月)

 

道の駅うらほろ(浦幌)での朝。

ソーラー不足で、ポタ電が電力ゼロに。離れた所で、自家発電をガラガラやりながらブログを書いていた。

自宅同様、1時間余で満充電に。

出発!

 

釧路市近くの

▲ 「豚丼 ぶた福」 へ

ライダーガイドには、釧路で一番美味いと記載があったので。

去年は帯広で超評判の豚丼店へ向かったら、店前に長蛇の列で、「秩父の味噌豚丼は旨い」とつぶやきながら諦めたので。帯広は考えてない。

午後1時過ぎに入ったので待たなかった。イイね。

 

▲ 店内でナンバーワンと貼ってあったミックス豚丼を注文。

ロースとバラがミックス。2種の違いがそんなに分からないボクの舌でした。

これもいいが、ボクはもう少しコテコテ味のほうが。

 

▲ オッ、とーちゃこ爺さんも来てる。

タバスコをいっぱい掛けて食べていたよ。(するか)

 

腹ごしらえして、ここからそんなに遠くない

▲ 釧路市湿原展望台へ

釧路湿原をもっと身近に触れてみたいと思っていたが、あまりにもベタな感じもするし、ノロッコ電車とかに乗るのも観光客っぽいし(笑)、難しいジーサンは、結局またここへ来た。

キャンカ―初期のころ家内とこの展望台に寄ったことはあるのだ。あれから10年以上経っているからいいだろう。

 

展望台はもういいので、遊歩道を歩いてみよう。

▲ Oh!NO!

しかも、いかにも鬱蒼とした遊歩道で。こりゃ、出る!

爺、危うきに近寄らず。

 

で、480円也の展望台へ。

▲ うむっ、確かに広いなっ。

後楽園がいくつの例えは、効かない。

 

 

▲ 駐車場も広いなっ。

 

ここから見てるだけでは・・

よしっ、ちょこっとだけ歩こう。

逆回りでサテライト展望台とかいうところまで行って、Uターンしてもいいし。

 

▲ 木漏れ日がよろし。

 

15分ほどで

▲ サテライト展望台へ

 

 

▲ まずこの前で撮って

 

 

▲ 1枚だけでは、当然収まらない。

 

 

▲ ワイドで

特徴的なのは、周りの森林が残されていることか。他の地の湿原は、湿原だけで周りはダイレクトに山だった。

それもそのはず、ここは昔、どれだけ昔かは知らないが、昔海底だったのだ。

日本で一番広い釧路湿原。広さ的には日本全体の湿原の6割を占めると他の観光客が言っていた。

釧路湿原よ、永遠なれ。

 

Uターンではなく、そのまま周る。

▲ アップダウンもそれなりに有った。

 

1時間ほどで周遊を終えた。

 

▲ 展望台受付で借りたベルを返してこよう。

「ありがとう。熊出なかったよ。人がいっぱいいたけど。」(そんなにはいません)

 

釧路市内には今回も入らず、そのまま走って。

 

▲ 道の駅 厚岸グルメパーク にトーチャコ。午後5時。

向こうは海。

去年と同じく、ここで炙り料理を食べようと思っていたのに

月曜日は道の駅全部が定休日だとお!

そんなのありかよー。(うん、秩父の道の駅薬師の湯が火曜日休みだな)

 

しようがねえなあ。

▲ 旅前に調達してきた冷凍食品を取り出す

最近、冷凍食品が手軽になったな。

 

▲ はい、何もせずに出来上がり。

ちとパスタの水気が無いな。しかしオイリーな具と混ぜ合わせたら、それなりのパスタになった。

今日も一日、ごくろーさん。

 

 

 


襟裳岬の夏は何も無い?

2024年07月08日 | 一般旅

 

7月7日(日)

 

道の駅みついし(三石)での朝。

昨日のブログアップしたあと

 

▲ 駅に併設する「みついし昆布温泉 蔵三」へ

朝10時からの温泉に入る。

三石産昆布を浮かべた昆布湯? そんな湯舟あったかな。湯の底が薄っすら黒くなってはいたが。お湯を舐めてみないと分からないな。(するか)

 

そのあとは襟裳岬へ70km一直線。

▲ 襟裳岬駐車場に到着したのは1時頃。

ガスっている。今日は一日中、曇り/雨 だから見てくるしかない。

 

▲ 灯台横を通って

 

 

▲ ほどなく「襟裳岬」の標識があるポイントへ

たいていの方はここで帰る。

 

 

▲ 標識の真下、向こうはガスで、何もていうか、あまり見えましぇーん。

 

 

▲ 襟裳岬の記念歌碑がある。

作詞者の岡本おさみはここに旅行したとき、漁師さんに「いいとこですね」と話しかけたら「なんもないんだー」「何もないの、いいじゃないですか」「なんもないんだ。焚火してるしかしょうがないんだ」。その日は寒い日で、民家で「何もないですがお茶でもいかがですか」と温かくもてなされたことと合せて感動して作詞したとか(Wiki)。1974年1月リリース。

 

しかし、これだけじゃほんと何もないから

▲ 脇道を下りてみることにした。

 

 

▲ したら、もう一つの標識スポットに。

 

 

▲ 「襟裳岬突端」だと。

ここが岬の「突端」なのだ。

 

▲ しかし「突端」と言っても、突端らしき岩地だけで、その先の海が見えないので

また、下りていった。本当に、もう何も無いのか。

そこまでやる人は、その日誰もいなかった(笑)。

 

▲ 岬下の浜に下りていく。

 

 

▲ 岩礁が散らばる岬下の浜。

 

 

▲ 後ろを見上げると

左が最初の「襟裳岬」標識のある崖で、右手前が「襟裳岬突端」標識の有った処か・・。

 

うむっ、納得。

 

▲ して、かもめのジョナサンしかいないと。

 

 

駐車場に戻ったら、カンバンがあった。

▲ 看板地図で歩いたコース、黄色線を確認。

YAMAP地図は使わなかったので。

 

 

▲ 遅い車内メシを食べた。

ここは広い駐車場とキレイなトイレがあるよ。

 

 

▲ 駐車場の横には、食事処、海産物売り場が揃ったお店もある。

 

襟裳岬は、決して何も無いところではなかった。

 

襟裳岬の後は、一気に100km走って

▲ 道の駅うらほろ(浦幌)にトーチャコ。午後5時。

うん、ここで暖かい珈琲でも淹れて、くるくるかきまわしながら、ゆっくり休もうか。

気温20度C(ほぼ一日中)。

 

 

襟裳岬 - 森進一 (襟裳岬 原曲) HD

「理由(わけ)のわからないことで 悩んでいるうち 老いぼれてしまうから・・」

「いじけることだけが 生きることだと 飼い馴らしすぎたので・・」

いたく哲学的な歌詞だよね。